奥多摩周遊道路で新緑サイクリング!ヒルクライムの魅力と走り方

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奥多摩周遊道路は、東京都内にいながら標高1,146mの風張峠を目指せる本格的なヒルクライムコースであり、4月下旬から5月にかけての新緑シーズンはサイクリングのベストシーズンとして多くのロードバイク愛好家に支持されています。都心から電車で約1時間半〜2時間というアクセスの良さでありながら、深い山々と清流が広がる別世界のような自然環境を体感できるのが最大の魅力です。この記事では、奥多摩周遊道路でのサイクリングやヒルクライムを楽しむためのコース情報、補給スポット、走り方のコツ、安全対策までを詳しくお伝えしていきます。

目次

奥多摩周遊道路とは|東京都内最高地点を走る山岳道路

奥多摩周遊道路は、正式名称を「東京都道206号川野上川乗線」といい、檜原村の三頭橋を起点に奥多摩町の九頭竜橋までを結ぶ延長約20kmの山岳道路です。その大部分が秩父多摩甲斐国立公園の特別地域内を通過しており、豊かな森林と山岳景観を間近に感じながら走ることができます。

この道路の最高地点は標高1,146mの風張峠で、東京都内を走る公道としては最も高い地点にあたります。日常生活の中で「東京都内」と聞くとなかなかイメージしにくい標高ですが、都内でありながらアルプスのような自然環境が残る特別な場所となっています。

道路の開通は1972年(昭和47年)で、当初は有料道路として運営されていましたが、その後無料開放され、現在は誰でも自由に利用できます。ただし、通行可能時間には制限が設けられています。夏季(4月1日〜9月30日)は午前8時〜午後7時、冬季(10月1日〜3月31日)は午前9時〜午後6時のみ通行可能で、夜間通行は全面禁止となっているため、走行計画を立てる際は必ずこの時間を確認しておく必要があります。

道路沿いには月夜見第一駐車場(標高933m・起点から9.3km地点)、風張峠駐車場(標高1,146m・起点から12.8km地点)、千現峠駐車場(標高1,109m・起点から14.2km地点)など複数の駐車場が設けられています。週末にはオートバイでツーリングを楽しむライダーの姿も多く見られ、バイクとの共存を意識した走行が求められるコースでもあります。

奥多摩周遊道路の新緑シーズンが格別な理由

奥多摩周遊道路のベストシーズンのひとつが、4月下旬から5月中旬にかけての新緑の時期です。標高1,000m前後の山では4月下旬頃から新緑が始まり、標高が上がるにつれて見頃が少しずつずれていきます。5月半ばには雲取山などの高峰でも緑が山頂へと登りつめ、山全体が明るい若葉に包まれる壮大な光景が広がります。

奥多摩周遊道路で出会える春の花々と新緑の風景

春の奥多摩では、カタクリの花が1,000m前後の山で4月初旬から咲き始め、中旬頃からミツバツツジ、アカヤシオ、アセビといった花々が次々と咲きます。川苔山から蕎麦粒山方面のルートでは、5月中旬以降にツツジが鮮やかに咲き誇ることでも知られています。

ロードバイクで走ると、新緑の緑と渓流のせせらぎを同時に楽しみながら坂を登ることができ、この時期のサイクリングは格別です。気温もまだ穏やかで、1,000m超の峠付近でも夏のような酷暑にはならず、涼しい風が汗を心地よく冷やしてくれます。春の山の空気は透明度が高く、木々の間から見える青空と萌黄色の若葉のコントラストは、思わず写真に収めたくなる美しさです。

新緑シーズンの奥多摩周遊道路で注意すべき気候の変化

一方で、春の奥多摩には厳しさもあります。山の天気はまだ不安定で、にわか雨や気温の急変が起こりやすい季節です。標高が高くなるにつれ気温は急激に下がるため、麓では半袖で快適に走れていても、峠付近では長袖が必要になることがあります。ウィンドブレーカーなどの防寒・防風アイテムは必ず携行してください。

奥多摩周遊道路のヒルクライムコース詳細と選び方

奥多摩周遊道路で自転車を楽しむ場合、大きく分けて「檜原村側(武蔵五日市方面)」からのアプローチと、「奥多摩町側(奥多摩湖方面)」からのアプローチの2つのルートがあります。さらに、両方を組み合わせた周回コースも人気です。

