上越サイクリングコース完全ガイド2025|初心者から上級者まで楽しめる絶景ルート

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新潟県上越地域は、日本海の美しい海岸線から妙高の山々まで、多彩な自然景観を楽しめるサイクリングの聖地として注目を集めています。旧国鉄の廃線跡を活用した久比岐自転車道をはじめ、山から海へのダウンヒルコース、歴史ある城下町を巡るルートなど、レベルや興味に応じた様々なコースが整備されています。2025年のサイクリングシーズンは4月1日から本格スタートし、レンタサイクルサービスやサイクルステーション、安全をサポートするサイクルポリスの発足など、サイクリストにとって快適で安心な環境が充実しています。海の絶景、山の爽快感、歴史の趣、そして地元グルメまで、上越地域ならではの魅力を自転車で存分に満喫できる最高のエリアです。

目次

上越地域で初心者におすすめのサイクリングコースはどこですか?

上越地域で初心者に最もおすすめなのは、久比岐自転車道です。このコースは旧国鉄北陸本線の線路跡地を活用した全長約32kmの自転車と歩行者専用道路で、上越市虫生岩戸から糸魚川市中宿までを結んでいます。

久比岐自転車道の最大の魅力は、車道と完全に分離されていることです。一般道路を走る不安がなく、初心者や家族連れでも安心してサイクリングを楽しめます。また、高低差が少ないため、体力に自信のない方でも無理なく走破できます。平均走行ペース10km/hで約3時間15分が目安とされており、途中で休憩を取りながらゆっくりと進むことができます。

コースの大部分が日本海沿いを走るため、壮大な海の景色を間近に感じることができます。晴れた日には佐渡島や遠く能登半島まで見渡せる絶好のロケーションが広がり、朝の青い海から夕暮れの美しい夕日まで、時間帯によって異なる海の表情を楽しめます。

安全面でも配慮が行き届いており、わかりにくい分岐箇所にはブルーラインが、危険箇所には「とまれ」マークが標示されています。また、コース上には複数のトンネルがありますが、照明が完備されているため涼しく快適に走行できます。

休憩スポットとしては、道の駅うみてらす名立道の駅マリンドリーム能生などがあり、食事や休憩、お土産購入も楽しめます。特に道の駅マリンドリーム能生では、日本一のベニズワイガニの直売所「かにや横丁」で新鮮な海の幸を味わうことができ、サイクリングの疲れを癒やしてくれます。

初心者の方は、全コースを一気に走破する必要はありません。体力や時間に応じて、途中で折り返したり、気に入ったスポットでゆっくり過ごしたりと、自分のペースで楽しむことが大切です。

上越のサイクリングコースで絶景スポットや立ち寄りグルメはありますか?

上越地域のサイクリングコースには、息をのむような絶景スポットと地元ならではの美味しいグルメスポットが数多く点在しています。

絶景スポットの宝庫として、まず挙げられるのが海の見える丘です。空と海の青さが続くような感動的な景色が楽しめ、多くのサイクリストが写真撮影に立ち寄ります。弁天岩は、フォッサマグナの海底火山の噴火でできた岩礁で、赤い曙橋がかかり、海の守り神として知られる厳島神社があります。「恋する灯台」として縁結びのスポットとしても人気で、カップルでのサイクリングには特におすすめです。

大王あじさい園では、6月中旬に約1200株35種類のアジサイが見頃を迎えます。弁天岩と日本海を見渡せる絶好のロケーションで、季節限定の美しい景色を楽しめます。

歴史好きの方には、高田城址公園がおすすめです。日本三大夜桜の一つとして有名で、復元された高田城三重櫓からは高田平野の素晴らしい展望が楽しめます。春日山城址では、国指定史跡の空堀や郭跡を見学でき、本丸からは日本海や高田平野の絶景パノラマが広がります。

グルメスポットでは、久比岐自転車道沿いの道の駅うみてらす名立で新鮮な海の幸を堪能できます。目の前に広がる日本海の眺望とともに、地元で水揚げされた魚介類を使った料理を味わえます。

道の駅マリンドリーム能生の「かにや横丁」は、日本一のベニズワイガニの直売所として有名で、大型鮮魚センターでは新潟県内のお土産も充実しています。レストランでは、獲れたてのカニや海の幸を使った料理を楽しめます。

