久米島は、沖縄本島から飛行機で約30分、那覇からフェリーで約4時間の場所に位置する美しい離島です。「球美の島」と称されるほど美しい自然景観を持ち、近年ではサイクリストの新たな聖地として注目を集めています。島の周囲は約50kmと、1日で一周できるコンパクトさが魅力でありながら、変化に富んだ景色を楽しめるのが特徴です。透明度の高い青い海、赤瓦の古民家が残る伝統的な集落、緑豊かな山々、サトウキビ畑が広がる田園風景など、多彩な景色を自転車で巡ることができます。
島内には「てぃーだ橋・つむぎ橋」や「比屋定バンタ」などの絶景スポットや、「ミーフガー」「畳石」といった自然が生み出した神秘的な場所も点在しています。また、「おばけ坂」のような不思議なスポットも楽しめます。適度なアップダウンがあり、初心者からベテランサイクリストまで、それぞれの体力やスキルに合わせたコース選びが可能です。
久米島ではレンタサイクルも充実しており、クロスバイクやマウンテンバイク、電動アシスト自転車なども借りられるため、手ぶらで訪れても気軽にサイクリングを楽しむことができます。宿泊施設によっては自転車の持ち込みに対応しているところもあり、マイバイクで島を巡りたいサイクリストにも優しい環境が整っています。
それでは、久米島でのサイクリングを最大限に楽しむための情報を、Q&A形式でご紹介していきましょう。

初心者でも楽しめる久米島の短距離サイクリングコースはどこですか?
久米島には、サイクリング初心者や時間に限りがある方でも十分に島の魅力を感じられる素晴らしいショートコースがいくつかあります。特に人気の高い初心者向けコースをご紹介します。
1. イーフビーチ〜鳥の口コース(約1時間/7km)
このコースは、リゾートホテルが集まるイーフビーチエリアをスタート地点とし、海岸線に沿って走行する爽快なルートです。最大の見どころは、鳥のくちばしのような形をした奇岩「鳥の口」です。道中はほとんど平坦で、美しい海を眺めながらゆったりとしたペースで進むことができます。
ルート上には「BACKSHORE RANCH」というカフェもあり、休憩スポットとして最適です。サイクリングの疲れを癒しながら、オーシャンビューを楽しめます。初めて久米島を訪れる方や、自転車に不慣れな方でも安心して楽しめるコースと言えるでしょう。
2. 畳石〜奥武島コース(約1.5時間/10km)
島の東側に位置する畳石からスタートするこのコースは、国の天然記念物にも指定されている六角形の岩「畳石」を見学した後、奥武島へと向かいます。「新奥武橋(しんおうばし)」を渡ると、透明度抜群のソーダブルーの海が広がります。奥武島は久米島の中でも特に美しい海に囲まれた小さな島で、橋でつながっているため自転車で簡単にアクセスできます。
このコースは若干のアップダウンがありますが、全体的に緩やかなため、初心者でも楽しむことができます。途中には、「真謝のチュラ福木」という道路の中央に生えた木があり、ユニークなフォトスポットとなっています。
3. 泊から真泊フィッシャリーナ周遊コース(約1時間/6km)
泊港から出発し、真泊フィッシャリーナを目指すこのコースは、漁港周辺の雰囲気を楽しみながら走ることができます。比較的平坦なルートで、のんびりと久米島の港町の風景を堪能できます。真泊フィッシャリーナからは「はての浜」へのツアーボートも出ていますので、時間に余裕がある方は、サイクリングとセットではての浜観光も楽しめます。
特に夕方に走ると、美しい夕日が海に沈む光景を眺めることができ、ロマンチックな雰囲気を味わえるでしょう。ルート上には地元の食材を使ったお店もあり、新鮮な海産物を味わうことも可能です。
4. 仲里地区周遊コース(約2時間/12km)
東北楽天ゴールデンイーグルスのキャンプ地として知られる仲里野球場周辺をスタート地点とするこのコースは、久米島の中心部を巡ります。「久米島博物館」や「上江洲家住宅」など、島の文化や歴史に触れることができるスポットがルート上にあります。
比較的平坦なルートが多く、集落内を走るため交通量も少なめで安心です。サイクリングの合間に各施設に立ち寄ることで、久米島の歴史や生活文化についても学ぶことができる、知的好奇心も満たされるコースです。
これらのショートコースは、いずれも2時間以内で回れるため、初めての久米島訪問や、家族連れ、サイクリング初心者の方にぴったりです。レンタサイクルショップでは、コース選びのアドバイスや地図の提供も行っていますので、訪問時に相談してみるのもおすすめです。また、コースを組み合わせることで、より長いルートを作ることも可能ですので、体力と相談しながら自分だけのオリジナルコースを作り上げてみるのも楽しいでしょう。
久米島の絶景を楽しめるサイクリングコースのおすすめスポットは?