檜原村・武蔵五日市駅からの都民の森コース|初心者にもおすすめ

最も多くのサイクリストが利用する定番ルートが、JR武蔵五日市駅を起点とするコースです。駅前を出発して檜原街道(都道33号)を西へ向かい、檜原村役場を過ぎて山間の道を進むと、やがて「東京都檜原都民の森」に到達します。武蔵五日市駅から都民の森までの距離は約32〜33km、標高差は約1,063m、平均勾配は約5.9%という、長くてなだらかな上りが続くコースです。

このコースの大きな特徴は、勾配がそれほど急ではなく、ビギナーでも自分のペースでゆっくり走れば完走が可能な点にあります。渓谷沿いの道が続くため景色が単調にならず、見飽きることなく楽しみながら登ることができます。沿道の自然林が美しく、新緑の時期は特に爽やかな雰囲気に包まれます。都民の森から先、さらに奥多摩周遊道路を進むと風張峠(標高1,146m)に到達し、ここが東京都の公道最高地点となります。

奥多摩湖側からのルート|短距離集中型のヒルクライム

奥多摩湖(小河内ダム)付近から風張峠を目指すルートは、距離約9.4km、平均勾配7.5%、最大勾配9.6%、獲得標高560mという数値が示すとおり、武蔵五日市側と比べると距離は短いものの勾配がきつくなります。奥多摩駅を起点にする場合は、まず国道411号を走って奥多摩湖まで向かい、そこから周遊道路へ入る形になります。

このルートは短距離集中型で、脚力に自信のあるサイクリストや時間の限られた方に向いています。距離は短くても勾配がしっかりあるため、タイムアタックや追い込んだトレーニングに利用するライダーも多く見られます。奥多摩湖畔の景色を楽しみながら走り始め、徐々に標高を上げていくダイナミックなヒルクライムを体験できます。

奥多摩周遊道路の周回コース|本格派サイクリストに最適

奥多摩をどっぷり楽しみたい方には、奥多摩駅または武蔵五日市駅をスタートとして、奥多摩湖から周遊道路で風張峠を越え、都民の森を経由して戻る「周回コース」がおすすめです。全体の走行距離は約40〜50kmほどになり、獲得標高も1,500m以上に達する本格的なルートとなります。コースのハイライトは何といっても風張峠からの下りで、1,146mの峠から一気に下るダウンヒルはスピード感と爽快感が抜群です。ただし、下り坂は事故のリスクも高まるため、常に安全な速度で走ることが重要です。

奥多摩周遊道路へのアクセス方法

奥多摩周遊道路へのアクセスは、電車またはマイカーが一般的です。

武蔵五日市駅へのアクセスと周辺情報

JR中央線で立川駅まで行き、JR青梅線に乗り換えて拝島駅へ、さらにJR五日市線で終点の武蔵五日市駅まで乗車します。新宿駅から武蔵五日市駅まで約1時間20分ほどの乗車時間です。週末には輪行(自転車を袋に入れて電車に持ち込む)するサイクリストの姿が目立ちます。武蔵五日市駅前には飲食店やコンビニもあり、出発前に補給を整えやすい環境が整っています。

奥多摩駅へのアクセスと周辺情報

JR中央線で立川駅、JR青梅線で青梅駅まで行き、さらに青梅線で終点の奥多摩駅まで向かいます。新宿から奥多摩駅まで約1時間40分ほどかかります。奥多摩駅周辺にも飲食店が点在しており、登山客やサイクリストで賑わっています。

自動車でのアクセス

中央自動車道を利用する場合は上野原I.Cから約30分、または八王子I.Cから約50分で到達できます。圏央道を使う場合はあきる野I.Cまたは日の出I.Cから約30分です。武蔵五日市駅周辺や奥多摩湖付近には有料駐車場があり、自転車を降ろしてからスタートするサイクリストも多く見られます。

奥多摩周遊道路サイクリングの補給・休憩スポット

山岳コースを長距離走るにあたって、補給計画はとても重要です。奥多摩周遊道路沿いは都市部のようなコンビニが少なく、自動販売機や道の駅、観光施設が主な補給ポイントとなります。

