静岡県中部に位置する焼津市は、駿河湾に面した港町として知られ、富士山の絶景や豊かな海の幸、歴史ある漁港など魅力あふれる地域です。この街をサイクリングで巡ることで、観光バスや車では味わえない風や潮の香り、地元の人々の暮らしを間近に感じることができます。特に焼津の漁港周辺や海岸線沿いのサイクリングコースは、潮風を感じながら走る爽快感と美しい景色を同時に楽しめる絶好のルートとして人気を集めています。
焼津市では観光協会を中心に様々なサイクリングコースが整備され、レンタサイクルも充実。初心者から上級者まで、それぞれの体力や目的に合わせたコース選びが可能です。特に「潮風さわやか海岸堤防コース」は、駿河湾の絶景と富士山を眺めながら走れる人気コースとして知られています。また、市内には焼津漁港や小川港、石津海岸公園など多くの見どころがあり、サイクリングの合間に立ち寄ることで、より充実した旅を楽しむことができます。
サイクリングと一緒に楽しみたいのが焼津の豊富な海鮮グルメ。全国有数の水揚げ量を誇る鰹やマグロをはじめとした新鮮な魚介類は、サイクリングで消費したエネルギーを補給するのに最適です。港近くの食堂では、その日に水揚げされた海の幸を使った料理を手頃な価格で味わうことができ、サイクリストにとっては特別な体験となるでしょう。
この記事では、焼津サイクリングの魅力をQ&A形式で詳しく紹介していきます。コース選びのポイントから立ち寄るべき観光スポット、美味しいグルメ情報、そして初心者でも安心して楽しめるコツまで、焼津サイクリングを満喫するための情報を網羅しています。焼津の自然、文化、食を自転車で巡る旅に出かけましょう。

焼津市内のおすすめサイクリングコースはどこですか?
焼津市内には初心者から上級者まで楽しめる様々なサイクリングコースがあります。その中でも特におすすめの3つのコースをご紹介します。
1. 潮風さわやか海岸堤防コース(約36km)
焼津サイクリングの代表的なコースであり、海岸線に沿って走る爽快感を味わえるルートです。JR焼津駅をスタート・ゴール地点として、駿河湾の海岸堤防を中心に走ります。
コースの特徴:
- 最大標高差はわずか4mと非常に平坦で初心者でも走りやすい
- 潮風を感じながら駿河湾の美しい景色を楽しめる
- 天気が良ければ富士山の絶景も望める
- 小川港、石津海岸公園、ディスカバリーパーク焼津など見どころが多い
このコースは特に春と秋の穏やかな気候の日に走るのがおすすめです。海沿いなので、風が強い日は避けた方が良いでしょう。全体的に平坦なコースですが、約36kmと距離があるため、休憩ポイントを事前に確認しておくことをお勧めします。
2. 焼津港周辺サイクリングコース(約10km)
焼津の漁港文化を中心に楽しめる短距離コースです。焼津さかなセンターをスタート地点として、焼津港、内港、浜通りなどを巡ります。
コースの特徴:
- 全長約10kmと短めで、半日で余裕を持って回れる
- 漁港の風景や漁業に関連する歴史的スポットを巡れる
- 焼津神社や浜通りなど、焼津の歴史文化に触れられる
- 魚市場や海鮮料理店が多く、グルメを楽しみながら走れる
このコースは距離が短く平坦なため、サイクリング初心者やファミリーにもおすすめです。特に朝は漁師町の活気ある雰囲気を味わえるので、早朝スタートがおすすめです。
3. 焼津~藤枝サイクリングコース(約25km)
焼津市から隣接する藤枝市まで足を伸ばすコースで、海辺の風景から内陸の景観まで変化に富んだサイクリングが楽しめます。
コースの特徴:
- 海から内陸へと景色が変わり、多様な静岡の風景を楽しめる
- 藤枝駅周辺の商業地区や蓮華寺池公園など、途中の立ち寄りスポットが充実
- 平坦な道が多いが、一部緩やかな上り下りがあるため、軽い運動になる
- 両市の特産品や食文化を一度に体験できる
このコースは中級者向けですが、ペース配分を工夫すれば初心者でも十分に楽しめます。特に春の桜や秋の紅葉シーズンは蓮華寺池公園が美しく、絶好のサイクリングシーズンとなります。
レンタサイクル情報: 焼津市でサイクリングを楽しむなら、JR焼津駅南口前にある焼津市観光協会のレンタサイクルが便利です。電動アシスト自転車や一般自転車が用意されており、料金は一般自転車が1日500円、電動アシスト自転車が1日1,000円(2023年時点)となっています。繁忙期は事前予約がおすすめです。
どのコースを選ぶにしても、焼津市のサイクリングマップを入手しておくと安心です。観光協会やホームページからダウンロードできるマップには、トイレの場所や休憩スポット、見どころなども記載されています。
初心者でも安心!焼津サイクリングの楽しみ方とは?