久米島は小さな島ながらも、息を呑むような絶景スポットが点在しています。サイクリングしながら立ち寄りたい絶景ポイントをご紹介します。
1. てぃーだ橋・つむぎ橋
久米島を代表する絶景スポットの一つが、「てぃーだ橋・つむぎ橋」です。沖縄本島南部の「ニライカナイ橋」と同様に、2本の橋が連なる景観は圧巻です。特に、高台から橋に向かって下っていく際の景色は格別で、まるで青い海の上を自転車で走っているかのような爽快感を味わえます。
晴れた日には、橋の向こう側に「はての浜」を望むことができ、コバルトブルーの海と白い砂浜のコントラストが美しい絶景を楽しめます。ぜひカメラを持って訪れたいスポットです。また、日の出や日の入り時間帯に訪れると、さらに幻想的な景色が広がります。
2. 比屋定バンタ
高さ約200mの断崖絶壁が2kmほど続く「比屋定バンタ」は、久米島随一の展望スポットです。「バンタ」とは沖縄の方言で「崖」を意味し、この断崖絶壁からは広大な太平洋を見渡すことができます。
展望台へは少し急な坂道を上る必要がありますが、その先に広がるパノラマビューは息をのむ美しさです。晴れた日には「はての浜」はもちろん、天気が良ければ沖縄本島まで望むことができます。緑の断崖と青い海のコントラストは、写真では伝えきれない壮大さがあります。サイクリングの途中休憩として立ち寄るのに最適なスポットです。
3. ミーフガー
久米島の西部に位置する「ミーフガー」は、約400年前に二つの岩がぶつかり合って形成されたと言われる神秘的な奇岩です。沖縄の方言で「女岩」を意味し、中央に大きな割れ目があるのが特徴です。女性がこの地で拝むと子宝に恵まれるという言い伝えがあり、パワースポットとしても人気があります。
ミーフガーに至るまでの道は、久米島らしい景色の変化を見せてくれる魅力的な区間です。牧草地帯や爽快な海岸線を走り抜け、ミーフガーに向かって真っ直ぐに伸びる道は、サイクリストにとって絶好のロケーションと言えるでしょう。周辺は広場になっているため、自転車を停めてゆっくりと散策することができます。
4. 畳石
久米島の東部、奥武島の近くに位置する「畳石」は、六角形の模様が連なる不思議な岩場です。火山活動と海水の浸食によって形成されたとされ、国の天然記念物に指定されています。干潮時には、まるで畳を敷き詰めたような独特の景観を楽しむことができます。
サイクリングの途中で立ち寄り、岩場を間近で見ることができます。周囲の海も透明度が高く、エメラルドグリーンの海と黒い岩のコントラストが美しい光景を作り出しています。写真撮影のベストスポットとしても人気が高いです。
5. アーラ浜
久米島の南部、儀間集落の外れにある「アーラ浜」は、あまり観光客が訪れない隠れた絶景ビーチです。静寂に包まれたビーチからは、宝石のような美しい海の色を楽しむことができます。周辺は自然のままの状態が保たれており、開発されていない沖縄の原風景を感じることができるスポットです。
アーラ浜の背後には「アーラ岳」が聳え立ち、山と海のコントラストも見事です。サイクリングで疲れた体を休めるのにぴったりの場所で、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
6. 五枝の松
カンジンダムのほとりにたたずむ「五枝の松」は、樹齢250年以上と言われるリュウキュウマツの巨木です。地面を這うように枝を広げる姿が特徴的で、日本の名松百選にも選ばれています。久米島の農業の守り神とも言われ、地元の人々に大切にされてきました。