城下町高田では、小竹製菓のテレビでも度々紹介される「笹団子パン」や「サンドパン」が人気です。高橋孫左衛門商店あめやは創業約400年を誇る日本で一番古い飴屋で、粟飴、翁飴、笹飴を味わえます。

妙高山麓直売センターとまとでは、妙高山麓で採れたての野菜や、妙高の郷土料理「笹寿司」などが販売されており、地元食材を味わえる食堂も併設されています。

多賀茶焙煎所は2023年にオープンした新しいスポットで、こだわりの茶葉を目の前で焙煎し、香り高い日本茶を楽しめます。サイクリングの疲れを癒やすのに最適な一息スポットです。

上越地域でレンタサイクルを利用するにはどこで借りられますか?

上越地域では、観光客が気軽にサイクリングを楽しめるよう、複数のレンタサイクルスポットが設置されており、用途や予算に応じて選択できます。

最もアクセスしやすいのが上越妙高駅前フルサットです。新幹線でアクセスした観光客にとって非常に便利な立地で、普通自転車2台と電動アシスト付自転車4台を用意しています。利用時間は9:00~17:00で、冬季は11月下旬~3月上旬まで休業します。2025年シーズンは4月1日にレンタルが開始され、問い合わせは北信越地域資源研究所(025-520-8777)まで。

市内中心部では、高田世界館で普通自転車4台をレンタルできます。利用時間は10:00~17:00(4月~11月)で、毎週火曜日と雨天時は利用できません。料金は3時間500円(以降1時間ごとに+100円)、1日800円とリーズナブルです。問い合わせは高田世界館(025-520-7626)まで。

直江津エリアサイクルショップイワシマでは、最も豊富な車種を取り揃えています。普通6台、電動アシスト4台、マウンテンバイク(子ども用2台、大人用4台)があり、利用時間は9:00~19:00(季節により変動あり)です。料金は普通車1日600円、電動アシスト1日1,200円で、問い合わせはサイクルショップイワシマ(025-543-2317)まで。

海沿いエリアでは、鵜の浜人魚館で電動アシスト3台をレンタルできます。利用時間は9:00~17:00で、毎週火曜日が休業日です。料金は半日500円と非常にリーズナブルで、問い合わせは鵜の浜人魚館(025-534-6211)まで。

本格的なサイクリング体験を求める方には、雪郷ロッジの電動アシストマウンテンバイク5台がおすすめです。要予約でガイド同行のツアー形式(開始時間9:00~、13:00~、5月~10月)となり、料金は10,000円(宿泊者は8,000円)です。問い合わせは雪郷ロッジ(0255-78-7701)まで。

宿泊者限定のサービスもあります。上越サンプラザホテルでは普通自転車4台を無料で提供し、妙高サンシャインリゾートでは電動アシスト10台を2時間800円、4時間1,500円、1日2,500円で利用できます。

糸魚川地域では、道の駅マリンドリーム能生糸魚川駅アルプス口総合観光案内所伊藤商会でレンタサイクルサービスを提供しています。一般車、電動アシスト自転車、クロスバイクなど多様な車種から選択できます。

予約が必要な施設もあるため、事前に問い合わせることをおすすめします。また、降雪時は多くの施設でサービスを休止するため、利用時期にも注意が必要です。

上越サイクルフェスタなどのサイクリングイベントはいつ開催されますか?

上越地域の最大のサイクリングイベントは、「上越サイクルフェスタ2025 ~上越里山ライド~」です。このイベントは新潟県上越地方の魅力を全国のサイクリストに発信することをテーマに開催される大規模なサイクルイベントです。

開催日は2025年9月28日(日)で、申込期間は2025年5月10日(土)~2025年8月10日(日)となっています。開催場所は新潟県上越市の高田城址公園で、ここを起点に妙高市と上越市の里山を巡り、地域の歴史、四季折々の自然、そして食を楽しむことを目的としています。

コース設定は参加者のレベルに応じて2つ用意されています。ロングコースは距離105.8kmで参加費8,500円(税込)、定員300人、中学生以上が参加でき、7:00 AMにスタートします。ショートコースは距離51.6kmで参加費7,500円(税込)、定員200人、小学4年生以上が参加でき、7:30 AMにスタートします。小学4年~6年生は保護者同伴が必要で、同伴保護者も別途申し込みが必要です。