武蔵五日市駅周辺の補給ポイント

スタート地点となる武蔵五日市駅前には、コンビニや飲食店が並んでいます。出発前にしっかりと食事や補給をしておくことが重要です。駅前には「東京裏山ベース」というカフェがあり、サイクリストのサポートにも対応しています。シャワーブースも備えているため、ライド後の利用にも便利です。

檜原村内の地元グルメスポット

檜原村役場付近を過ぎると、大人気の豆腐屋があり、「うの花ドーナツ」や「とうふミルク」が名物として知られています。甲武トンネル分岐を右折してから約4km先には自家製酵母にこだわったパン屋があり、イートインスペースも用意されています。こうした地元ならではのグルメを楽しみながら走るのも、奥多摩サイクリングの醍醐味です。

東京都檜原都民の森|コース中間の重要補給拠点

コースのほぼ中間地点に位置する「東京都檜原都民の森」は、最も重要な休憩・補給ポイントです。駐車場奥の売店では、その場で揚げたカレーパンや磯辺焼き、お団子などの軽食を楽しめます。バイクラック(自転車スタンド)や自動販売機、ベンチも充実しており、ここでひと息ついてから風張峠へ向かうサイクリストが多く見られます。峠付近では補給できる場所が限られるため、都民の森でしっかり補給してから先へ進むことをおすすめします。

奥多摩周遊道路ヒルクライムのコツと走り方

長い登りを楽しみながら完走するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

ペース配分が最も重要|ヒルクライム完走の秘訣

都民の森コースは総距離が30km超と長いため、最初から飛ばしすぎると後半に脚が売り切れてしまいます。「少し物足りないかな」と感じるくらいの軽いギアでペダルを回し続けることが、完走の秘訣です。平均勾配5〜6%程度のコースであれば、高いケイデンス(回転数)で回すスタイルが適しています。

補給のタイミングを逃さない走り方

ヒルクライムはエネルギー消費が激しいため、「お腹が減った」と感じてからでは遅いのが実情です。走りながら1時間おきにエネルギーゼリーやバーを摂取するのが基本となります。都民の森など補給できる場所では必ず立ち寄り、水分と食料を補充することを心がけましょう。

防寒対策とライト装備の重要性

標高が1,000mを超える峠付近では、気温が麓より5〜8℃以上低くなることがあります。特に春先はまだ山の気温が不安定で、突然の雨や気温低下が起こりやすい季節です。ウィンドブレーカーや薄手のジャケット、グローブの携行を強くおすすめします。下り坂では風を受けて体感温度がさらに下がるため、下りの前には必ず羽織ものを着てください。

また、奥多摩周遊道路のコース上にはトンネルが複数箇所あり、内部は非常に暗くなっています。漏水している箇所や路面が濡れているトンネルもあるため、前後のライトは昼間でも必ず点灯して通過してください。自分の安全だけでなく、対向車や対向バイクに存在を知らせるためにも、ライトの装備は必須です。

奥多摩周遊道路を安全にサイクリングするための注意事項

通行時間とバイクとの共存

奥多摩周遊道路の通行可能時間は、夏季(4月1日〜9月30日)が午前8時〜午後7時、冬季(10月1日〜3月31日)が午前9時〜午後6時です。時間外はゲートが閉鎖されるため、時間内に戻ってこられるようにスケジュールを組むことが重要です。特に峠付近まで登った場合は、下山に要する時間も計算に入れておきましょう。

週末の奥多摩周遊道路はオートバイが非常に多く、スポーツバイクで高速コーナリングを楽しむバイクもいます。カーブの先が見えない状況で道路の中央付近を走るのは危険なため、自転車はなるべく左側をキープし、コーナーではスピードを控えめにすることが大切です。特に下り坂ではバイクのほうが圧倒的に速いため、後方からの接近に十分注意してください。

路面状況と緊急時への備え

山岳道路では落石や落ち葉による路面の滑りが発生することがあります。春先でも日陰の峠付近では路面が凍結していることがあるため、スピードの出しすぎには注意が必要です。

また、奥多摩周遊道路は都県境付近の山岳地帯を走るため、万が一の事故や体調不良が起きた場合、救急車の到着まで相当の時間がかかることが想定されます。現場到着から病院搬送まで2時間程度を要するという情報もあり、単独走行よりもグループでの走行が望ましいでしょう。緊急連絡先の共有やスマートフォンの充電確認、電波状況の把握なども出発前に行っておくことをおすすめします。

