神戸市サイクリングコースまとめ:海と山の絶景スポットを巡る厳選ルート

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「海と山が近い街」として知られる神戸市は、サイクリングを楽しむ絶好のロケーションです。市内には豊かな自然と都市の景観を同時に楽しめる多彩なサイクリングコースが整備されており、初心者からベテランまで幅広いサイクリストに人気を集めています。潮風を感じながら海岸線を走るコースから、里山の風景を楽しみながら自然を満喫できるルートまで、神戸ならではの魅力が詰まったサイクリングスポットをご紹介します。季節ごとに変わる景色や立ち寄りスポットも多く、何度訪れても新しい発見があるのも神戸サイクリングの魅力です。神戸市の特徴的な「BE KOBE」モニュメントを巡るコースも人気で、写真スポットとしても注目されています。この記事では、神戸市内のおすすめサイクリングコースを詳しく紹介するとともに、安全に楽しむためのポイントやルールについてもご案内します。

目次

神戸市内の初心者におすすめのサイクリングコースは?

神戸市内には初心者でも安心して楽しめるサイクリングコースがいくつもあります。特におすすめなのが「神出山田自転車道」です。北区山田町から西区神出町にかけて整備された全長約19.3kmのこのコースは、コースの大半が歩行者と自転車の専用道路となっているため、交通量を気にせず安心して走行できます。

神出山田自転車道の最大の魅力は、都心部から車でわずか30分、三宮からは電車で約11分とアクセスしやすい場所に広がる豊かな里山の風景です。田園地帯や山間部を通るルートは、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しの空間となっています。完走するには約1時間半〜2時間程度で、初心者にも負担の少ない距離設定となっています。

コース内には「老ノ口休憩所」「宮が谷池休憩所」「栄休憩所」など、複数の休憩所が設けられているのも嬉しいポイント。途中で疲れた時には休憩しながら、のんびりとサイクリングを楽しむことができます。また、「兵庫楽農生活センター」ではカフェで一息つくこともでき、水分補給や栄養補給も可能です。

初心者には「西スタート」がおすすめで、前半は比較的のんびりしたコースを楽しんだ後、後半でつくはら湖を目指します。コース途中の宮ノ谷池(呉錦堂池)からの見晴らしは抜群で、季節ごとに変わる風景が楽しめるスポットとなっています。

また、自転車を持っていない方でも「シェアサイクル」を利用することができます。例年、春と秋には神出山田自転車道でシェアサイクルのサービスが実施されているため、手ぶらで訪れても気軽にサイクリングを楽しむことが可能です。

もう一つの初心者向けおすすめコースが「三宮~神戸空港コース」です。三宮から神戸大橋を渡り、ポートアイランド北公園を経由して神戸空港を目指すルートで、海と空を満喫できる都市型サイクリングコースとなっています。平坦な道が多く、電動アシスト自転車「コベリン」をレンタルすれば、より快適に走行することができます。コベリンは市内に複数のサイクルポート(貸出・返却拠点)があり、借りたポートと異なる場所でも返却できる便利なシステムです。

神戸の海を満喫できるサイクリングルートとその魅力は?

神戸といえば海のイメージが強く、その魅力を存分に味わえる海沿いのサイクリングコースは特に人気があります。おすすめは「須磨~明石コース」で、須磨海岸から舞子公園を経て明石方面へと続く海沿いのルートです。

このコースの最大の魅力は、絶好のロケーションで海の景色を楽しみながら走れる点です。須磨海岸は道が整備されており、海のすぐそばまで自転車で入れるのが特徴。垂水・明石方面にかけての国道2号線は見どころも多く、のんびりと風景を楽しみながらサイクリングすることができます。

特に「塩屋海岸」周辺は、JRと山陽電鉄の線路に挟まれた道を走り、海と山と鉄道を一度に楽しめる絶景スポットとなっています。道からは海と淡路島を一望でき、海に迫るように六甲山系が突き出している景観は神戸ならではと言えるでしょう。

途中、JR垂水駅周辺では「海神社」に立ち寄ることができます。垂水区の総氏神で、航海安全・漁業繁栄のほか、「交通安全の神」としても御利益があるとされており、サイクリング中の安全を祈願して訪れるのもいいでしょう。朱色の「浜大鳥居」は写真スポットとしても人気です。

舞子公園の手前にある「アジュール舞子」も必見の場所です。ここには「BE KOBE」モニュメントがあり、自転車とともに記念撮影をすることができます。さらに進むと、明石海峡大橋が見える「舞子公園」に到着します。明石海峡大橋を間近に見られる絶好のビューポイントで、橋の真下から撮影できるのもこの場所の醍醐味です。

