冬の札幌でファットバイク体験!滝野公園サイクリングコース完全ガイド

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冬の札幌でサイクリングを楽しむなら、滝野すずらん丘陵公園(滝野スノーワールド)でのファットバイク体験がおすすめです。ファットバイクとは、幅4インチ(約10cm)前後の極太タイヤを装着した特殊な自転車で、雪道や凍結路面でも安定して走行できるため、冬の北海道を楽しむ新しいアクティビティとして人気が高まっています。札幌市南区に位置する滝野すずらん丘陵公園は、北海道で唯一の国営公園であり、冬季は入園無料で多彩な雪上アクティビティを体験できる貴重なスポットです。

この記事では、冬の札幌でファットバイクを体験できるサイクリングコースや体験プラン、服装・装備の注意点まで詳しくご紹介します。滝野公園を中心に、前田森林公園やモエレ沼公園、支笏湖エリアなど札幌近郊のファットバイクスポットについても網羅的に解説していますので、冬のサイクリング計画にぜひお役立てください。

目次

ファットバイクとは何か

ファットバイクとは、幅4インチ(約10cm)前後の太いタイヤを使用した自転車のことです。一般的な自転車のタイヤ幅が1.5〜2.5インチ程度であることを考えると、ファットバイクのタイヤはその約3倍もの太さがあります。もともと北米の寒冷地で開発されたモデルとして知られており、土や砂、雪などさまざまな路面状況を乗り越えることに特化しています。その独特のフォルムと走破性から、「どこでも走れる自転車」として世界中で愛好者が増えています。

ファットバイクが雪道に強い理由

ファットバイクが雪道に強い理由は、その特殊なタイヤ構造にあります。通常のマウンテンバイクが30〜50psiの空気圧で使用されるのに対し、ファットバイクは5〜15psi程度の低い空気圧で使用できます。この低い空気圧がタイヤをさらに変形させ、接地面積を大幅に増やします。これにより、雪面の凹凸に柔軟に対応し、グリップ力が向上するのです。

タイヤの接地面積が大きいことで、雪面への沈み込みを抑制する効果もあります。深雪でもスタックしにくく、広い接地面積は雪面との摩擦力を増大させてスリップのリスクを大幅に軽減します。事前に踏み固められた雪道はファットバイクが最も楽に走れる路面の一つで、走行感は未舗装路とほぼ同じです。

ファットバイクのメリット

ファットバイクには多くのメリットがあります。まず挙げられるのが悪路での安定性です。雪道や砂地などの悪路でも安定感を保ちながら走行できます。タイヤが細いロードバイクでは沈んでしまうような道でも、接地面積が広い極太タイヤなら埋まらずに走り続けられます。

次にオールシーズン対応であることも大きな魅力です。タイヤが太く、路面に力を無駄なく伝えられるので、砂や雪道はもちろん、空気圧を変えることで様々な地形や障害物に対応することが可能です。4シーズン使えることから「フォーシーズンバイク」と呼ぶ人もいます。

初心者でも乗りやすいことも重要なポイントです。タイヤが細いロードバイクとは違い、ファットバイクは初心者や女性の方でも安心して乗ることができます。空気圧を減らすと地面からの衝撃を吸収するサスペンション効果が得られ、フワッとするような独特な浮遊感が楽しめます。

さらに特別なスキルが不要なことも魅力です。マウンテンバイクではライン取りや体重移動などのスキルが必要ですが、ファットバイクではそのようなスキルは必ずしも必要ではありません。ペダルを回す力があれば、路面を気にすることなく簡単に走れてしまうので、トレイルに慣れていない方にもおすすめです。

ファットバイクの注意点

一方で、ファットバイクにはいくつかの注意点もあります。完全に凍結したツルツルのアイスバーンでは、どんな自転車でも滑りやすくなります。このような状況では、スパイクタイヤの使用や、必要に応じて徒歩に切り替えるなどの判断が重要です。

また、ファットバイクはゴムの使用量とリムの分量が増えること、頑丈なフレームを装備していることから重量が重くなります。そのため長距離走行には向いていません。新雪や深いパウダースノーでは走行が困難になることもありますので、コース選びには注意が必要です。