サイクリングの途中で立ち寄り、その壮大な姿を間近で見ることができます。マイナスイオンをたっぷり感じながら、心身ともにリフレッシュできるスポットです。
これらの絶景スポットは、久米島一周コースに含まれているため、一日かけて巡ることができます。また、時間に余裕がある方は、各スポットでゆっくりと過ごすのもおすすめです。季節や時間帯によって表情が変わるため、何度訪れても新たな発見があるでしょう。
久米島一周サイクリングのルートと所要時間はどのくらい?
久米島一周サイクリングは、島のすべての魅力を効率良く巡ることができる人気のルートです。島の周囲は約50kmで、アップダウンも適度にあるため、充実したサイクリング体験ができます。ここでは、久米島一周の基本ルートと所要時間、おすすめの走り方をご紹介します。
基本ルートと距離
久米島一周の基本ルートは、島を囲む県道89号線(久米島一周線)と県道245号線を中心に構成されています。総距離は約50kmで、途中で各観光スポットに立ち寄る場合は、さらに5〜10kmほど距離が増えることもあります。
推奨される走行方向
久米島を一周する際は、時計回りに走るコースが一般的に推奨されています。その理由は以下の2つです。
- 左側通行のため、海がより近く感じられる
- 宿泊施設が集まるイーフエリア(イーフビーチ周辺)を中間地点に設定できる
また、北部は島で一番アップダウンが多いエリアなので、体力があるうちに走破することができるのも利点です。
所要時間の目安
久米島一周の所要時間は、サイクリストの体力レベルや、途中の観光スポットでの滞在時間によって大きく異なります。以下に目安をご紹介します。
- スポーツサイクリスト(休憩少なめ): 3〜4時間
- 一般サイクリスト(適度な休憩・観光): 6〜8時間
- のんびり派(観光重視): 1日〜1泊2日
特に初めて久米島を訪れる方の場合は、観光スポットでゆっくり過ごしたいと思うことが多いため、1泊2日の行程をおすすめします。宿泊することで、朝や夕方の美しい光景も楽しむことができます。
おすすめの分割コース(1泊2日の場合)
1泊2日で久米島一周を楽しむ場合、以下のような分割がおすすめです。
1日目(約30km): 北部・東部コース
- スタート地点: 久米島空港/兼城港
- 主な立ち寄りスポット:
- ミーフガー(神秘的な奇岩)
- 具志川城跡
- 比屋定バンタ(断崖絶壁の展望台)
- てぃーだ橋・つむぎ橋
- 奥武島(畳石)
- ゴール地点: イーフビーチ周辺(宿泊)
- 特徴: アップダウンが比較的多いコースですが、島の北部から東部にかけての絶景スポットを効率よく巡ることができます。
2日目(約20km): 南部・西部コース
- スタート地点: イーフビーチ周辺
- 主な立ち寄りスポット:
- アーラ浜
- アーラ林道(緑豊かな山岳道路)
- おばけ坂(不思議な錯覚が体験できるスポット)
- 五枝の松
- 上江洲家住宅(赤瓦の古民家)
- ゴール地点: 久米島空港/兼城港
- 特徴: 比較的平坦なルートが多く、2日目の疲れた体にも優しいコースです。島の南部から西部にかけての文化的・歴史的スポットを中心に巡ります。
サイクリングシーズンと気候の影響
久米島のサイクリングに最適な時期は、気温が安定し雨が少ない3月〜5月と10月〜11月です。夏場(6月〜9月)は気温が高く湿度も高いため、早朝や夕方の涼しい時間帯に走行することをおすすめします。また、梅雨時期(5月下旬〜6月)や台風シーズン(7月〜10月)は天候の変化に注意が必要です。
ルート上の休憩ポイント
久米島一周ルート上には、以下のような休憩ポイントがあります。