サイクリング初心者の方でも焼津の美しい景色や文化を十分に楽しむことができます。ここでは、初心者でも安心して焼津サイクリングを満喫するためのポイントをご紹介します。
最適なコース選びのポイント
初心者の方は、まず距離が短く平坦なコースから始めるのがおすすめです。
- 焼津港周辺コース(約10km):短距離で平坦、主要な観光スポットを効率よく巡れる初心者向け最適コース
- 浜通り半日コース(約15km):「さかなのまち焼津」の原点となった浜通りを中心に巡る歴史探訪コース
- 小川港周回コース(約5km):小川港周辺のみを巡る超短距離コースで、漁港の雰囲気を気軽に楽しめる
初心者向けレンタサイクルの選び方
焼津市観光協会では初心者に優しい自転車をレンタルできます。
- 電動アシスト自転車:坂道や長距離でも疲れにくく、初心者に特におすすめ
- シティサイクル:乗り慣れた一般的な自転車で、操作がシンプル
- クロスバイク:やや本格的だが、速度を出さなければ初心者でも扱いやすい
レンタル時には、自転車の操作方法や注意点について丁寧に説明してもらえるので、不安な点は遠慮なく質問しましょう。また、ヘルメットの着用も忘れずに。
時間帯と季節の選び方
初心者は特に走りやすい環境で楽しむことが大切です。
- おすすめ時間帯:朝9時~11時(交通量が少なく、風も穏やかな時間帯)
- 避けた方が良い時間帯:正午~午後2時(特に夏場は暑さが厳しい)
- 最適な季節:春(4月~5月)と秋(10月~11月)(気候が穏やかで景色も美しい)
休憩と水分補給のコツ
初心者にとって適切な休憩は重要です。
- 30分~1時間に1回は短い休憩を取る
- 水筒やペットボトルを持参し、こまめに水分補給する
- 「石津海岸公園」「ディスカバリーパーク焼津」など、トイレと休憩スペースが整ったスポットを事前にチェック
地元の人と交流するコツ
焼津の魅力は地元の人との触れ合いにもあります。
- 漁港近くの小さな食堂で食事をすると、地元の漁師さんや住民と会話を楽しめることも
- 浜通りの古い商店で買い物をしながら、焼津の歴史や文化について尋ねてみる
- 困ったことがあれば遠慮なく声をかけてみる(焼津の人々は親切で観光客にも優しい)
安全に楽しむための注意点
- 交通ルールを守り、特に交差点では一時停止と安全確認を徹底する
- 海岸沿いは突風が吹くことがあるため、ハンドルをしっかり握る
- 天候が急変しやすいエリアなので、雨具を持参するか天気予報をこまめに確認する
- 日焼け対策(帽子、日焼け止め)は必須
初心者でも焼津サイクリングを楽しむ秘訣は、無理をせず、景色や食事、立ち寄りスポットをゆっくり楽しむことです。時間に余裕を持ったプランを立て、焼津の風景と文化を五感で味わいながら、自分のペースで走ることを心がけましょう。最初は短いコースから始めて、徐々に距離を伸ばしていくのも良いでしょう。
焼津サイクリングで絶対に立ち寄るべき観光スポットは?