滝野すずらん丘陵公園(滝野スノーワールド)の魅力

滝野すずらん丘陵公園は、札幌市街地から南へ18km、車で約40分ほどの札幌市南端に位置する、北海道で唯一の国営公園です。約400ヘクタールという広大な敷地を持ち、四季を通じてさまざまなアクティビティを楽しむことができます。冬季期間中は「滝野スノーワールド」としてオープンし、チューブそり、スキー、スノーボード、スノーシュー、歩くスキーなど、冬ならではのアクティビティが存分に楽しめます。

滝野スノーワールドの営業情報

滝野スノーワールドの営業期間は例年12月中旬頃から翌年3月末頃までです。2025年から2026年のシーズンは2025年12月23日(火)から2026年3月31日(火)まで営業しており、期間中は無休となっています。営業時間は9時から16時までです。なお、11月中旬から12月中旬までは休園期間となりますのでご注意ください。

冬季は入園料が無料というのが滝野スノーワールドの大きな魅力です。ただし、駐車料金は別途必要で、普通車は1台500円(2023年12月23日より改定)、大型車(バス等)は1,300円、二輪車は200円となっています。身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を提示された方は駐車料金が1台分無料になります。障害者手帳アプリ「ミライロID」の提示でも免除が適用されます。

滝野公園へのアクセス方法

公共交通機関を利用する場合は、地下鉄真駒内駅からバスで約35分、「滝野すずらん公園東口」で下車し、徒歩3分です。土曜・日曜には地下鉄東豊線福住駅からもバスが運行しています。帰りの最終バスは16時30分真駒内行きが最終となり、土日の場合は16時42分福住行きが最終バスとなります。

車を利用する場合は、道央自動車道札幌南インターチェンジから約40分で到着します。新千歳空港からは約50分の距離です。

駐車場情報

公園には「渓流口」「鱒見口」「滝野の森口」の3つの入口があり、それぞれに駐車場が設けられています。公園内には複数の駐車場があり、合計で約2,200台の駐車が可能です。

駐車場名収容台数エリア
渓流口駐車場150台渓流ゾーン
中央口駐車場960台中心ゾーン
東口駐車場610台中心ゾーン
鱒見口駐車場160台渓流ゾーン(冬季閉鎖)
滝野の森口駐車場150台滝野の森ゾーン西エリア
南駐車場180台滝野の森ゾーン東エリア

当日の領収書(レシート)を提示すると、当日中の駐車場間の移動は無料です。入口の異なる駐車場へは、いったん公園外に出てからの移動になります。

滝野公園でのファットバイク体験

滝野すずらん丘陵公園では、夏季に園内でファットバイクが利用できます。パークステーションでは、子供用16インチから大人用26インチまで計143台の自転車をレンタルしており、ファットバイクや2人乗り変形自転車も導入しています。夏季のレンタル料金は2時間500円と、全国的に見てもかなり安い価格設定です。

自前のファットバイクの持ち込みも可能で、一部の有料エリア以外は自由に走ることができます。全長2kmにも及ぶ園路沿いには複数の滝が点在し、滝を巡るファットバイク体験は全国でもここだけの魅力です。

冬季については、イベント開催時のみコースが開放され、持ち込みのファットバイクでの走行も可能となります。最新のイベント情報は公式サイトで確認することをおすすめします。

滝野スノーワールドの冬のアクティビティ

滝野スノーワールドでは、ファットバイク以外にも多彩な冬のアクティビティを楽しむことができます。ここでは代表的なアクティビティをご紹介します。

チューブそり

冬の滝野といえば「チューブそり」です。国内最大級となる200メートルのコースを一気に滑り降りることができます。大人から子供まで楽しめる人気アクティビティで、チューブそりは無料で貸し出されています。

チューブそりの1人乗りは4歳以上が対象です。3歳以下のお子様は10歳以上の方と一緒に乗ることができます。スキー靴やスノーシューを履いたままでのチューブそりやロープトウの利用はできませんのでご注意ください。

渓流ゾーンのロッジゆきざさ前には、なだらかなチューブそりゲレンデ「プッチそりコーナー」もあり、小さなお子様でも安心して楽しめます。

スノーシュー体験

スノーシューを装着すれば、ふわふわの雪の上を快適に歩き回れます。雪化粧をした木々や小動物の足跡など、雪国ならではの景色が広がります。スノーシューやストックは無料でレンタル可能です。16cmから装着できるので、小さな子供も安心して利用できます。貸出場所は森の交流館、カントリーハウス、滝野公園案内所の3か所です。