- 道の駅くめじま: 地元の食材を使った料理やお土産が揃っています。
- イーフビーチ周辺のカフェ: 海を眺めながら休憩できます。
- BACKSHORE RANCH: 鳥の口近くにあるカフェ。
- 各観光スポットの休憩所: 比屋定バンタやミーフガーなどには休憩できるスペースがあります。
これらの休憩ポイントをうまく活用しながら、無理のないペースで久米島一周を楽しみましょう。まとまった時間がない場合は、島の一部エリアに絞ったショートコースを選ぶのも良いでしょう。どのようなルートを選んでも、久米島の美しい自然と文化を存分に満喫できることでしょう。
久米島でのサイクリング時に必要な準備と注意点は?
久米島でのサイクリングを安全かつ快適に楽しむために、事前の準備と現地での注意点をご紹介します。
レンタサイクル情報
マイバイクを持参しない場合は、久米島のレンタサイクルサービスを利用すると便利です。主なレンタサイクル店は以下の通りです。
- 久米アイランドレンタサイクル: リゾートホテル久米アイランド内にあり、クロスバイクを中心に各種自転車を取り揃えています。自転車の自立スタンドのほか、工具や空気入れも貸し出しています。
- JALレンタサイクル: 久米島空港内にあり、到着してすぐに借りることができます。
- ヨンナーサイクル久米島: イーフビーチ近くにあり、マウンテンバイクやロードバイクなど様々な種類の自転車が揃っています。
- リゾートハウスみなみ: 原付バイクと自転車のレンタルを行っています。
レンタサイクルを利用する際は、以下の点に注意しましょう。
- 人気シーズンは事前予約がおすすめです。
- 身分証明書が必要な場合があります。
- 貸出時間や返却場所についてしっかり確認しましょう。
- 基本的な点検(ブレーキやタイヤの空気圧など)を行ってから出発しましょう。
マイバイク持参の場合
自分の自転車を持参する場合は、以下の点に注意しましょう。
- 輪行の準備: 飛行機やフェリーで自転車を運ぶ場合は、輪行袋や専用ケースが必要です。航空会社によって輪行規定が異なるため、事前に確認しておきましょう。JALなどでは自転車の持ち込みに追加料金がかからない場合もあります。
- 宿泊施設の確認: 自転車の持ち込みや保管が可能かどうか、事前に宿泊施設に確認しておくことが重要です。リゾートホテル久米アイランドなど、自転車の部屋への持ち込みが可能な宿泊施設もあります。
- メンテナンス用品: 簡単な修理や調整ができるよう、基本的な工具や予備のチューブなどを持参しましょう。島内には専門の自転車ショップが少ないため、自己解決できるようにしておくと安心です。
必要な装備と持ち物
久米島でのサイクリングに必要な装備や持ち物は以下の通りです。
- ヘルメット: 安全のために必ず着用しましょう。レンタルも可能ですが、自分専用のものがあれば持参するとよいでしょう。
- サイクリングウェア: 動きやすく速乾性のある服装がおすすめです。長袖のものは日焼け対策にもなります。
- グローブ: 手のひらの保護や滑り止めのために必要です。
- サングラス: 強い日差しや飛来物から目を守ります。
- 日焼け止め: 沖縄の紫外線は強いため、高いSPF値のものを選びましょう。防水タイプが汗をかいても効果的です。
- 水分: 十分な水分を持参し、こまめに補給しましょう。夏場は特に脱水症状に注意が必要です。
- 補給食: エネルギー補給のためのゼリーやバーなどがあると便利です。