奥多摩周遊道路の絶景スポットと撮影ポイント

月夜見第一駐車場|奥多摩湖を一望する屈指の展望地

奥多摩周遊道路の中でも屈指の展望スポットとして知られるのが、奥多摩湖側から9.3km地点にある月夜見第一駐車場(標高933m)です。月夜見山(標高1,147m)から派生する尾根上に位置し、道路が大きくカーブして奥多摩湖に突き出したような地形の上にあるため、奥多摩湖と周囲の山々を一望できる絶好のビューポイントとなっています。空気の澄んでいる晴れた日には、遠く新宿の高層ビル群や東京スカイツリーを望めることもあるといいます。オオタカやクマタカといった猛禽類の野鳥撮影スポットとしても知られており、バードウォッチャーにも人気の高い場所です。

風張峠|東京都公道最高地点での達成感

コースの最高地点である風張峠(標高1,146m)には、東京都の公道最高地点を示す標識が設置されており、多くのサイクリストが記念撮影を行う定番スポットとなっています。ここまで登り切った達成感は、実際にペダルを踏んできたサイクリストだけが味わえる特権です。天気が良い日は360度の視界が広がり、奥多摩の山々の重なりを眺めることができます。

渓谷沿いの新緑区間|武蔵五日市から檜原村へ

武蔵五日市駅から都民の森へ向かう途中、秋川渓谷に沿った区間は四季を通じて美しい景色が楽しめます。特に新緑の季節は川面に若葉の緑が映り込み、渓流のせせらぎを聞きながら走る体験は格別です。清流のそばを走るため夏でも涼しく、気持ちのよい空気の中でペダルを踏むことができます。

奥多摩周遊道路ヒルクライムのおすすめ装備と準備

ロードバイクの選び方とギアの設定

長距離ヒルクライムには軽量なロードバイクが最も適しています。一般的に完成車の重量が8kg以内に収まると、ヒルクライムへの適性が高まるとされています。ギアの選択も重要で、コンパクトクランク(50-34T)と11-32Tのスプロケットの組み合わせなど、軽いギアを確保しておくと長い登りでも余裕を持って走ることができます。

ウェアと携行品の選び方

ヒルクライムでは登りで汗をかき、下りでは体が冷えるという温度差が大きいのが特徴です。夏でも峠付近はひんやりとした風が吹くため、薄手のウィンドブレーカーをバックポケットに忍ばせておくのが鉄則です。バイクグローブで手を保護し、サングラスは飛び込んでくる虫や飛礫から目を守るためにも必須のアイテムとなります。前灯は明るめのものを選び、明るさ500ルーメン以上あると安心です。

補給食と水分の準備

ヒルクライムはエネルギー消費量が高く、体重60kgの人が1時間走ると400〜600kcal以上消費することもあります。エネルギーゼリー、スポーツバー、バナナなど、素早くエネルギーに変わる補給食を複数持参しましょう。水分は少なくとも750ml〜1Lのボトルを携行し、こまめに補給することが重要です。コース上の補給ポイントは限られているため、武蔵五日市駅や都民の森で必ず補充するようにしてください。

ヒルクライムのトレーニング方法|奥多摩周遊道路を快適に走るために

奥多摩周遊道路の登りを快適にこなすためには、日頃のトレーニングも重要です。

ヒルクライムに求められる主な身体能力は「筋持久力」です。遅筋を強化するためのインターバルトレーニングが有効で、ケイデンス(1分間のペダル回転数)60rpm前後を維持しながら5分〜20分を2〜4セット行う方法が代表的です。このトレーニングを週2〜3回積み重ねることで、長い登りで粘る力がついてきます。

週末に2〜3時間以上の有酸素強度でのロングライドを積み重ねることも、基礎体力向上に欠かせません。東京近郊であれば、奥多摩手前の青梅街道や睦橋通りを使った緩いアップダウンのコースで、実際の奥多摩路に近い感覚でのトレーニングが可能です。また、平地での走行中もあえて軽めのギアを選んで高ケイデンスで回す練習を取り入れると、実際の登りでも自然に同じ動きができるようになります。