おすすめコースとしては、日本の滝百選にも選ばれたアシリベツの滝を見に行くコース(約2,000m、約1時間)があります。1月中旬頃になると「氷瀑」という滝が凍る現象が見られます。また、カントリーハウスを出発してすずらんの丘展望台を目指すコース(約1,800m、約1時間)もおすすめです。

はじめての方向けには、ボランティアがスノーシューの履き方や歩き方を案内する「冬の森おさんぽガイド」もあります。動物の足跡探しや冬芽観察など、冬の森をガイドと一緒に楽しめます。

歩くスキー(クロスカントリースキー)

のんびり歩ける緩やかなコースから、起伏の多い本格的なコースまで、レベルの異なる6コースが整備されています。初心者向けの1kmコース「せせらぎコース」から、高低差もある本格的な16kmの「きつつきコース」まで、バリエーション豊富に用意されています。冬の景色を眺めながら、のんびりと楽しむことができます。

レンタルは1日の料金で、9時から15時45分まで利用可能です。スキー靴、スキー板、ストックの3点セットでレンタルでき、ストックのみ単品貸出(610円)もあります。施設面では、ワックスルーム、コインロッカー、休憩所があるので練習前の準備から終了後のメンテナンスまでしっかり行うことができます。

スキーとスノーボード

滝野スノーワールドは、1コースのみのシンプルなスキー場です。「ファミリーゲレンデ」は長さ250メートル、平均斜度7度のゆるやかなゲレンデなので、初心者の練習や子供のスキーデビューに最適です。

アシリベツの滝と氷瀑の絶景

アシリベツの滝は、滝野すずらん丘陵公園の渓流ゾーンにあり、「日本の滝百選」の一つにも選ばれている札幌市内最大級の滝です。高さ26mで、右側の厚別川本流を落ちる雄滝と左側の清水沢川の落ちる雌滝に分かれています。

この滝は12月下旬から凍り始めます。この現象を「氷瀑(ひょうばく)」と言います。1月中旬頃、大寒のころに厳しい冷え込みが続くと、滝のしぶきが氷結する見事な氷瀑を見ることができます。天気がよい日の朝には、日の光を浴びてキラキラと輝く神秘的な滝の光景を見ることができます。

アシリベツの滝までは渓流口駐車場から約1.1kmです。駐車場から滝までは除雪されきれいに整備された道を歩くことができるので、比較的気軽に滝や氷瀑を楽しむことができます。12月からは歩くスキーやスノーシューで行くこともできます。滝野公園のホームページには氷瀑の進行度(何パーセントか)の情報が掲載されていますので、訪問前に公式サイトで氷瀑の状況を確認することをおすすめします。

滝野の森ゾーンで楽しむ冬の自然体験

滝野すずらん丘陵公園の「滝野の森ゾーン」では、圧雪されていない森の中で思いっきり雪遊びを楽しむことができます。

冬の森おさんぽガイド

滝野の森のボランティアガイドがスノーシューのはき方から丁寧に教えてくれます。動物の足跡探しや冬芽観察など、冬の森をガイドと一緒に楽しめます。申し込みをしたグループごとにガイドがつくので、初めての方やお子様連れの方も気軽に参加できます。

開催時間は10時30分から12時まで、場所は森の交流館(滝野の森ゾーン)、最寄り駐車場は南駐車場です。スノーシューとポールは無料でレンタルでき、お子様用のスノーシューは16センチ以上の冬靴に装着可能です。

野生動物との出会い

滝野の森にはたくさんの生きものたちがいます。雪の上には足跡やご飯を食べた跡が残っています。運が良ければエゾリスやユキウサギに出会えるかもしれません。また、葉っぱが落ちているので鳥も見つけやすくなり、大人気のシマエナガも登場します。

冬の雪あそび

滝野の森ゾーンでは斜面を使った尻すべりやかまくら作り、ふかふかの雪へのダイブなど、遊び方は自由です。一面真っ白な銀世界の中、スノーシューを履いて動物の足跡探しをしたり、雪だるまを作ったりと、冬の森を満喫できます。スノーシューデビューしたい方や小さなお子様の雪遊びデビューにもおすすめです。

滝野の森へお越しの際は、お車でのご来園が便利です。「滝野の森口」から入り南駐車場にお停めください。滝野の森ゾーンにはレストランがありませんが、食事ができる休憩所はありますので、お食事が必要な方はご持参ください。