焼津でサイクリングを楽しむなら、途中で立ち寄るべき魅力的な観光スポットがたくさんあります。サイクリングコース沿いにある見逃せないスポットをカテゴリー別にご紹介します。
漁港・海関連スポット
1. 焼津港親水広場「ふぃしゅーな」
焼津漁港の魅力を間近で感じられる広場です。駿河湾と富士山の絶景が望めるビュースポットとして人気があります。
- 見どころ: 漁船の出入りを間近で見られる展望デッキ、海をバックに記念撮影できるフォトスポット
- アクセス: 潮風さわやか海岸堤防コースの途中にあり
- 休憩情報: ベンチあり、近くに「うみえ~る焼津」という商業施設があり飲食可能
2. 小川港
マグロやカツオの水揚げで知られる活気ある漁港です。早朝に訪れると、漁の様子や市場の活気を体感できます。
- 見どころ: 漁船が並ぶ港の風景、漁港越しの富士山ビュー(晴れた日限定)
- 立ち寄りポイント: 小川港魚河岸食堂(新鮮な海鮮丼が人気)
- サイクリングメモ: 港内には立ち入り禁止区域があるので注意
3. 石津海岸公園
駿河湾に面した広大な公園で、サイクリングの休憩に最適なスポットです。
- 見どころ: 砂浜と富士山の景色、春には桜も楽しめる
- 設備: トイレ、休憩所、自動販売機完備
- サイクリングメモ: 公園内は自転車降車が基本、駐輪場あり
歴史・文化スポット
1. 浜通り
焼津の漁業、水産加工業発祥の地として知られる歴史ある通りです。
- 見どころ: 沿岸部独特の古い家屋や路地、明治の文豪・小泉八雲ゆかりの地
- 立ち寄りポイント: 「浜通り服部家」(焼津の水産業の礎を築いた服部安次郎の生家をリノベーションした施設)
- サイクリングメモ: 狭い路地があるので、自転車はゆっくり走行か押し歩きを
2. 焼津神社
1600年以上の歴史がある焼津の総鎮守です。静かな境内は心を落ち着かせるのに最適です。
- 見どころ: 立派な楼門、境内の大きな木々
- 特別イベント: 7月の「焼津みなとまつり」時は特に賑わう
- サイクリングメモ: 駐輪スペースあり、自転車は境内に乗り入れず
3. 焼津漁業資料館
焼津の漁業の歴史を学べる資料館です。
- 見どころ: 鰹船のブリッジや漁民の家の再現
- 開館時間: 9:00~16:30(月曜休館)
- サイクリングメモ: 駐輪場完備、30分程度で見学可能
自然・レジャースポット
1. ディスカバリーパーク焼津
天文台やプラネタリウムがある科学館です。サイクリングの休憩にもなる知的スポットです。
- 見どころ: 天文台からの眺め、プラネタリウム(別料金)
- 施設情報: トイレ、カフェ完備
- サイクリングメモ: 駐輪場あり、自転車を置いて館内見学可能
2. 大井川河口付近
焼津と吉田町の境にある河口エリアは、自然豊かなサイクリングポイントです。
- 見どころ: 河口の風景、野鳥観察も可能
- 立ち寄りポイント: 近くにある「大井川港」の釣り桟橋
- サイクリングメモ: 河口付近は風が強いことがあるので注意
新しいスポット
1. 焼津PORTERS
かつての漁具倉庫をリノベーションした新しいスポットです。
- 見どころ: おしゃれな内装、焼津内港を眺められるテラス
- 施設情報: カフェ、テレワークスペース、イベントスペースなどがある複合施設
- サイクリングメモ: 駐輪スペースあり、休憩に最適
2. エキチカ温泉・くろしお
サイクリング後の疲れを癒やすのに最適な温泉施設です。
- 特徴: 温泉総選挙リフレッシュ部門で全国1位を獲得した「やいづ黒潮温泉」
- 設備: 温泉の他、レストラン、休憩スペースも充実
- サイクリングメモ: 駅近くなのでサイクリング終了後に立ち寄るのがおすすめ
これらのスポットは、単に通過するだけでなく、少し時間をとって立ち寄ることで、焼津の魅力をより深く感じることができます。特に浜通りや漁港周辺は、焼津の歴史と文化が凝縮されたエリアなので、ゆっくりと散策することをおすすめします。また、各スポットの開館時間や定休日は事前に確認することをお忘れなく。
サイクリングコースを計画する際は、これらのスポットを2~3箇所組み合わせて、自分だけのオリジナルコースを作るのも楽しいでしょう。どのスポットも自転車で気軽にアクセスできるので、焼津の多彩な魅力を存分に味わってください。
焼津のサイクリングで味わえる絶品グルメスポットとは?