豪華なゲストライダーも魅力の一つです。森本誠氏は「乗鞍ヒルクライム」で歴代最多優勝タイを達成し、「山の神」として知られる40代半ばの現役選手です。佐野純也氏は元プロサイクリストで、全日本選手権やツールド沖縄で複数回入賞経験があり、現在は聾者の自転車日本代表チームのロード監督を務めています。前日には、これら2名のゲストライダーによるトークショー懇親会が開催されます(先着80名、参加費1,000円)。

エイドステーションでは地元上越妙高の名産品が楽しめます。ロングコースには4カ所、ショートコースには2カ所設置され、中郷区のニューミサの味噌ラーメン、妙高市の笹寿司、牧区の木草庵の蕎麦などが提供される予定です。これらのグルメは、サイクリングの疲れを癒やし、地域の食文化を体験できる貴重な機会となります。

開会式は越後上越上杉おもてなし武将隊の勝鬨でスタートし、自動計測システムが使用されるため、計測用チップ付属アンクルバンドの装着が必要です。

年間を通じた取り組みとして、上越レンタルサイクルでは訪日インバウンド外国人向けに通訳ガイド付きのサイクリングツアーを実施しています。「旧北国街道ゆっくりサイクリングと寿司職人体験コース」「城下町高田と上越人気スイーツ巡り」「日本海の風を感じ海の風景を楽しむ鉄道痕跡めぐりサイクリングコース」などがあり、英語・日本語・台湾語で対応しています。

このように、上越地域では年間を通じて様々なサイクリングイベントやツアーが開催されており、観光客から本格的なサイクリストまで、幅広いニーズに対応しています。

上越でサイクリングを安全に楽しむための注意点やルールは何ですか?

上越地域でサイクリングを安全に楽しむためには、基本的な交通ルールの遵守と地域特有の注意点を理解することが重要です。特に、2025年5月には新潟県内で「サイクルポリス」が発足し、上越地域でも安全啓発活動が強化されています。

基本的な交通ルールとして、「自転車安全利用五則」を必ず守りましょう。①自転車は原則として車道を走り、歩道は例外②車道では左側を通行③歩道を通行する際は歩行者優先で車道寄りを徐行④飲酒運転、二人乗り、並進は禁止⑤夜間はライトを点灯の5つです。

ヘルメット着用は2023年4月から努力義務となっており、事故が起きた際に身を守る重要な装備です。上越地域の警察も積極的に着用を呼びかけているため、必ず着用しましょう。

久比岐自転車道特有の注意点があります。コース全体の7%がトンネルであるため、トンネル内では安全のためにライトを点灯することが推奨されています。また、住宅地を通る場所もあるため、生活のための道路としても利用されていることを理解し、スピードに十分気を付けて走行しましょう。

妙高警察署管内の違反状況を見ると、2024年の1年間で20件の「イエローカード」が発行されており、最も多いのは夜間の「無灯火」、次いで「一時不停止」と「右側通行」です。これらの違反を避けるため、特に夕暮れ時や早朝のサイクリングでは早めの点灯を心がけましょう。

道路交通法の改正により、2024年11月から自転車に乗りながらスマートフォンを操作する「ながらスマホ」や「酒気帯び運転」の罰則が強化されました。サイクリング中は安全運転に集中し、スマートフォンの操作は必ず停車してから行いましょう。

体調管理と休憩も安全の重要な要素です。30分~40分に1回程度、5分~10分の休憩を取ることで疲れがたまりにくくなります。休憩時には水分補給に加え、チョコレートや飴、ようかんなどの甘いものでエネルギーを補給し、汗をかいた際には塩分補給も忘れずに行いましょう。

気候対策として、首筋は直射日光を長時間浴びると体調を崩す原因となるため、タオルなどで保護しましょう。寒い日にはウィンドブレーカーや厚手の靴下などで防寒対策も重要です。

コース確認は事前に必ず行いましょう。特に大会参加時など、コース間違いを防ぐため、スタート前にルートをしっかり確認することが重要です。

サイクルステーションを活用することも安全につながります。久比岐自転車道沿いには道の駅うみてらす名立、セブンイレブン上越名立店、道の駅マリンドリーム能生などがあり、サイクルラック、空気入れ、修理工具、トイレが無料で利用できます。

これらのルールと注意点を守ることで、上越地域の美しい自然と歴史を安全に楽しむことができます。

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