- スマートフォン/地図: ナビゲーションや緊急連絡用に必要です。防水ケースも用意しておくとよいでしょう。
- 救急セット: 絆創膏や消毒液など、簡単な応急処置ができるものを携帯しましょう。
- レインウェア: 突然の雨に備えて、コンパクトなレインウェアや防水カバーがあると安心です。
現地での注意点
- 交通ルールの遵守: 日本の交通ルールに従い、左側通行を徹底しましょう。信号や一時停止の標識も必ず守りましょう。
- 天候の確認: 出発前に天気予報をチェックし、台風や大雨の予報がある場合は計画を変更することも検討しましょう。
- 日差し対策: 沖縄の日差しは非常に強いため、日焼け止めの塗り直しや、休憩時に日陰を見つけることを心がけましょう。
- こまめな水分補給: 暑い季節は特に脱水症状のリスクが高まります。喉が渇く前にこまめに水分を摂りましょう。
- 路面状況の注意: 特に雨の後は路面が滑りやすくなることがあります。下り坂やカーブでは速度を落として走行しましょう。
- 野生動物への注意: 時折、犬や猫、ヤギなどが道路に飛び出してくることがあります。特に集落内では注意が必要です。
- 携帯電話の電波: 島内の一部エリアでは携帯電話の電波が弱い場合があります。緊急連絡先や宿泊先の連絡先を事前にメモしておくとよいでしょう。
緊急時の対応
- 病院情報: 久米島には「久米島病院」があります。場所と連絡先(0980-72-3151)を事前に確認しておきましょう。
- レンタサイクルショップの連絡先: 自転車トラブル時の連絡先として、利用するレンタサイクルショップの番号を控えておきましょう。
- タクシー情報: 体調不良や天候悪化時に備えて、島内のタクシー会社の連絡先を知っておくと安心です。
これらの準備と注意点を守ることで、久米島でのサイクリングをより安全に、そして心から楽しむことができるでしょう。自分の体力と相談しながら、無理のないペースで島の美しさを満喫してください。
久米島のサイクリングと合わせて立ち寄りたいグルメスポットは?
久米島のサイクリングの醍醐味の一つは、走行中に立ち寄る地元のグルメスポットです。サイクリングで消費したエネルギーを補給しつつ、久米島ならではの味を楽しみましょう。エリア別におすすめのグルメスポットをご紹介します。
イーフビーチ周辺エリア
イーフビーチ周辺はリゾート施設が集まるエリアで、様々な飲食店があります。
- カフェくんじゃん: イーフビーチの目の前にあるカフェで、海を見ながらくつろげる人気スポット。ガーリックシュリンプやタコライスなどの軽食メニューが充実しています。サイクリングの休憩にぴったりです。
- 浪路(なみじ): 地元で評判の居酒屋で、「刺身盛りのボリュームが半端ない!」と地元の方からも人気です。新鮮な海の幸が味わえる名店で、特に「海ぶどう」は絶品です。夕食におすすめのスポットです。
- 島のごちそう いしなぎ屋: 地元産の食材を使った創作料理が楽しめるレストラン。久米島車エビのガーリック焼きや、もずく料理など、島の特産品を使ったメニューが豊富です。
仲里・儀間エリア
島の中心部から南部にかけてのエリアには、地元の方に愛される食堂が点在しています。
- ゆくい処 笑島(わしま): 久米島名産の車海老をスープのベースに、トッピングにも車海老を贅沢に使用した「車海老そば」が名物。サイクリングで消耗した身体に染み渡る濃厚なスープが特徴です。儀間地区にあり、アーラ浜巡りの際に立ち寄りやすい場所にあります。
- みなと食堂: 港近くにある昔ながらの食堂。シンプルながらも素材の旨味を生かした沖縄料理が味わえます。特に「ゆし豆腐そば」がおすすめで、島の人々の日常の味を感じることができます。
