宮古島一周サイクリングは何時間?距離とルート完全ガイド

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宮古島を自転車で一周する場合、本島だけを回るコースなら所要時間はおよそ5時間が目安です。橋でつながる伊良部島や池間島、来間島まですべて走るフルコースになると、休憩を除いた走行時間だけで7時間から9時間ほど必要になります。距離で言うと、本島一周は約100キロから115キロ、離島をすべて含めると140キロから170キロに達します。宮古島はサンゴ礁が隆起してできた台地状の島のため、本州の海沿いの道にありがちな急な上り坂がほとんどなく、平坦な道が延々と続くのが特徴です。橋を渡ればそのまま別の島へ渡れるという離島ならではの地形も、ペダルを漕ぐ楽しさを大きく後押ししてくれます。この記事では、宮古島一周サイクリングを計画している人に向けて、所要時間や距離の目安、定番ルート、伊良部大橋をはじめとする三大橋の見どころ、レンタサイクルの選び方、走行に適した時期、注意しておきたいポイントまでを具体的な数字とともにまとめました。

目次

宮古島一周の所要時間は本島だけなら5時間、全島なら7〜9時間

宮古島本島だけをぐるっと回るコース、距離にして約100キロから115キロを走る場合、休憩を含めた所要時間の目安はおよそ5時間とされています。ただしこの数字はあくまで平均的な目安であり、実際にかかる時間は走る人のペースや自転車の種類によって大きく変わります。

ロードバイクに乗り慣れていて、平均巡航速度を時速25キロから30キロ程度で維持できる人なら、休憩を除いた純粋な走行時間だけで4時間前後で本島一周を走りきることも十分可能です。一方、クロスバイクやシティサイクル、電動アシスト自転車で時速15キロから20キロ程度のペースで走る場合は、走行時間だけで6時間から7時間ほどを見ておくとよいでしょう。東平安名崎の灯台に登ったり、佐和田の浜で写真を撮ったり、カフェで一息ついたりする時間まで加味すると、実質的には丸一日がかりの行程になります。日の出とともに出発し、日没前には戻ってくるくらいの余裕を持ったスケジュールを組むと安心です。

コース距離の目安ペースの目安所要時間の目安
本島一周約100〜115キロロードバイク・時速25〜30キロ4時間前後(走行時間のみ)
本島一周約100〜115キロクロスバイク・電動アシスト・時速15〜20キロ6〜7時間(走行時間のみ)
全島(伊良部島・下地島・池間島・来間島を含む)約140〜170キロ走行時間のみ7〜9時間

橋をすべて含む140キロから170キロのフルコースになると、休憩や観光の時間を除いた走行時間だけでも7時間から9時間ほどかかることが多く、健脚な人でも1日で走りきるにはかなりの体力と経験が求められます。日没後の走行は視界不良や事故のリスクが高まるため、無理に1日で完走しようとせず、2日間に分けるプランを検討する価値があるでしょう。電動アシスト自転車を使えば体力の消耗を抑えられる分、想定よりも短い時間で走破できるケースもあるので、体力に自信がない人ほどe-バイクの活用を考えてみてください。

宮古島一周の距離は本島100〜115キロ、離島を含めると140〜170キロ

宮古島一周の距離は、起点とルートの選び方によって数字が変わります。宮古島本島だけをぐるっと回るコースなら、距離はおよそ100キロから115キロほどです。海岸線に忠実に沿って走るか、内陸のショートカット道を使うかでも変わりますが、まずは本島一周で約100キロから115キロという数字を目安にしておくとよさそうです。

宮古島には橋でつながる伊良部島、下地島、池間島、そして農道橋でつながる来間島という4つの離島があります。これらすべてを回るコースを組むと、走行距離は140キロから170キロ程度まで伸びます。宮古島と伊良部島、下地島、池間島、来間島をすべて回る約170キロのコースを1日で走りきったというサイクリストの記録も残っており、健脚な人であれば全島制覇も夢ではありません。170キロは決して短い距離ではないため、体力や走行スピードに自信がない場合は、無理をせず日数を分けたり、一部の島だけを組み合わせたコースにするのがおすすめです。

