高松サイクリングコース大全 | 瀬戸内海の島々と讃岐うどんを巡る最強ルート

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瀬戸内海に面した香川県高松市は、温暖な気候と美しい島々の景色に恵まれた、まさにサイクリングの聖地と呼ぶにふさわしい場所です。平坦な海岸線から適度なアップダウンのある山間部まで、多様なコースが楽しめるのが高松の大きな魅力。初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせたコース選択が可能で、走りながら瀬戸内海の絶景、アート作品、そして本場の讃岐うどんまで堪能できる贅沢なサイクリング体験が待っています。特に近年は、瀬戸内国際芸術祭の開催により、アートとサイクリングを組み合わせた新しい楽しみ方も注目を集めており、国内外から多くのサイクリストが高松を訪れています。

目次

高松のサイクリング初心者におすすめのコースはどこですか?

高松でサイクリングを始める方には、サンポート高松と高松港周辺コースが最もおすすめです。このコースは約5~10kmと距離が短く、ほぼ平坦な道で構成されているため、体力に自信のない方やお子様連れのファミリーでも安心して楽しめます。

コースの見どころは、まず高松のランドマークである高松シンボルタワーから始まります。四国最大級の複合施設で、展望スペースからは瀬戸内海の島々を一望できる絶景が楽しめます。次に向かうのは赤灯台(せとしるべ)。世界初のガラス製灯台として知られ、特に夕暮れ時には幻想的な光景を演出します。この灯台周辺は撮影スポットとしても人気が高く、多くのサイクリストが記念撮影を楽しんでいます。

さらに、古い倉庫をリノベーションした北浜alleyでは、おしゃれなカフェや雑貨店が軒を連ね、サイクリングの休憩にぴったり。海を眺めながらのランチタイムは格別の体験となるでしょう。また、サンポート高松周辺には国内外のアーティストによる彫刻作品が点在しており、アート鑑賞も同時に楽しめる贅沢なコースです。

このコースの魅力は、何といっても瀬戸内海の美しい景色を間近で感じられること。天気の良い日には、女木島や男木島などの島々がくっきりと見え、行き交うフェリーの様子も眺められます。潮風を感じながらのサイクリングは、都市部では味わえない開放感を与えてくれます。注意点としては、週末やイベント開催時には人出が多くなるため、歩行者との接触に十分気をつけて走行することが大切です。

高松でアートと絶景を楽しめるサイクリングコースを教えてください

高松ならではのアートと絶景を満喫したい方には、女木島・男木島のアートサイクリング屋島・庵治半島周遊コースの2つが特におすすめです。

女木島・男木島コースでは、高松港からフェリーでアクセスする島旅サイクリングが楽しめます。女木島は桃太郎伝説の舞台として知られる「鬼ヶ島」で、島内には鬼ヶ島大洞窟や謎のモアイ像など、ユニークなスポットが点在。瀬戸内国際芸術祭の作品として設置された「カモメの駐車場」では、海に向かって並ぶ無数のカモメの風見鶏が圧巻の光景を作り出しています。

一方、男木島は急坂の多い迷路のような集落が特徴的。ジャウメ・プレンサ氏による「男木島の魂」は島の交流館に設置されており、光と文字が織りなす美しいアート作品として多くの来訪者を魅了しています。島内には猫も多く、坂道の途中で出会う猫たちとの触れ合いも島旅の楽しみの一つです。

屋島・庵治半島コースでは、より本格的なサイクリングとパノラマビューが楽しめます。屋島は溶岩台地特有の独特な地形で、山頂からは瀬戸内海の360度パノラマビューが展開されます。源平合戦の古戦場としても有名で、獅子の霊巌からの「瓦投げ」体験は観光の定番。歴史ロマンを感じながら、現代アートにも触れられる贅沢なコースです。

庵治半島では、あじ竜王山公園の展望台が絶景ポイント。腕時計型の展望台は瀬戸内国際芸術祭の作品で、文字盤に落ちる影が時間を示すという巧妙な仕掛けが施されています。また、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地としても知られ、純愛の聖地として多くのファンが訪れています。

これらのコースでは、自然の絶景とアート作品が見事に調和した、高松ならではの特別な体験が得られます。

高松のサイクリングで美味しいグルメを楽しめるスポットはありますか?

高松のサイクリングでは、本場の讃岐うどんはもちろん、瀬戸内海の新鮮な海の幸も存分に味わえます。各コース沿いには魅力的なグルメスポットが点在しており、サイクリングとグルメを同時に楽しむ「グルメライド」が人気を集めています。

道の駅 源平の里むれでは、地元のお母さんたちが手作りする「海鮮食堂じゃこや」が特におすすめ。毎日60種類以上の手作り総菜が並び、特にハマチづけ丼は絶品です。9月中旬から1月中旬にかけては、香川県特産のオリーブハマチを使用したスペシャル版も味わえます。新鮮なハマチを特製タレに漬け込んだ贅沢な一品で、サイクリングで消費したエネルギーを美味しく補給できます。

屋島エリアでは、築80年の納屋をリノベーションしたベーカリー マツモトが人気スポット。季節のフルーツがのった色とりどりのデニッシュが常時10種類並び、特に食パンとデニッシュは地元でも評判の味。サイクルハンガーも完備されており、サイクリストへの配慮も行き届いています。朝8時から営業しているため、早朝サイクリングのスタート地点としても最適です。

