江田島サイクリングコース攻略法|レンタサイクル活用術と絶景スポット巡り

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瀬戸内海に浮かぶ江田島は、温暖な気候と美しい海岸線に恵まれ、サイクリングの聖地として密かな人気を集めています。広島市内からフェリーで約30分というアクセスの良さも魅力の一つ。「かきしま海道」の一部として整備されたサイクリングロードは、初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースが揃っています。潮風を感じながらのライドはもちろん、歴史的スポット巡りやグルメ探訪など、様々な楽しみ方ができるのが江田島サイクリングの魅力です。今回は、江田島でのサイクリングを計画している方々から寄せられる、よくある質問にお答えしていきます。

目次

江田島のサイクリングコースで初心者におすすめのルートはありますか?

初心者の方に最適なコースは、海沿いを中心とした「海辺らくらくサイクリングコース」(約25km)です。このコースは比較的平坦な道が多く、潮風を感じながらゆったりとサイクリングを楽しめるのが特徴。所要時間は3〜4時間程度で、体力に自信がない方やファミリーでも無理なく完走できます。

スタート地点は小用港がおすすめです。広島港からフェリーでアクセスしやすく、「えたじまサイクルステーション」があるためレンタサイクルの利用も便利。電動アシスト自転車も借りられるので、より快適なサイクリングが可能です。

コース中の見どころとして、旧海軍兵学校(現・海上自衛隊第1術科学校)は外せません。赤レンガの建物群は江田島の歴史を物語る貴重な建造物。事前予約をすれば施設見学も可能で、教育参考館では旧海軍関係の資料約14,000点を見学できます。

休憩ポイントとしては「ふるさと交流館」が適しています。観光案内所や無料休憩所が併設されており、サイクルステーションとしての機能も完備。簡単な工具の貸し出し、空気入れ、チェーンへの注油など、トラブル時のサポートも充実しています。

初心者の方は、無理をせず休憩を取りながら、自分のペースで走ることが大切。水分補給をこまめに行い、日差しの強い日は日焼け対策もお忘れなく。

江田島でヒルクライムを楽しめるサイクリングコースはどこですか?

江田島にはヒルクライム好きにはたまらない坂道スポットがいくつかあります。代表的なものは「しびれ峠」「古鷹山林道」です。

しびれ峠は、その名の通り「しびれる」ような傾斜が特徴的。距離は比較的短いものの、勾配がきつい区間があり、脚力と心肺機能が試されます。苦労して登った先には素晴らしいご褒美が待っています。頂上からは呉市街を一望できる絶景が広がり、瀬戸内海の多島美と造船所の風景が融合した独特の景観を楽しめます。記念撮影スポットとしても人気です。

もう一つの古鷹山林道は、より本格的なヒルクライムコースです。古鷹山林道展望所まで続く道のりは、一部急勾配な場所もあり、まさに運動不足解消に最適。ゆっくりとペースを保ちながら登ることが重要で、きつい時は無理せず降りて押すのも選択肢の一つです。展望所からは江田島の内湾を見渡せる素晴らしい景色が待っています。

さらに体力に自信がある方は、三高山への挑戦もおすすめです。山頂までの道のりは厳しいですが、360度のパノラマビューは格別。瀬戸内海の島々が織りなす絶景は、登りの疲れを忘れさせてくれます。ただし、自転車を担いで登る区間もあるため、相応の体力と装備が必要です。

ヒルクライムを楽しむ際は、十分な水分補給と適度な休憩が不可欠。また、下り坂では崖が崩れている箇所もあるため、スピードを抑えて慎重に走行することが大切です。

江田島サイクリングで立ち寄るべきグルメスポットを教えてください

江田島サイクリングの楽しみの一つは、地元の新鮮な食材を使った絶品グルメです。サイクリング途中に立ち寄れるおすすめスポットをご紹介します。

「島の駅 豆が島」は、サイクリストに大人気の定番スポット。ここの名物はコシのある手打ちうどんで、ボリューム満点の天ぷらうどんや、さっぱりとしたざるうどんは疲れた体に最高のご馳走です。海を眺めながらの食事は格別で、エネルギー補給には最適です。

海鮮好きには「海辺の海鮮市場」がおすすめ。新鮮な魚介類を使った料理が自慢で、その日の仕入れによってメニューが変わります。鯛めし、炊き込みご飯、お刺身、名物のカキフライなど、どれも絶品。サイクルラックも完備されているので、自転車での立ち寄りも安心です。人気店なので、少し早めの時間に訪れるのがコツです。

「オイスターカフェ江田島」は、小用港から約2.4kmの場所にあり、新鮮なカキ料理が堪能できます。プリッとした食感と濃厚な味わいの江田島産カキは、まさに冬の王様。カキフライや焼きガキ、カキの天ぷらなど、様々な調理法で楽しめます。テラス席からの眺めも素晴らしく、サイクリングの休憩にぴったりです。