札幌近郊のファットバイク体験スポット

滝野公園以外にも、札幌近郊にはファットバイクを体験できるスポットが複数あります。

前田森林公園ファットバイクコース

札幌市の前田森林公園では、広大な公園内の一部を冬季限定でファットバイク専用コースとして開放しています。札幌で唯一、冬季に開放されているファットバイクコースとして知られており、札幌市中心部から車で30分ほどでアクセスできます。週末には多くのファットバイク愛好者でにぎわう人気のフィールドとなっています。

園内は起伏が少なく、毎週整地されるので初心者でも走りやすいコースになっています。駐車場もコース利用も無料なので、ファットバイクを購入して初めてのスノーライド体験をしたい方や、気軽にスノーライドを楽しみたい方におすすめです。

このコースを利用して地元自転車ショップがファットバイクの試乗会を行うイベントも開催されることがあります。ファットバイクの購入を検討している方には良い機会です。

モエレ沼公園ファットバイクツアー

モエレ沼公園周辺では、ガイド付きのファットバイクツアーが開催されています。サイクリングフロンティア北海道が提供するツアーでは、話題のモエレ沼公園や石狩川の秘境など、変化に富んだ景観を楽しみながらファットバイクでサイクリングできます。

コースは完全な平坦で、運動不足の方にも安心です。ゴール前にはロイズの本社に立ち寄るコースもあります。料金はレンタサイクル付きで、2名以上で参加の場合は1人8,000円、1名での参加の場合は10,000円です。対象は小学生以上、身長140センチ以上で、1ツアーあたりの定員は20名様までです。

札幌駅または札幌中心部のホテルからの送迎サービスも利用可能です。JCGA日本サイクリングガイド協会公認のプロサイクリングガイドが案内してくれます。

モエレ沼公園の冬季アクティビティ

モエレ沼公園は、札幌市内にある広大な公園で、世界的な彫刻家イサム・ノグチが設計した公園として知られています。冬季にはファットバイク以外にも様々なアクティビティを楽しむことができます。

山の傾斜を利用して、ソリ遊びやスキーなどのスノーアクティビティが体験できます。「歩くスキー」やスノーシュー、ソリなどが有料でレンタルできるので、道具を持っていかなくても大丈夫です。営業期間は例年1月上旬から3月上旬まで、営業時間は10時から16時までです。レンタル料金は歩くスキー500円、ソリ500円、スノーシュー500円、長靴300円で、レンタル時間は最大3時間です。

車で行く場合、公園の無料駐車場が利用できます。ガラスのピラミッドに併設する中央駐車場(P2)は通年利用可能で、約100台分の駐車スペースがあります。

支笏湖ファットバイクツアー

支笏湖エリアでは、オーシャンデイズ(ネイチャーアクティビティセンター)がファットバイクツアーを提供しています。水質日本一を11年連続で獲得し、原生林が90パーセントを占める支笏湖国立公園を、アラスカ生まれのファットバイクに乗って雪の林道を走り抜けます。ツアーの目的地である七条大滝では、冬しか出会えない絶景の「氷の宮殿」を見ることができます。

料金は2名以上で参加の場合が1人8,000円(税込)、1名で参加の場合は10,000円(税込)です。開催期間は12月1日から3月20日までです。

ツアー所要時間は入店から退店までで2〜3時間程度です。内訳は受付と自転車レクチャーが30分、自転車走行が1時間30分(休憩・ガイド説明含む)、滝観察が20分となっています。料金にはモンベル製ヘルメット、ファットバイク、保険料、ガイド料、暖かい飲み物が含まれます。参加特典として丸駒温泉半額チケットがもらえます(当日入浴される方のみ、ツアー9時30分便の方に限定)。

参加条件は身長150センチ以上、心身ともに健康な方、自転車を往復1時間30分こげる方(多少のアップダウン・砂利道あり)です。50歳以上の方は、自転車に1年以内に乗った経験がある方に限られます。

札幌出発1日満喫プラン

札幌駅または札幌中心部のホテル出発で、札幌郊外の積雪エリアをファットバイクで疾走する1日プランも用意されています。初心者から上級者まで対応でき、札幌市内や観光スポット、自然豊かなエリアを5kmから15km程度案内してもらえます。車の少ないコースを中心に、快適に走ることができます。