宮古島一周コースが初心者でも走りやすいと評判なのには理由があります。宮古島には高い山がなく、島全体がサンゴ礁の隆起でできた台地状の地形です。そのため急勾配の坂道がほとんど存在せず、なだらかで平坦な道が続きます。ロードバイク経験が浅い人や、久しぶりに自転車に乗るという人でも、体力の消耗を抑えながら長距離を走破しやすいのが最大の魅力です。ただし平坦だから楽というわけでもありません。遮るものが少ない分、強い風の影響を受けやすい島でもあるので、坂道の負担が少ない代わりに向かい風や横風との戦いになる場面が出てくることは頭に入れておきたいところです。

定番ルートは平良地区発着で橋を巡る周回コース

宮古島一周サイクリングの定番ルートは、市街地である平良地区を起点・終点にして、島を反時計回りまたは時計回りにぐるりと一周する形が一般的です。多くのサイクリストが採用しているのは、市街地から南下して南岸を走り、東側の東平安名崎を目指すルートです。そこから海岸線を北上して池間島へ渡り、西へ回って伊良部大橋を渡って伊良部島・下地島まで足を延ばし、最後に来間大橋を渡って来間島に立ち寄ってから市街地へ戻る、というのが橋をすべて楽しむフルコースの流れになります。

体力や時間に応じてコースをアレンジすることもできます。初日は東平安名崎と南岸ビーチを中心に70キロ前後を走り、翌日に池間島と伊良部島の橋めぐりを楽しむという2日間プランにすれば、1日あたりの走行距離を抑えつつ、宮古島の見どころをひととおり回れます。

三大橋と東平安名崎が宮古島一周ルートのハイライト

東平安名崎の灯台は97段の階段で入場料200円程度

宮古島の最東端に位置する東平安名崎は、全長約2キロにわたって細長く海へ突き出した岬です。2007年には国の名勝・天然記念物に指定され、日本都市公園百選にも選ばれています。岬の先端には全国に16基しかない登れる灯台のひとつ、平安名埼灯台が立っており、97段のらせん階段を上りきると太平洋と東シナ海を同時に見渡せる360度のパノラマが広がります。灯台の入場は有料で大人200円程度、営業時間はおおむね9時30分から16時30分頃までです。4月から5月にかけてはテッポウユリが岬一帯に群生し、白い花と青い海のコントラストが楽しめます。元旦には日の出の名所としても多くの人が訪れる、宮古島観光の定番スポットです。

伊良部大橋は全長3,540メートルで無料の橋として日本最長

2015年に開通した伊良部大橋は、宮古島本島と伊良部島を結ぶ全長3,540メートルの橋です。この長さは離島同士を結ぶ橋としては日本最長であり、通行無料の橋としても日本一の長さを誇ります。3,540メートルという数字は「サンゴノシマ(珊瑚の島)」という語呂合わせにもなっているそうです。日本の道路橋全体で見ても、東京湾アクアブリッジ、明石海峡大橋、関西国際空港連絡橋に次ぐ第4位の長さというスケールの大きさです。橋の上からはエメラルドグリーンからコバルトブルーへと変化する透明度の高い海を見渡せ、宮古島サイクリングのハイライトといえる区間です。橋の西側には西平安名崎、東側には大神島を望むビューポイントもあります。橋を渡りきると伊良部島、さらにその先には下地島空港や下地島の絶景ビーチが待っています。