舞子公園から明石方面に進めば「大蔵海岸」に到着し、また違った角度から明石海峡大橋を眺めることができます。そこから西に向かうと「明石城跡」や「明石港」などがあり、さらに「浜の散歩道(播磨サイクリングロード)」の入口へと続いています。

もう一つの海を楽しめるコースが「三宮~神戸空港コース」です。三宮からフラワーロードを南下し、神戸大橋を渡って「ポートアイランド」へ。ポートアイランド北公園から海沿いに進むと「ポーアイしおさい公園」があり、ここからはハーバーランドや六甲山も望めます。公園内には「BE KOBE」モニュメントもあり、文字をくり抜いたようなユニークなデザインになっています。

さらに進むと、海風を感じながら走れる神戸空港連絡橋「神戸スカイブリッジ」を渡って「神戸空港」に到着します。空港の展望デッキからは六甲山と市街地、間近に駆ける飛行機を一望でき、管制塔の先には明石海峡大橋も見えるという絶景ポイントとなっています。

「BE KOBE」モニュメントを巡るサイクリングスポットとは?

神戸市内には「BE KOBE」モニュメントが複数設置されており、これらを巡るサイクリングも人気です。「BE KOBE」は神戸の復興と前向きな未来への願いを込めた言葉で、それぞれのモニュメントは設置場所の特性を活かしたデザインになっています。

まず訪れたいのが「神出山田自転車道」のつくはら大橋休憩所にある「BE KOBE」モニュメントです。このモニュメントは自然に囲まれた立地を活かして、風景に溶け込むようなナチュラルテイストのデザインになっています。特筆すべきは、自転車を立てられるくぼみが設けられていることで、愛車との記念撮影が可能な点です。背景にはつくはら湖の穏やかな水面が広がり、SNS映えする絶好の撮影スポットとなっています。

次におすすめなのが「ポーアイしおさい公園」の「BE KOBE」モニュメントです。このモニュメントは文字をくり抜いたようなデザインになっており、文字の間から神戸の海や街並みを見ることができます。夕暮れ時は夕陽が差し込んで美しい景色を作り出し、夜はライトアップされて昼間とは異なる雰囲気を楽しむことができます。三宮から「神戸大橋」を渡り、ポートアイランド北公園を経由して約20分程度で到着する場所にあります。

そして、舞子公園の手前にある「アジュール舞子」には、海のロケーションを活かした「BE KOBE」モニュメントがあります。明石海峡大橋を背景に写真撮影をすることができ、神戸らしい景色と一緒に記念撮影ができるスポットになっています。須磨から舞子公園までの海沿いサイクリングコースでは、須磨海岸、塩屋海岸など海沿いの国道2号線を気持ち良く走りながら、このモニュメントに立ち寄ることができます。

メリケンパークにも「BE KOBE」モニュメントがあり、神戸の港町らしい雰囲気を背景に写真を撮影できます。三宮から近く、神戸ポートタワーや神戸海洋博物館など神戸を代表するランドマークも近くにあるため、観光とサイクリングを組み合わせたコースに最適です。

これらの「BE KOBE」モニュメントは、神戸市内のサイクリングコースを巡る際の目印や休憩ポイントとしても機能しており、神戸の多様な魅力を発見するきっかけとなっています。モニュメントを巡りながら、海と山の景色、都市と自然が共存する神戸の独特な風景を楽しむことができるでしょう。

神戸市内の里山を楽しめるサイクリングコースの特徴は?

神戸市の魅力は海だけではなく、市内に広がる豊かな里山の風景も大きな特徴です。特に北区や西区には、都会の喧騒から離れて自然を満喫できる素晴らしいサイクリングコースが数多く存在します。

前述した「神出山田自転車道」は里山を楽しめる代表的なコースですが、他にも「北区八多・淡河町を巡るコース」や「北区大沢町を巡るコース」など、農村里山の魅力が詰まったルートがあります。

「北区八多・淡河町を巡るコース」には2つのルートがあり、「ひの家ふぇから淡河本陣コース(35.6km)」と「ひの家ふぇから石峯寺コース(23.8km)」が設定されています。どちらも文化財など地域のスポットを巡ることができ、伝統的な日本の農村風景を楽しむことができます。特に石峯寺は歴史ある寺院で、周辺の自然と相まって心落ち着く景観を提供してくれます。

「北区大沢町を巡るコース」は約22kmのルートで、道中には神戸らしい眺望景観10選に選ばれている「光山寺」や、えりんぎにそっくりな「坊主岩」などユニークなスポットがあります。農村里山の魅力が詰まっているコースで、四季折々の風景を楽しみながらサイクリングができます。