雪上ファットバイクとワカサギ釣りのセットプランもあります。札幌中心部から送迎ありで、プロガイドが完全プライベートでご案内する欲張りプランです。話題の雪上ファットバイク体験と、冬の定番である氷上ワカサギ釣りをセットで楽しむことができます。

冬のファットバイクに適した服装と装備

真冬の北海道でファットバイクに乗る場合、服装と装備の準備が非常に重要です。

レイヤリング(重ね着)の基本

真冬の北海道を走るうえで普段と大きく違うことは、雪・風・低温の3つの要素を考えた服装で走ることです。市販のサイクル用ウェアだけでは厳しいため、冬山登山などでよく使われる「レイヤリング」を意識したウェア選びが推奨されています。

冬の装備の基本は「アンダーウェア(インナー)→ミドルウェア→アウターウェア」の3層からなるレイヤリングです。それぞれの役割を持ったウェアを着用することが大切です。

インナー(アンダーウェア)の選び方

インナー選びは冬のロードバイクやファットバイクの服装の中でも最重要です。必要なのは速乾性で、汗を吸収し素早く乾燥させることで汗冷えを防ぐことが大切です。発熱系インナーが有効で、スポーツユースにはミズノのブレスサーモ中厚タイプがおすすめです。かきすぎた汗は逃がしてくれるので、休憩中に汗が冷えて体が冷めにくいのがメリットです。

ミドルウェアとアウターウェア

ジャージが雪で濡れてしまうと、途端に体が冷えてしまいます。上に一枚着るだけでもかなり体感温度が変わります。フリースや薄手のダウンジャケットなどがおすすめです。アウターには防風・防水機能のあるものが必要です。スノーウェア上下や、軽いダウンジャケットなど、動きやすく暖かい服装を選びましょう。

足回りとグローブ

脚にもレイヤリングが有効です。ベースレイヤーにはモンベルのジオラインEXPのタイツを使い、その上にミドルレイヤーとしてモンベルのトレールアクションニーロングタイツを履くなどの工夫がおすすめです。

手は真っ先に風を受けるので、ノーガードだとどんどん冷えてかじかんでしまいます。ウェアはもちろん、グローブも必ず冬用を用意しておきましょう。防寒の手袋は必須アイテムです。

その他の必要装備

その他に必要な装備としては、防水加工のトレッキングシューズまたは長靴・スノーブーツ、ニット帽、サングラスまたはスキーゴーグルなどがあります。雪の反射で目が疲れるため、サングラスやゴーグルは重要なアイテムです。

北海道の冬の気温

北海道の冬の気温は地域や時期によりますが、マイナス25度から5度程度で、とにかく寒いです。1月から2月に寒さがピークとなり、最高気温が0度を下回る日も多くあります。ただし、北海道の道路は除雪がされているため、深い雪をかき分けて進む(ラッセルする)ことはほとんどありません。また、冬の北海道は水分が凍っているので、汗以外で濡れることは少ないです。

ファットバイクの安全な走り方とコツ

タイヤの種類と選び方

ファットバイクで雪道を走る際は、タイヤの種類が重要です。スリックタイヤでは雪道を走行することはできません。ブロックタイヤは路面に食い込んでグリップ力を生み出し、柔らかい路面で効果を発揮します。スパイクタイヤは、ブロックタイヤでもグリップしないような凍結路面や、硬く踏み固められた雪道で効果を発揮します。

安全走行のコツ

ファットバイクは雪道での安全性を大きく向上させますが、道路状況や天候には常に注意を払う必要があります。安全運転を心がけ、無理な走行は避けることが大切です。雪道を安全に走りたいなら、ライド中の「押し歩き」は躊躇しないほうがよいでしょう。交通量の多いルートならなおさらです。路面状況を常に観察し、アイスバーンには特に注意が必要です。

防寒対策の重要性

雪道では不意に転倒する可能性があります。雪が付いて濡れると予想以上に体力を消耗し、汗をかけば気化熱で一気に体温を奪われます。スキーウェアやスノーボードウェアがファットバイクでのスノーライドにも適しています。厚手の防水手袋とジャケットを併用し、体温低下を防ぎましょう。