池間大橋は全長1,425メートルでトライアスロンのバイクコースにも採用

池間大橋は、宮古島本島と池間島を結ぶ全長1,425メートルの橋です。橋の上からは西平安名崎や沖合に浮かぶ大神島、そして池間ブルーと呼ばれる美しいグラデーションの海を一望できます。このルートは全日本トライアスロン宮古島大会のバイクコースにも組み込まれており、選手気分でペダルを漕げる人気区間です。橋を渡った先の池間島は、素朴な漁村の雰囲気が残る小さな島で、島内には昔ながらの集落やビーチが点在しています。橋の宮古島側の付け根近くにある西平安名崎からは、池間島、大神島、伊良部島という3つの島を同時に見渡すことができ、風力発電の風車が立ち並ぶ光景も印象的です。

来間大橋は全長1,690メートルで農道橋として日本最大級

1995年に完成した来間大橋は、宮古島本島と来間島を結ぶ全長1,690メートルの橋です。農道橋としては日本最大級の長さを誇ります。橋の上から見る海の色は太陽の角度によって変化し、走るたびに違う表情を見せてくれます。来間島には「島の駅 来間」や絶景カフェが点在しており、宮古島本島や来間大橋を一望できる高台の展望スポットも見逃せません。伊良部島にある佐和田の浜は、遠浅の海に大小さまざまな岩が点在する独特の景観が広がる絶景スポットで、夕日の時間帯は特に美しく、サイクリングの休憩ポイントとしても人気があります。

レンタサイクルは電動アシストなら3時間3,000円程度から借りられる

宮古島には島内に複数のレンタサイクルショップがあり、旅行者は現地で気軽に自転車を借りられます。近年人気が高まっているのが電動アシスト自転車、いわゆるe-バイクです。宮古島は坂道こそ少ないものの、長距離走行や強い向かい風のなかでは体力の消耗が大きくなるため、電動アシストがあれば体力に自信のない人でも安心して一周に挑戦できます。料金の目安としては、電動アシスト付き自転車で最短3時間3,000円程度からのプランがあり、6時間や1日、2日といった長時間プランも用意されています。島内には宮古島初のe-バイク専門レンタルショップも登場しており、本格的なロードバイクをレンタルできる店舗もあります。ホテルへの配達・回収サービスを行っているショップも多いため、宿泊先に合わせて借りられる店舗を選ぶと移動の手間を減らせます。

宮古島のレンタサイクルは、電動アシスト付きシティサイクルからスポーツタイプのロードバイク、輪行袋に収納できる折りたたみ自転車まで、目的に応じて幅広い車種から選べるのが特徴です。ヘルメットやカゴ、鍵、簡易パンク修理キットが標準で付属するショップも多く、初めての宮古島サイクリングでも装備面の不安なく利用できます。多くの店舗では自転車保険への加入や、トラブル時に対応してくれるロードサービスを用意しているため、契約時に補償内容を確認しておくと安心です。宮古空港や下地島空港周辺の店舗であれば到着後すぐに借りられ、市街地や主要ホテル周辺の店舗なら宿泊先からのアクセスがスムーズです。ゴールデンウィークや夏休み、ツール・ド・宮古島の開催時期といった繁忙期は台数に限りが出ることもあるため、事前予約をしておくと当日慌てずに済みます。

サイクリングに適した時期は台風の少ない1月〜3月と11月〜4月

宮古島サイクリングの狙い目は真夏ではなく、1月から3月にかけてのオフシーズンです。この時期は平均気温が15度から20度前後と過ごしやすく、夏のような強烈な直射日光がないため、長時間のサイクリングでも体力の消耗が少なく済みます。11月から4月ごろまでの期間は台風の心配がほとんどなく、観光のハイシーズンを外れているぶん旅費を抑えやすいというメリットもあります。4月前後は海開きが終わり梅雨入り前というタイミングで、気温25度前後の心地よい陽気が続くため、初心者にもおすすめです。10月から11月にかけても台風シーズンが過ぎて天候が安定しやすく、サイクリングに適したシーズンといえます。