- 久米島 海洋深層水「球美の島」: 深層水から作られた塩や化粧品などの商品を販売しているほか、深層水を使ったジェラートやドリンクも提供しています。サイクリングの休憩に最適で、体に優しい味わいが疲れを癒してくれます。
具志川・宇根エリア
島の西部から北部にかけてのエリアには、独自の魅力を持つ飲食店があります。
- パーラー赤嶺(あかみね): 赤嶺パイン園に併設されたパーラーで、新鮮なパインを使ったスイーツやジュースが人気です。特にフレッシュパインソフトクリームは、さっぱりとした甘さで暑い日のサイクリング中の休憩におすすめです。
- エビ料理専門店 えびす食堂: 久米島車エビの養殖場に併設された食堂で、獲れたての車エビを様々な調理法で味わえます。特に「車エビフライ定食」は、プリプリの食感と甘みを存分に楽しめる一品です。
- 民宿かめ乃: 宿泊施設でもありますが、予約すれば宿泊客以外も食事ができます。地元の食材を使った家庭料理が味わえ、「イカスミ汁」など他では味わえない郷土料理も提供しています。
奥武島・鳥島エリア
島の東部にある奥武島や鳥島周辺にも、立ち寄りたいグルメスポットがあります。
- 島ごはん TAKANA: 奥武島近くにあるカフェレストラン。「タコライス」や「ソーキそば」など沖縄の定番料理から、アレンジ料理まで幅広いメニューが揃っています。店内からは綺麗な海も見え、休憩にぴったりです。
- BACKSHORE RANCH: 鳥の口近くにある海を望むカフェ。自家製パンケーキやスムージーなど、ヘルシーな軽食メニューが充実しています。テラス席からの眺めは絶景で、サイクリングの疲れを忘れさせてくれます。
持ち帰りたい久米島の特産品
サイクリング後に宿泊先や自宅で楽しめる久米島の特産品もご紹介します。
- 久米島の久米仙: 島内にある酒造所で作られる泡盛。様々な種類があり、お土産としても人気です。酒造所見学も可能で、サイクリングコースに組み込むこともできます。
- 島ラー油: 久米島産の唐辛子を使用した島ラー油は、少し辛めの風味が特徴。おみやげ店や道の駅くめじまで購入できます。
- 久米島の塩: 海洋深層水から作られる塩は、ミネラルが豊富でまろやかな味わいが特徴です。様々な料理に使える万能調味料として人気があります。
- 車エビの加工品: 車エビの干物やえびせんべいなど、持ち帰りやすい加工品も豊富に販売されています。特に「えびせんべい」は子供から大人まで楽しめる一品です。
グルメを楽しむためのポイント
- 営業時間の確認: 島内の飲食店は昼休みがあったり、不定休だったりすることもあります。事前に営業時間を確認しておくと安心です。
- 予約のススメ: 人気店は混雑していることが多いので、特にディナータイムは予約をしておくことをおすすめします。
- 地産地消を楽しむ: 久米島では新鮮な海の幸や島野菜が豊富です。地元の食材を使った料理を選ぶと、島の味を存分に楽しむことができます。
- 水分補給を忘れずに: 美味しい料理と一緒にアルコールを楽しむ際は、翌日のサイクリングのためにも水分補給も忘れずに行いましょう。
サイクリングと食事を上手に組み合わせることで、久米島の魅力をより深く体験することができます。体力の消費と美味しい食事のバランスを取りながら、充実した島旅をお楽しみください。自転車で巡る食の旅は、車や徒歩とはまた違った発見があることでしょう。
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