焼津は静岡県でも有数の漁港を持つ「さかなのまち」として知られ、特に鰹やマグロの水揚げ量は全国トップクラスです。サイクリングで消費したエネルギーを補給するのに、新鮮な海の幸を使った料理は最高の選択肢です。ここでは、サイクリングルート上で立ち寄れる絶品グルメスポットをご紹介します。
港近くの海鮮料理店
1. 小川港魚河岸食堂
小川港のすぐそばにある、地元の魚仲買人が直営する人気食堂です。
- おすすめメニュー: ごちそう丼(季節の魚介がたっぷり)、まぐろ漬け丼(1,600円~)
- 特徴: その日水揚げされた新鮮な魚を使用、カウンター席からは調理風景も見られる
- 営業時間: 11:00~14:30(売切れ次第終了のことも多い)
- サイクリングメモ: 駐輪スペースあり、混雑時は少し待つこともあるが価値あり
2. 焼津さかなセンター
焼津港近くにある海産物市場兼食事処です。複数の店舗が入り、様々な海鮮料理を楽しめます。
- おすすめ店舗:
- 「丸茂」の漬け丼(新鮮なマグロの漬け丼)
- 「魚市場食堂」の日替わり海鮮定食
- 特徴: 買い物と食事が同時にできる、おみやげ探しにも最適
- 営業時間: 9:00~17:00(店舗により異なる)
- サイクリングメモ: 広い駐輪場完備、休憩にも最適な場所
特産品が味わえるスポット
1. 川直(かわなお)
創業明治10年の「なまり節専門店」で、焼津名物の鰹の藁焼きたたきが食べられます。
- おすすめメニュー: 藁焼き鰹のたたき定食(1,500円~)、なまり節の試食も可能
- 特別体験: 予約制で「藁焼きたたきづくり体験」ができる(1人3,000円~)
- 営業時間: 10:00~17:00(水曜定休)
- サイクリングメモ: 浜通り近くにあり、体験の場合は予約を忘れずに
2. DAISY COFFEE
焼津市内にある手焼き自家焙煎のコーヒー専門店です。サイクリングの休憩にぴったり。
- おすすめメニュー: コーヒー(400円~)、地元食材を使ったスイーツ
- 特徴: オシャレな店内、豆の購入も可能
- 営業時間: 10:00~18:00(木曜定休)
- サイクリングメモ: 本町エリアにあり、近くにベーグル店もある
ローカル食堂・カフェ
1. 赤万万海亭
地元の人にも愛される老舗食堂で、リーズナブルな価格で新鮮な魚料理が楽しめます。
- おすすめメニュー: まぐろ漬け丼(1,200円)、あら汁定食
- 特徴: 気さくな店主、漁師たちも通う本物の味
- 営業時間: 11:00~14:00、17:00~20:00(日曜定休)
- サイクリングメモ: 焼津市役所近くにあり、ランチタイムは混雑必至
2. 焼津PORTERS内カフェ
リノベーションされた古い倉庫内にあるスタイリッシュなカフェです。
- おすすめメニュー: 港町パフェ(850円)、焼津の食材を使ったプレートランチ
- 特徴: 内港を眺められるテラス席あり、Wi-Fiも利用可能
- 営業時間: 11:00~18:00(月曜定休)
- サイクリングメモ: インスタ映えするスポット、休憩にもおすすめ
サイクリストに嬉しい持ち帰りグルメ
1. ぬかや斎藤商店
浜通りにある老舗の佃煮・海産物店です。
- おすすめ商品: 鰹のなまり節、さくら干し(携帯に便利なサイズもある)
- 特徴: 試食ができるので好みの味を見つけられる
- 営業時間: 9:30~17:00(不定休)
- サイクリングメモ: 小さなサイズの商品も多いのでサイクリング中の携帯に便利