夏場の6月から8月は日中の気温が30度を超え、日差しも非常に強いため、熱中症や脱水症状のリスクが高まります。この時期にどうしても走りたい場合は、早朝や夕方など気温が下がる時間帯に限定し、こまめな水分補給と日焼け対策を徹底する必要があります。8月から9月にかけての台風シーズンは、強風や大雨によって橋の通行止めが発生することもあるため、旅行時期としてはできれば避けたほうが無難です。

冬の1月から3月は宮古島の気温が年間で最も下がる時期ですが、それでも平均気温は18度から20度前後と、本州の春先に近い体感で、長袖シャツや薄手のセーター程度の服装で走れます。北風が強く吹く日は体感温度がぐっと下がるため、脱ぎ着しやすい薄手のウインドブレーカーを1枚荷物に加えておくと安心です。宮古島は台風の通り道にあたる島で、主に夏から秋にかけて影響を受けやすくなりますが、裏を返せば冬から春にかけての時期は台風のリスクが低く、屋外アクティビティを楽しむには好条件がそろっているといえるでしょう。旅行前には天気予報だけでなく、直近の道路や橋の通行状況もあわせて確認しておくと、当日のルート変更にもスムーズに対応できます。

走行時に注意したいのは強風と雨天時の路面

宮古島は遮るものの少ない平坦な地形ゆえに、風の影響を強く受ける島です。特に冬場の12月から2月は北風が強く吹きやすく、伊良部大橋や池間大橋といった海上の橋の上では、想像以上に強い横風や向かい風にさらされることがあります。橋の上は逃げ場がないため、突風でふらつかないよう、ハンドルをしっかり握り、スピードを落として慎重に走行することが大切です。

宮古島の道路のアスファルトには、サンゴ由来の琉球石灰岩が使われている箇所があります。この路面は雨天時に滑りやすくなるほか、強風によって舞い上げられた赤土が路面に付着すると、これもスリップの原因になります。雨上がりや強風の後は、カーブや橋の継ぎ目などでスピードを控えめにするよう心がけましょう。橋の上や海岸沿いの直線道路は日差しを遮るものがほとんどないため、帽子やサングラス、日焼け止めは必須アイテムです。こまめな水分補給ができるよう、飲料は多めに携行するか、コンビニや売店の場所を事前に把握しておくと安心です。自転車移動である以上、ヘルメットの着用は基本です。レンタカーやバス、観光客のドライブが多い幹線道路では、車の往来にも十分注意しながら走行しましょう。

休憩とグルメは来間島の「島の駅 来間」や佐和田の浜周辺が便利

長距離を走る宮古島一周コースでは、こまめな休憩ポイントの把握が快適な旅のカギになります。市街地の平良地区にはコンビニやカフェが充実しているため、スタート直後の補給はしやすいものの、南岸や東平安名崎周辺、池間島、伊良部島の一部エリアは店舗が少なくなる区間もあります。給水ポイントや軽食を買える場所を事前にルート上へマークしておくとよいでしょう。来間島には「島の駅 来間」をはじめ、宮古島本島や来間大橋を見渡せる絶景カフェが点在しており、橋を渡った後の休憩スポットとして人気です。伊良部島の佐和田の浜周辺にも、地元の食堂やカフェが点在しています。

立ち寄りたいビーチは与那覇前浜と砂山ビーチ

宮古島一周コースの魅力は橋やビュースポットだけではありません。海岸線を走るルート上には、思わず自転車を停めたくなる美しいビーチが点在しています。与那覇前浜ビーチは、宮古島本島の南側、来間大橋のたもと付近に広がる約7キロの真っ白な砂浜で、東洋一美しいとも称されるビーチです。きめ細やかな白砂とコバルトブルーの海のコントラストは見応えがあり、来間大橋を渡る前後の休憩スポットとして人気があります。バナナボートやシーカヤックなど各種マリンアクティビティも充実しているため、サイクリングの合間に少し足を延ばして海遊びを楽しむプランもよさそうです。