甘いものが欲しくなったら「てくてくのさつまいも本舗」へ。地元産のさつまいもを使ったスイーツが人気で、焼き芋やさつまいもソフトクリームは疲れた体に元気を与えてくれます。

お土産には「迫製麺所」の乾麺がおすすめ。創業80年以上の老舗製麺所で、うどんとそうめんは絶品。サイクリングの思い出とともに、江田島の味を持ち帰ることができます。

グルメスポットを巡る際は、営業時間や定休日の確認を忘れずに。特に人気店は早めに売り切れることもあるので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

江田島でレンタサイクルを利用する際の注意点とおすすめの借り方は?

江田島でのレンタサイクル利用には、いくつかのポイントがあります。まず、事前予約が原則必要という点です。特に週末や祝日は利用者が多いため、2日前までの予約をおすすめします。江田島市観光協会のホームページから予約が可能です。

レンタサイクルの貸出場所は7ヶ所あり、中町桟橋、ふるさと交流館、小用桟橋、切串港(西沖桟橋)、三高桟橋などが主な拠点です。異なる場所への乗り捨て利用が可能なのは大きなメリット。例えば、切串港で借りて三高港で返却することもできます。

車種は豊富で、クロスバイク、ミニベロ、電動アシスト自転車、子ども用自転車などが用意されています。希望の車種が貸出場所にない場合でも、事前に相談すれば他の場所から移送してもらえるサービスもあります。

貸出時間は9:00〜17:00(最終受付16:00)で、月曜日が定休日となっています(祝日の場合は振り替え)。料金は一般的なシティサイクルで1日1,000円前後、電動アシスト自転車で1,500円前後が相場です。

注意点として、サイクリングマップの入手は必須です。江田島市のホームページからPDF版をダウンロードでき、スマートフォンやタブレットに保存しておくと便利。このマップには、サイクリングロードの案内はもちろん、サイクルステーションの場所、食事処、危険箇所、マナーなどの重要情報が記載されています。

また、「せとうちサイクルーズPASS」の利用もおすすめです。フェリーの自転車乗船料が割引になるお得なカードで、島と島を結ぶサイクリングをより経済的に楽しめます。

トラブル対応についても、江田島市ではサイクルレスキューサービスを実施。パンクや故障の際は、ふるさと交流館や能美海上ロッジに連絡すれば、簡単な修理対応や替えチューブの販売などのサポートを受けられます。

江田島サイクリングで絶対に外せない絶景スポットはどこですか?

江田島サイクリングの醍醐味は、なんといっても瀬戸内海の絶景を堪能できることです。絶対に外せない絶景スポットをご紹介します。

三高山展望台は、江田島サイクリングのハイライトとも言える場所です。標高はそれほど高くありませんが、展望台からは瀬戸内海の多島美を一望できます。特に晴れた日には、遠く四国山地まで見渡せることも。夕日の時間帯は特に美しく、オレンジ色に染まる海と島々のシルエットは息をのむ美しさです。

しびれ峠の頂上からの眺めも格別です。ヒルクライムの疲れを忘れさせる絶景が広がり、呉市街と海上自衛隊の艦船、造船所のクレーン群が織りなす独特の風景は、他では見られない光景です。晴れた日には遠く宮島まで見渡せることもあります。

古鷹山林道展望所は、少し難易度の高いコースですが、その分達成感と景色の素晴らしさは格別。江田島の内湾を見渡せる絶景ポイントで、カキ筏が点在する穏やかな海面と、対岸の山々が織りなす風景は、まさに瀬戸内海ならではの美しさです。

音戸の瀬戸も外せないスポットです。平清盛が1日で切り開いたという伝説が残る名勝地で、真紅のアーチ橋「音戸大橋」と青い海のコントラストは絶景。特に桜の季節には、約2,000本の桜が咲き誇り、橋と桜と海が織りなす景色は圧巻です。

鹿川水源地公園は、静かな水辺の景色が楽しめる穴場スポット。緑豊かな公園内は、サイクリングの休憩にも最適で、水面に映る木々の姿は心を落ち着かせてくれます。

また、海沿いの道を走っていると、随所で美しい海岸線や小さな漁港の風景に出会えます。能美島方面へ足を延ばせば、さらに多彩な海岸線の景色を楽しめます。

絶景スポットを巡る際は、時間帯も重要です。早朝の澄んだ空気の中での景色、昼間の青い海と空、そして夕暮れ時の情緒ある風景と、同じ場所でも時間によって全く違う表情を見せてくれます。カメラは必携アイテムです。

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