潮風を感じる東京湾サイクリングコース|ワンイチから初心者向けまで距離別紹介

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東京湾エリアは、都心からアクセスしやすく、海と都市の両方の魅力を満喫できる人気のサイクリングスポットです。レインボーブリッジや東京ゲートブリッジなどの象徴的な橋梁、お台場や豊洲などの近代的な街並み、そして潮風を感じながら走れる海岸線など、多彩な景色が楽しめます。初心者から上級者まで、それぞれのレベルに応じたコースが豊富にあり、家族連れでも本格的なロングライドでも対応できる魅力的なエリアです。今回は、東京湾サイクリングを存分に楽しむための情報を詳しくご紹介します。

目次

東京湾サイクリングの初心者におすすめのコースはどこですか?

初心者の方には、お台場から若洲海浜公園を結ぶコースが最もおすすめです。このコースは距離が約15~20kmと適度で、アップダウンも少なく、整備された道路を走ることができます。

まずお台場海浜公園からスタートして、自由の女神像や砂浜から都心のビル群を望む絶景を楽しめます。その後、シンボルプロムナード公園を通り、まっすぐで走りやすい道が続くため、サイクリングに慣れていない方でも安心して走行できます。最終目的地の若洲海浜公園では、東京ゲートブリッジの真下を走る開放感抜群のサイクリングロードが待っています。

葛西臨海公園も初心者やファミリーに最適なスポットです。広大な敷地内に整備された約5~10kmの周回コースがあり、大観覧車や水族園などのレジャー施設も充実しています。鳥類園でのバードウォッチングも楽しめ、一日中のんびり過ごすことができます。

横浜みなとみらいエリアでは、約10kmのコンパクトなコースで、赤レンガ倉庫、象の鼻パーク、山下公園など、見どころがまとまっています。観光地のため歩行者が多いエリアですが、安全第一でゆっくり走れば、おしゃれで都会的な雰囲気を満喫できます。

これらのコースは全て、駅からのアクセスが良く、輪行でも気軽に行けるのが魅力です。また、コース上にはコンビニや休憩施設が多数あるため、補給や休憩の心配もありません。レンタサイクルが利用できる施設も多いので、手ぶらでサイクリングを楽しむことも可能です。

東京湾一周(ワンイチ)サイクリングの距離と所要時間はどのくらいですか?

東京湾一周サイクリング、通称「ワンイチ」は、距離約180~205kmの本格的なロングライドコースです。獲得標高は300~574mと比較的少ないものの、所要時間は10~12時間を見込んでおく必要があります。

代表的なルートは、東京・日本橋を起点に反時計回りで進むコースです。東京から横浜みなとみらい(約35km)、横須賀・久里浜港(約70km)まで陸路で走り、東京湾フェリーで千葉県の金谷港へ移動します。この船旅は約40分間で、料金は自転車込みで片道1500円です。フェリーでは脚を休めて後半戦に備えることができ、船内では軽食の購入も可能です。

金谷港から木更津(約40km)、市原(約70km)、船橋(約30km)を経て、最終的に東京・日本橋に戻る約135kmの陸路となります。フェリーの運航時間は始発6:20、最終19:20(季節により変動)なので、ライド前には必ず時刻表を確認しましょう。

ワンイチは上級者向けのコースですが、エスケープルートが豊富なのが特徴です。東京、神奈川、千葉の各地に鉄道駅があるため、体力やトラブルに応じて輪行で離脱することも可能です。このため、距離に不安がある方でも挑戦しやすいコースと言えます。

成功のポイントは早朝スタートです。午前5~6時に出発すれば、日没前にゴールできる可能性が高くなります。また、コンビニや休憩スポットが多いため、補給や休憩をこまめに取りながらマイペースで進むことが重要です。冬場は日照時間が短いため、夜間走行の準備も必須となります。

東京湾サイクリングで絶景が楽しめるスポットはどこですか?

東京湾サイクリングの最大の魅力は、都市と海が織りなす多彩な絶景スポットです。まず外せないのがレインボーブリッジです。芝浦側から自転車専用の台車を使って歩いて渡ることができ、お台場側の景色を一望できます。歩行距離は1.7kmで、東京湾の象徴的な景色を堪能できる特別な体験です。

東京ゲートブリッジは若洲海浜公園から間近に見ることができ、その迫力は圧巻です。晴れた日には富士山も遠望でき、特に夕景や夜景の美しさは格別です。橋の途中まで徒歩で登ることも可能なので、時間に余裕があれば挑戦してみてください。

豊洲ぐるり公園は、レインボーブリッジの最も美しい姿を眺められる絶好のフォトスポットです。愛車と一緒に記念撮影をする場所として非常に人気があり、豊洲市場を文字通り「ぐるり」と囲む長い湾岸遊歩道からは、都心のスカイラインも楽しめます。

千葉ポートタワーからは、高さ125mの展望室から東京湾を一望できます。千葉市側から見る東京湾の景色は、また違った魅力があり、特に夕景や夜景が美しいと評判です。幕張海浜公園では、美しい日本庭園「見浜園」や広々とした芝生が気持ち良く、いなげの浜は日本初の人工海浜として知られています。

富津岬では、東京湾に突き出た岬の先端にある明治百年記念展望塔から360度のパノラマが楽しめます。五葉松をかたどったユニークな形の展望台からは、東京湾や対岸の三浦半島、天気が良ければ富士山まで見渡せます。

観音崎エリアでは、日本初の洋式灯台である観音埼灯台の白亜の美しさと、横須賀美術館のガラス張りのモダンな建物が印象的です。屋上広場からの海の眺めは素晴らしく、現代アートと自然の調和を感じられます。

東京湾サイクリングでグルメや休憩におすすめの場所は?