塩江温泉郷方面では、昔ながらの中華そばが味わえる谷岡食堂赤松食堂が名店として知られています。谷岡食堂では、1952年創業の伝統の味「中華そば」に加え、握りこぶしほどの大きな「きつねずし」が名物。金時豆入りという珍しいスタイルで、徳島県との文化的つながりを感じられる興味深い一品です。

赤松食堂の看板メニューは「チャードン」。中華そばのチャーシューと出汁をあんにして、玉子で包んだご飯にたっぷりかけた、ボリューム満点のご当地グルメです。手作りのチャーシューは分厚くて食べ応え抜群で、サイクリングで疲れた体には特に美味しく感じられます。

また、しおのえふじかわ牧場のソフトクリームは、湧き水を飲んで育った牛の牛乳を濃縮した絶品スイーツ。自然豊かな環境で作られたソフトクリームは、サイクリングの疲れを癒やす特別なご褒美となるでしょう。

高松から日帰りで行ける本格的なサイクリングコースはどこですか?

本格的なサイクリングを楽しみたい方には、屋島ドライブウェイ+庵治半島周遊コース塩江温泉郷往復コースがおすすめです。これらのコースは適度なヒルクライムと長距離走行が楽しめ、中級者から上級者まで満足できる内容となっています。

屋島ドライブウェイ+庵治半島周遊コースは、総距離約60km、獲得標高約880mの本格的なコース。屋島ドライブウェイは勾配のきつい激坂区間があり、特に終盤のトンネルを抜けてからゴールまでの登りは、経験豊富なサイクリストでも汗が止まらないほどの手応えがあります。しかし、登りきった先に待つ屋島山頂からの360度パノラマビューは、その苦労を忘れさせてくれる絶景です。

山頂では新屋島水族館での休憩や、獅子の霊巌での瓦投げ体験なども楽しめます。下りでは高松市街を見下ろしながらの爽快な走行が味わえ、その後の庵治半島周遊では海沿いの美しい景色を堪能できます。あじ竜王山公園への登りも約1.5kmのヒルクライムとなっており、コース全体を通じて飽きることのない変化に富んだ内容です。

塩江温泉郷往復コースは、高松空港をスタート地点とする山間部へのコース。香東川沿いを走る塩江街道は、山と川が織りなす渓谷美が魅力で、都市部とは全く異なる自然豊かな環境でのサイクリングが楽しめます。片道約22km、往復で44kmとなり、適度なアップダウンが続くため、持久力と脚力の両方が鍛えられる優秀なトレーニングコースでもあります。

ゴール地点の内場ダムは、香川県内最大の貯水量を誇る巨大なダム。放流水の霧と山からの涼しい空気が、サイクリングでほてった体を心地よく冷やしてくれます。ダムカードの配布も行っており、サイクリングの記念品として人気です。復路では塩江温泉郷での温泉入浴も可能で、疲れた筋肉をしっかりとケアできます。

これらのコースは、単なる移動手段としてのサイクリングを超えて、スポーツとしての達成感と自然との一体感を同時に味わえる、高松ならではの本格的なサイクリング体験を提供してくれます。

高松でサイクリングする際の注意点と必要な準備は何ですか?

高松でのサイクリングを安全で快適に楽しむためには、事前の準備と現地での注意点をしっかりと把握しておくことが重要です。

まず装備面では、ヘルメットの着用は必須です。特に屋島ドライブウェイや庵治半島の山道では、下り坂でのスピードが出やすく、万が一の転倒に備えてヘルメットは命を守る重要なアイテムとなります。また、パンク修理キット、予備チューブ、携帯用空気入れは必ず携行しましょう。島部や山間部では自転車店が少ないため、トラブル時の自己対応能力が重要になります。

服装については、吸汗速乾性の高いサイクルウェアがおすすめ。瀬戸内海沿いは風が強い日もあるため、ウィンドブレーカーも用意しておくと安心です。また、日差しが強い瀬戸内海エリアでは、日焼け止めとサングラスは欠かせません。特に海面からの照り返しは想像以上に強烈なため、十分な紫外線対策が必要です。

水分補給は特に重要なポイントです。瀬戸内海の温暖な気候では、思っている以上に発汗量が多くなります。最低でも1リットル以上の水分を携行し、こまめな補給を心がけましょう。コース上にコンビニエンスストアや自動販売機がない区間もあるため、事前のルート確認と補給ポイントの把握が大切です。

交通ルールについては、香川県は自動車交通量が多い地域のため、車道走行時は十分な注意が必要です。特に国道11号などの幹線道路では、大型車両の通行も多く、安全な距離を保って走行することが重要。また、観光地周辺では歩行者や観光バスとの接触に注意し、徐行運転を心がけましょう。

島部への移動では、フェリーの時刻表を事前に確認することが必須です。特に男木島や女木島では最終便を逃すと島に取り残される可能性があるため、余裕を持ったスケジュール設定が重要。また、島内にはコンビニエンスストアがない場合が多いため、必要な補給食や飲み物は本土で購入しておきましょう。

レンタサイクルを利用する場合は、高松駅周辺の専門店での借用がおすすめ。一般的なママチャリではなく、スポーツタイプの自転車をレンタルすることで、より快適なサイクリングが楽しめます。特に山間部や長距離コースでは、電動アシスト付きスポーツバイクの利用も検討してみてください。

最後に、天候対策も重要です。瀬戸内海エリアは比較的晴天日が多いものの、急な天候変化もあります。雨具の携行と、強風時の無理な走行は避けるという判断力が、安全なサイクリングの鍵となります。

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