東京ヒルクライムOKUTAMAステージ|奥多摩周遊道路を舞台にしたレース

奥多摩周遊道路を舞台にしたヒルクライムレースとして、「東京ヒルクライムOKUTAMAステージ」が毎年開催されています。レースに出場してみたい方や自分のタイムを測ってみたいというサイクリストにとって、公式レースへの参加は大きなモチベーションとなります。大会エントリーはスポーツエントリーなどの専門サイトから行うことができますので、興味のある方はチェックしてみてください。

奥多摩周遊道路は四季を通じて楽しめるサイクリングコース

奥多摩周遊道路の魅力は新緑の春だけにとどまりません。一年を通じてそれぞれの季節に異なる表情を見せるのが、このコースの奥深さです。

春はカタクリやミツバツツジ、アセビなどの花と若葉が山を彩り、清流の水量も増してせせらぎが心地よい季節です。気温がまだ高くない時期は長い登りでも体力の消耗が少なく、快適にペダルを踏み続けられます。夏は都心部に比べて気温が5〜10℃低く、特に標高の高い峠付近では猛暑日でも爽快な涼風が吹いており、暑さが苦手なサイクリストにとって避暑ライドとしても人気があります。ただし、梅雨時期は路面が滑りやすくなるため注意が必要で、午後の雷雨を避けるために早朝出発がおすすめです。

秋は紅葉の名所としても知られており、10月下旬から11月中旬にかけて山全体が赤や黄、橙色に染まります。奥多摩湖の湖面に映る紅葉の景色は特に美しく、走りながら次々と展開する錦絵のような風景は多くのライダーを感動させています。冬季は通行可能時間が短縮され、峠付近では路面凍結の危険もありますが、冬晴れの日に澄み渡った空気の中で走る体験もまた格別です。凍結箇所が多い場合は通行止めになることもあるため、必ず事前に東京都建設局西多摩建設事務所の情報を確認してから出発してください。

初心者でも楽しめる奥多摩周遊道路サイクリングのポイント

奥多摩周遊道路と聞くとハードなイメージがあるかもしれませんが、初心者でも楽しめる要素が多いコースです。

武蔵五日市駅から都民の森までのコースは平均勾配が約6%程度で、急激な激坂が続くわけではありません。ゆっくりとしたペースで走れば、ロードバイク初心者や体力に自信のない方でも完走を目指せます。都民の森をゴールと設定すれば、風張峠まで無理に行く必要もありません。

景色が非常に豊かで飽きないのも大きな魅力です。山間の渓谷沿いを走るコースは単調さがなく、四季折々の自然を楽しみながら走ることができます。さらに、公共交通でのアクセスが良いため、輪行で気軽に来られるのもポイントです。都内から電車で来られる「本格的な山岳コース」として、奥多摩周遊道路はロードバイク乗りにとって貴重な存在となっています。

奥多摩周遊道路サイクリング後の過ごし方

ヒルクライムを終えたあとの帰路や後半の時間をどう過ごすかも、計画に入れておきたいポイントです。

奥多摩駅周辺には、地元食材を使ったラーメン店や山岳料理を提供する食堂、クラフトビールを楽しめるスポットが点在しています。標高差1,000m以上の登りを終えたあとのグルメは、格別においしく感じるはずです。ジビエ料理(鹿肉・猪肉など)を提供するお店もあり、旅の思い出に地元の食文化を体験するのもおすすめです。

武蔵五日市駅前の「東京裏山ベース」ではシャワーを浴びてさっぱりしてから帰路につくことができ、輪行サイクリストにとって非常にありがたいサービスとなっています。また、奥多摩駅から徒歩約10分の場所にある「もえぎの湯」は、アルカリ性の単純泉で肌に優しく、ライド後の疲れた筋肉をほぐすのに最適です。露天風呂からは奥多摩の渓谷美を眺めることもでき、サイクリングの余韻に浸りながらのんびりと湯につかることができます。

帰路は武蔵五日市駅からJR五日市線・青梅線、奥多摩駅からJR青梅線を利用して立川・新宿方面へ帰ることができます。どちらのルートも輪行袋に自転車を収納して乗車可能です。週末の夕方は登山者やサイクリストで車内が混雑することもあるため、時間に余裕を持って帰路の電車に乗ることをおすすめします。

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