東京湾サイクリングでは、海の幸から都市型グルメまで、多彩な食事を楽しむことができます。お台場エリアでは、bills お台場の「世界一の朝食」で有名なリコッタパンケーキがサイクリング後のブランチに最適です。タールム ラウンジは東京ビッグサイト内にあり、有明の景色を眺めながら休憩できます。

葛西臨海公園PARKLIFE CAFE & RESTAURANTは、公園内にある開放的なテラス席が人気のレストランです。クリスタルビュー(展望レストハウス)では、東京湾を一望しながら軽食が楽しめ、観覧車からの絶景と合わせて特別な時間を過ごせます。

横浜みなとみらいでは、bills 横浜赤レンガ倉庫でパンケーキを堪能したり、しょうゆきゃふぇで生プリンが人気の古民家カフェの雰囲気を味わえます。赤レンガ倉庫周辺には多数のレストランがあり、海を眺めながらの食事は格別です。

千葉県側では、富津お食事処 さすけ食堂の黄金アジを使ったアジフライが絶品で、行列必至の人気店として知られています。ザ・フィッシュでは新鮮な海の幸が楽しめ、お土産も充実しています。金谷港周辺には漁港直送の新鮮な海鮮丼を提供する店が多数あり、フェリー乗船前後の食事に最適です。

観音崎エリアかねよ食堂は、浜辺にあるアートな雰囲気の食堂で、新鮮な魚介類が味わえます。YOKOSUKA Shellでは、よこすか海軍カレーやネイビーバーガーなど、横須賀ならではのご当地グルメが楽しめます。

月島では、月島もんじゃストリートで東京名物のもんじゃ焼きを堪能できます。江戸時代から庶民に親しまれた味を、サイクリングの途中で楽しむのは特別な体験となるでしょう。

休憩スポットとしては、各公園に自販機やベンチが設置されており、豊洲ぐるり公園には2ヶ所のトイレと自販機があります。コンビニも多数あるため、補給食や飲み物の調達には困りません。

東京湾サイクリングで注意すべき点や安全対策はありますか?

東京湾サイクリングを安全に楽しむためには、いくつかの重要な注意点があります。まず交通量の多いエリアでの走行が最大の課題です。特に国道357号線は非常に交通量が多く、車道での走行が困難な区間があります。このような場所では、無理をせず歩道を徐行することをおすすめします。

工業地帯(市原、姉崎、長浦周辺)では大型トラックの通行が非常に多いため、細心の注意が必要です。路肩のスペースは十分にありますが、時間帯によっては歩道側を徐行して走行することが安全です。これらのエリアは「自転車通行可」の歩道が多く、人通りも少ないため、安全第一で判断しましょう。

風の影響も重要な要素です。東京湾岸は風が強い日が多く、特に荒川河口エリアでは冬場の北風、夏場の南風に注意が必要です。海沿いのコースでは向かい風や横風の影響を受けやすいため、体力の配分を考慮してペースを調整してください。

レインボーブリッジ東京ゲートブリッジは、どちらも自転車での通行時は手押しが必要です。台車の貸し出しがありますが、定休日や通行可能時間が決まっているため、事前に東京都港湾局のホームページで確認しておきましょう。

長距離ライドでは、夜間走行の可能性も考慮する必要があります。特に冬場のワンイチでは、どうしても暗い時間を走ることになります。強力なライト、反射材、反射ベスト、複数のリアライトなど、保安部品の装備は必須です。体力が落ちて判断力が低下した際に夜を迎えると、路面状況や交通状況を的確に把握できなくなるため、余裕を持った計画が重要です。

パンク修理キットなどの基本的な装備も万全にしておきましょう。東京湾一周のような長距離では、トラブルへの備えが完走の可否を左右します。また、複数人での走行を強くおすすめします、特に夜間や交通量の多いエリアでは、単独走行よりも安全性が大幅に向上します。

観光地エリアでは歩行者との接触事故に注意が必要です。お台場、みなとみらい、葛西臨海公園などは多くの人で賑わうため、スピードを落として安全第一で走行してください。土日祝日は特に混雑するため、平日の利用がおすすめです。

最後に、緊急時のエスケープルートを事前に把握しておくことも重要です。東京湾周辺は鉄道網が発達しているため、体力やトラブルに応じて最寄駅から輪行で帰宅することも可能です。無理をせず、安全に楽しむことを最優先に計画を立てましょう。

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