安全装備の重要性

ヘルメットやグローブ、アイウェアなどの基本装備をしっかりと整えましょう。できれば防寒性と耐水性のあるものを選ぶとよいでしょう。また、日没が早い冬は暗くなる前に帰路につくよう時間管理も大切です。万が一のために、携帯電話やエマージェンシーキットも持参しましょう。

初心者へのアドバイス

まずはガイド付きツアーなどから始めて、徐々に自分のペースでファットバイクを楽しむのがおすすめです。ツアーガイドからコースの説明や、ギアの使い方、注意点など丁寧な説明を受けることで、スポーツバイク初心者でも安心して楽しめます。

冬の札幌サイクリングで知っておくべき注意事項

冬季の自転車走行について

11月下旬から3月上旬までの札幌では、路面が凍結したり雪が積もったりする可能性があります。通常の自転車でのサイクリングは危険なので避けましょう。冬に自転車に乗るのであれば、自転車自体を冬用のファットバイクにするか、タイヤを冬用のスパイクタイヤに換えることが必要です。スパイクタイヤは金属のスパイクが付いているので、凍結路面でもしっかりと路面をキャッチすることができます。

運転の注意点

運転の仕方も冬以外のシーズンのようにはいきません。スピードを普段より落とし、特にカーブではかなり慎重に曲がることが必要になります。

ガイド付きツアーがおすすめ

冬の札幌で自転車に乗りたい場合は、ファットバイクなど特殊な装備を使用したガイド付きツアーへの参加がおすすめです。プロのガイドが安全なコースを案内してくれますし、装備のレンタルも含まれているので手ぶらで参加できます。

ファットバイクの購入を検討する方へ

ファットバイクに興味を持ち、購入を検討される方のために、選び方のポイントをご紹介します。

価格帯の目安

有名メーカーのファットバイクの価格は10万円を軽く超えます。通勤・通学途中の雪道に対応する程度であれば、5万円から10万円のファットバイクでも十分対応できます。

電動アシスト付きファットバイク

電動アシスト付きファットバイクとは、電動モーターが搭載されているファットバイクのことです。重量があるファットバイクが苦手な漕ぎ出しをサポートし、登り坂を軽々漕げるようになるのが電動アシストつきの魅力です。

公道走行の注意点

電動ファットバイクを選ぶ際は、型式認定を取得しているファットバイクを必ず選びましょう。海外製のものは日本では違反になるケースがあります。電動ファットバイクでも、道路交通法の基準に適合していれば街乗り可能です。ただし「ペダル走行が前提で、かつ時速24kmを超えるとアシストが切れる」という条件を満たさない場合は、原動機付自転車として扱われます。

特に、ペダルを漕がずに進む「フル電動タイプ」のファットバイクは原動機付自転車として扱われます。この場合、ナンバープレートや免許が必要となり、それらを取得せずに公道を走行すると道路交通法違反となります。

バッテリー容量の選び方

バッテリーの容量は、街乗りのみで使用する場合は300〜400Wh台がおすすめです。舗装路の長距離走行に使う人や凸凹した道を走りたい人には、500Wh以上がぴったりといえます。

タイヤサイズの選び方

街乗りと未舗装路でのサイクリング用には4インチタイヤがおすすめです。一方、雪上や砂上なども走りたいなら5インチがぴったりです。タイヤの直径が小さい小径車(20〜24インチ)は、漕ぎ出しやハンドリングが軽いのも特徴です。都市部で扱いやすい車体性能となっています。

まとめ

冬の札幌でのファットバイク体験は、雪国ならではの特別な体験です。滝野すずらん丘陵公園(滝野スノーワールド)を中心に、モエレ沼公園、前田森林公園、支笏湖エリアなど、札幌近郊には魅力的なファットバイクスポットが点在しています。

初心者の方でも、ガイド付きツアーに参加すれば安心して雪上サイクリングを楽しむことができます。レンタル装備も充実しているので、手ぶらで参加できるのも魅力です。

滝野スノーワールドでは、ファットバイク以外にも国内最大級のチューブそり、スノーシュー、歩くスキー、氷瀑見学など、冬ならではのアクティビティが盛りだくさんです。入園無料というのも大きな魅力です。

この冬は、ぜひ札幌でファットバイク体験に挑戦してみてはいかがでしょうか。白銀の世界を自転車で駆け抜ける爽快感は、他では味わえない特別な思い出になることでしょう。最新の営業情報やイベント情報については、各施設の公式サイトでご確認ください。

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