2. カネオト石橋商店
焼津の水産加工品を扱う老舗店です。
- おすすめ商品: 鰹節削り体験(予約制)、おつまみパック
- 特徴: 焼津ならではの水産加工技術を見学できる
- 営業時間: 8:30~17:00(日曜定休)
- サイクリングメモ: 浜通りに位置し、サイクリングコース上で立ち寄りやすい
サイクリング後の一杯におすすめ
1. 黒潮
焼津駅近くにある居酒屋で、地元の海鮮料理と地酒が楽しめます。
- おすすめメニュー: 刺身盛り合わせ、焼津港直送の焼き魚
- 特徴: 地元客で賑わう本格的な魚料理
- 営業時間: 17:00~23:00(月曜定休)
- サイクリングメモ: サイクリング終了後に利用するのがおすすめ
2. 1CHIGO
焼津の新しいスタイルの居酒屋で、地酒と海鮮料理のペアリングが楽しめます。
- おすすめメニュー: 日本酒と焼津港の刺身のペアリングセット
- 特徴: おしゃれな店内、地元食材にこだわったメニュー
- 営業時間: 18:00~24:00(火曜定休)
- サイクリングメモ: レンタサイクル返却後に訪れるのがおすすめ
焼津でのサイクリングでは、これらのグルメスポットを事前にチェックしておくと、より充実した旅になるでしょう。特に小川港や焼津港周辺は、新鮮な海の幸を味わうベストスポットです。サイクリングによる運動の後に食べる海鮮料理は格別の美味しさです。また、人気店は混雑することもあるので、時間に余裕を持ったプランニングがおすすめです。
さらに、携帯できるサイズの水産加工品は、サイクリング中のエネルギー補給にも最適です。お土産として持ち帰れば、焼津の味を自宅でもゆっくり楽しむことができます。
焼津でのサイクリングに最適な時期と準備するものは?
焼津でサイクリングを楽しむためには、最適な時期を選び、適切な準備をすることが大切です。ここでは、季節ごとの特徴と必要な準備品について詳しくご紹介します。
最適な季節と気候
春(3月下旬~5月)
春の焼津は温暖で過ごしやすく、サイクリングに最適な季節の一つです。
- 気温: 平均気温15~20℃程度で快適
- 天候: 比較的安定していて晴れの日が多い
- 見どころ: 石津海岸公園の桜(3月下旬~4月上旬)、新緑の景色
- 注意点: ゴールデンウィーク期間は観光地が混雑する
夏(6月~8月)
夏の焼津は暑さと湿度が高く、サイクリングには少し注意が必要です。
- 気温: 平均気温25~30℃、湿度も高い
- 天候: 梅雨時期(6月中旬~7月中旬)は雨が多い
- 見どころ: 7月の「焼津みなとまつり」、海の青さが映えるシーズン
- 注意点: 熱中症対策が必須、早朝や夕方のサイクリングがおすすめ
秋(9月~11月)
秋は気温が穏やかで、空気が澄んでおり、焼津サイクリングのベストシーズンです。
- 気温: 平均気温15~25℃と快適
- 天候: 9月は台風に注意、10~11月は晴天率が高い
- 見どころ: 晴れた日の富士山ビュー(特に11月は空気が澄んで見やすい)
- 特別イベント: 11月の「焼津港水産まつり」
- おすすめポイント: 紅葉と海の景色のコントラストが美しい
冬(12月~2月)
冬の焼津は比較的温暖ですが、北風が強い日もあります。
- 気温: 平均気温5~10℃、静岡県内では温暖な方
- 天候: 晴れの日が多いが、風が強いことも
- 見どころ: 冬の澄んだ空気での富士山ビュー、閑散期で静かに観光できる
- 注意点: 防寒対策が必要、特に海岸沿いは風が強い