平良の市街地から歩いてすぐの場所にあるパイナガマビーチは、スタートやゴール直後に立ち寄りやすい立地が魅力です。屋根付きの休憩スペースが整備されているため、サイクリング後にひと息つく場所として便利です。宮古島東部にある砂山ビーチは、砂丘を越えた先に現れるアーチ状の岩とエメラルドグリーンの海が織りなす景観で知られています。東平安名崎方面から市街地へ戻るルート上に組み込みやすく、写真映えするスポットとしてサイクリストの立ち寄り先にも人気です。

モデルプランは1日型、2日型、健脚向け全島制覇の3パターン

プラン走行距離の目安日数主なルート
1日で本島一周80〜100キロ1日平良地区→東平安名崎→池間大橋→西平安名崎→平良地区
2日間で橋めぐり1日目70キロ前後、2日目70〜90キロ2日1日目は東平安名崎と南岸、2日目は池間大橋・伊良部大橋・来間大橋
健脚向け全島制覇140〜170キロ1日宮古島・伊良部島・下地島・池間島・来間島をすべて周回

1日で本島一周を楽しむプランは、午前中に平良地区をスタートし、南岸を走って東平安名崎で灯台に登り絶景を楽しんだあと、北上して池間大橋を渡って池間島を軽く周遊、折り返して西平安名崎で写真撮影をしてから市街地方面へ戻るルートです。初めての宮古島サイクリングにおすすめの構成です。2日間で橋めぐりも満喫するプランは、1日目に東平安名崎と南岸ビーチを中心に走り、2日目に池間大橋、西平安名崎、伊良部大橋、佐和田の浜、来間大橋をめぐる橋づくしのコースを走ります。2日間に分けることで、それぞれの絶景スポットでゆっくり写真撮影や休憩の時間を確保できます。健脚向けの全島制覇プランは、宮古島・伊良部島・下地島・池間島・来間島のすべてを1日で回る本格的なロングライドで、早朝スタートと十分な補給計画、そして体力と経験が求められる上級者向けのプランです。

毎年6月開催の「ツール・ド・宮古島」は114キロと184キロのコースを用意

宮古島では毎年6月に、島全域を舞台にした自転車の祭典「ツール・ド・宮古島」が開催されています。サイクリングの部には114キロと83キロの2コースが、ロードレースの部には184キロと114キロの2コースが用意されており、初日には島を一周するサイクリングが、2日目には島を2周するロードレースが行われるのが恒例です。全日本トライアスロン宮古島大会と並んで、宮古島は自転車の聖地として全国のサイクリストから注目を集めている島でもあります。イベント参加でなくても、大会で使われるコースをなぞって走れば、多くのサイクリストに愛されてきた宮古島ならではの絶景ルートを体感できます。

持ち物はヘルメットと補給食、予備チューブが必須

宮古島一周のような100キロを超えるロングライドでは、事前の装備準備が快適さと安全性を大きく左右します。基本の服装としては動きやすいサイクルウェアやスポーツウェアを選び、裾の広いスカートやゆったりしたズボンなど、チェーンに巻き込まれる恐れのある服装は避けましょう。靴もサンダルではなく、しっかり足を固定できるスニーカーやサイクリングシューズが安心です。

安全面ではヘルメットは必須アイテムです。走行中に強い日差しや向かい風で小石や虫などが目に入るのを防ぐため、サイクル用のアイウェアやサングラスも用意しておくとよいでしょう。手には走行用のサイクルグローブを、破損に備えて予備を1組持っていくと安心です。暑さと日差し対策としては、日焼け止め、帽子、フェイスタオルが欠かせません。橋の上など日陰のない区間が長く続くため、こまめに塗り直せる携帯用の日焼け止めがあると便利です。水分補給用のドリンクは多めに携行し、給水できるコンビニや売店の場所をあらかじめ確認しておきましょう。100キロを超える距離を走る場合は、補給食や、万が一のパンクに備えた予備チューブ、携帯ポンプ、簡易工具なども携行しておくとトラブル時に安心です。荷物は両手が自由になるようリュックサックやサドルバッグにまとめるのがおすすめです。雨具や薄手の防風ウェアも、天候が変わりやすい離島ならではの備えとして荷物に加えておくと安心して走行できます。