また、「北区大沢町・淡河町を巡るコース」は、地元産の新鮮な農産物が買える二つの道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」と「淡河」を繋ぐ約20kmのルートです。二つの道の駅の間には古民家を改装したカフェや茅葺民家などの見どころが盛りだくさんで、地域の文化や歴史に触れることができます。

「三木市吉川&北区大沢町サイクリングコース」は、緑あふれる農村風景が広がり、季節ごとに楽しむことができるサイクリングコースです。ロングコース(32.3km)とショートコース(19.5km)の2種類があり、自分の体力や時間に合わせて選ぶことができます。散策、グルメなどマップに掲載されたおすすめスポットを巡りながら、北区大沢町・三木市吉川町の魅力を味わうことができます。

西区押部谷・伊川谷を巡る「おいでMAP」コースでは、西区ならではの広い空の下、里山風景を横目にのんびりと農村サイクリングが楽しめます。①木津駅前~伊川谷駅前(約28km)と②栄駅前~西神中央駅前(約11km)の2コースがあり、地域の立ち寄りスポットも多数紹介されています。

これらの里山コースでは、サイクリング中に地元のカフェやレストランでの休憩も楽しみの一つです。「音の葉カフェ」では名物プリンやチーズケーキ、たっぷりと注がれた香りのよいコーヒーを楽しむことができます。「日曜舎」は隠れ家的レストランで、古材とアンティーク家具を基調にしたホッとする店内で旬の野菜を使った料理を味わうことができます。「レストハウスまきば」では昭和8年建造時のまま残るロッジ風の趣ある建物で食事ができ、「ビレッジハウス佳林」では自家製味噌を使った豚の角煮定食など地元の味を堪能できます。

これらの里山サイクリングコースは、都心からわずか30分程度でアクセスできるにもかかわらず、まるで別世界のような景色が広がっています。神戸の多様な一面を発見する絶好の機会といえるでしょう。

神戸でサイクリングを楽しむ際の注意点とマナーは?

神戸市内のサイクリングコースを安全に楽しむためには、いくつかの注意点やマナーを守ることが大切です。自転車は「車」の仲間であり、道路交通法に従って走行する必要があります。

まず、自転車は原則として車道を走行し、左側を通行することが基本です。歩道を走行する場合は、歩行者優先で、車道寄りを徐行する必要があります。特に人通りの多い場所では、自転車から降りて押し歩きするなど、周囲の人への配慮が欠かせません。

交差点では一時停止など安全ルールを守ることも重要です。特に「神出山田自転車道」のような専用道路と一般道路が交わる場所では、横から自動車が来る可能性があるため十分に注意が必要です。また、下り坂ではスピードの出し過ぎに注意し、横道から自動車が飛び出してくる可能性や歩行者の存在を常に意識しましょう。

夜間はライトを点灯するのも安全対策の基本です。神戸の海沿いコースや山間部のコースでは日没が早い場合もあり、特に冬季は早めの時間帯からライトを点灯する準備をしておくと安心です。

ヘルメットの着用も強く推奨されます。万が一転倒した際の頭部の保護は非常に重要です。特に「武庫川・六甲山ヒルクライムルート」のような上級者向けコースでは必須と言えるでしょう。

長距離のサイクリングでは、水分や栄養補給の計画もしっかり立てておくことが大切です。コース上の休憩所やコンビニ、カフェなどの位置を事前に確認し、定期的に休憩を取るようにしましょう。「神出山田自転車道」の場合、「栄休憩所」から先はしばらくトイレのある休憩所がないため、事前に済ませておく必要があります。

また、神戸市内のサイクリングコースではシェアサイクルも活用できます。「コベリン」は神戸市の都心エリア(中央区~灘区)で利用可能な電動アシスト自転車で、複数のサイクルポートで自由に借りたり返したりできるサービスです。観光やショッピングなどの短距離移動には便利ですが、利用方法や返却場所などを事前に確認しておきましょう。

コースによってはレンタサイクルも提供されています。「神出山田自転車道」では期間限定で春と秋にシェアサイクルが実施されており、「神戸里山サイクリング」(道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢)では北区のコース走行者向けに自転車の貸し出しが行われています。

最後に、自然環境や地域社会への配慮も忘れてはいけません。ゴミは必ず持ち帰り、休憩所や立ち寄りスポットでは騒がないようにするなど、マナーを守ってサイクリングを楽しみましょう。地元の方々が利用している施設や道路を共有しているという意識を持つことが大切です。

神戸市内のサイクリングコースは、海と山の両方の魅力を味わえる貴重な場所です。基本的なルールとマナーを守り、安全に配慮すれば、より一層充実したサイクリング体験ができるはずです。季節ごとに変わる景色を楽しみながら、神戸の多様な魅力を発見する旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

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