おすすめ時期ランキング
- 秋(10月~11月):気候が最も安定し、景色も美しい黄金期
- 春(4月~5月):桜や新緑を楽しめる快適シーズン
- 冬(12月~2月):晴れた日の富士山ビューが最高、ただし防寒必須
- 夏(6月~8月):朝や夕方なら楽しめるが、日中は暑さ対策が必要
時間帯の選び方
- 早朝(6:00~9:00): 特に夏場は涼しく走りやすい、漁港の活気も見られる
- 午前中(9:00~12:00): 年間を通して比較的快適、観光スポットも開いている
- 午後(12:00~15:00): 夏場は避けたい時間帯、春秋冬は問題なし
- 夕方(15:00~18:00): 夕日と富士山のコントラストが美しい時間帯
サイクリングに必要な準備物
基本装備
- 自転車: レンタサイクルを利用する場合は事前予約がおすすめ
- ヘルメット: 安全のため必須(レンタル可能な場所もあり)
- 動きやすい服装: 季節に合わせた機能性のある服装
- サイクリング用グローブ: 手の疲れを軽減、転倒時の怪我防止にも
- 携帯修理キット: パンク修理セットや簡単な工具(レンタル自転車の場合は不要)
季節別の装備
- 春・秋: 薄手の長袖ジャージや脱ぎ着できる上着、UVカット対策
- 夏: 速乾性のある軽装、UVカット対策、冷感タオル
- 冬: 防風ジャケット、グローブ、ネックウォーマー、レイヤリングしやすい服装
持ち物リスト
- 水分: 水筒やペットボトル(特に夏場は多めに)
- 軽食・エネルギー補給食: バナナ、エネルギーバーなど
- 日焼け止め: 特に春から秋は必須
- サングラス: 紫外線と風からの目の保護
- モバイルバッテリー: スマートフォンの充電用
- 現金: 小さな食堂やお土産店ではクレジットカード非対応の場所も
- レインウェア: 急な雨に備えて(特に梅雨時期)
- 救急セット: 絆創膏、消毒液など
- カメラ: 美しい景色を撮影するため
- 地図: オフラインでも見られるように紙の地図やダウンロード済みマップ
初めての方へのアドバイス
- 事前計画: コースを事前に調べ、立ち寄りスポットや休憩ポイントを確認
- 天気確認: 出発前に天気予報をチェック
- 体調管理: 無理なペースでなく、景色を楽しみながらゆっくり走行
- 交通ルール: 一般道を走る場合は交通ルールを守り、安全第一で
- 貴重品管理: 自転車から離れる際は貴重品を携帯するか、鍵をかける
- レンタサイクル情報: 焼津市観光協会(JR焼津駅南口)でレンタル可能
- 営業時間: 9:00~17:00
- 料金: 一般自転車500円/日、電動アシスト自転車1,000円/日(身分証明書必要)
- 予約: 繁忙期は事前予約がおすすめ(電話: 054-626-6266)
焼津でのサイクリングを最大限に楽しむためには、季節や天候に合わせた準備が重要です。特に海岸沿いのコースは風の影響を受けやすいので、風の強い日は内陸部のコースを選ぶなど、状況に応じた判断も大切です。また、地元の人たちと交流する機会も大切にして、焼津の魅力を存分に味わってください。
サイクリングマップは焼津市観光協会のホームページからダウンロードできるほか、JR焼津駅の観光案内所でも入手可能です。初めての方は特に、事前にルートをしっかり確認し、無理のないプランを立てることをおすすめします。
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