アクセスは宮古空港と下地島空港、ホテルへの配達サービスも利用できる

宮古島へは飛行機で訪れるのが一般的で、宮古空港のほか、伊良部島側の下地島空港も窓口になります。空港周辺にはレンタサイクルショップが点在しており、宮古空港から一番近いショップのほか、下地島空港ターミナル内でも貸出や返却ができる店舗があります。到着したその足でサイクリングをスタートできるのは、飛行機移動が前提の離島旅行ならではの利便性です。

多くのレンタサイクルショップでは、宿泊先のホテルまで自転車を配達し、返却時にも回収してくれるサービスを提供しています。手荷物預かりサービスを併用できるプランもあるため、大きな荷物を持ったまま長時間走る必要がなく、身軽な状態でコースに集中できます。1泊2日以上の日程であれば、輪行袋に収納できる折りたたみ自転車のレンタルプランを選び、途中でバスなどの公共交通機関に持ち込むという移動方法も選択肢に入ります。宿泊先を選ぶ際には、サイクリストの利便性を意識したホテルもチェックしておきたいところです。シギラビーチ周辺をはじめとするリゾートエリアのホテルには、宿泊者向けにシティサイクルや電動アシスト自転車を用意している施設もあり、朝一番から気軽に走り出せる環境が整っています。コースの起点・終点をどのエリアに置くかで当日の移動効率が大きく変わるため、宿泊エリアとレンタサイクルショップの位置関係を事前に確認しておくと、当日のスケジュールがスムーズになります。

番外編、大神島へのフェリーは片道20分で往復670円

西平安名崎や池間大橋から沖合に見える大神島は、神の島とも呼ばれる宮古島北方の小さな離島です。人口数十人ののどかな島で、フェリーは宮古島南部の島尻漁港から発着し、乗船時間は約20分、往復料金は大人670円、子供320円ほどとされています。港には無料駐車場も備わっているため、自転車をいったん停めて船で立ち寄るサイクリングと離島フェリーの組み合わせも面白い選択肢です。船上からは宮古島の海岸線を海側から眺められるという、自転車では味わえない角度からの絶景も楽しめます。時間に余裕があるプランを組む場合は、行程の一部にこの寄り道を加えてみてください。

宮古島一周サイクリングは平坦な地形と橋の絶景が魅力の周回コース

宮古島一周サイクリングコースは、平坦な地形ゆえに初心者でも挑戦しやすい一方、伊良部大橋・池間大橋・来間大橋という個性豊かな三大橋や、東平安名崎、西平安名崎、佐和田の浜といった数々の絶景スポットを回れる、上級者も満足できる懐の深いコースです。距離は本島一周だけならおよそ100キロから115キロ、離島すべてを含めれば140キロから170キロと、体力やスケジュールに応じて自由にアレンジできます。所要時間の目安は本島一周で5時間前後、全島を回るフルコースなら走行時間だけで7時間から9時間ほどです。電動アシスト自転車を活用すれば体力に自信がない人でも走破しやすく、1月から3月や11月から4月といった過ごしやすい時期を選べば、強い日差しや台風のリスクを避けて楽しめます。離島特有の強風や、サンゴ由来の路面が雨で滑りやすくなる点には注意が必要です。ヘルメットや日焼け対策などの装備をしっかり整え、無理のないペースで自分に合ったコースを選べば、宮古島一周サイクリングは忘れられない旅の思い出になるはずです。

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