富士市サイクリングコースの魅力を徹底解説!絶景スポットとレンタサイクル情報

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富士市は、日本一高い富士山と日本一深い駿河湾に挟まれた地域であり、サイクリストにとって格別の魅力を持つエリアです。東京から約1時間という好アクセスで、季節ごとに変わる富士山の姿や駿河湾の景色を楽しめる多様なコースが点在しています。平坦な海岸線から本格的なヒルクライムまで、自転車愛好家のあらゆるレベルに対応したコースが揃っているため、初心者からベテランまで満足できるサイクリングスポットとして人気を集めています。さらに、地元グルメを味わえるスポットも多く、サイクリングの合間に新鮮な海の幸や富士宮焼きそばなどの名物を楽しむこともできます。この記事では、富士市の魅力的なサイクリングコースを詳しく紹介し、それぞれの特徴やおすすめポイントを解説します。富士市でのサイクリング体験を最大限に楽しむための情報を網羅していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

富士市で初心者におすすめのサイクリングコースはどこですか?

富士市には初心者でも安心して楽しめるサイクリングコースがいくつもあります。特に人気なのが「富士オーシャンビューロード」です。このコースは約31kmとやや長めですが、獲得標高がわずか9mという非常に平坦なルートなので、初めてのサイクリングでも無理なく走れます。

富士オーシャンビューロードの最大の魅力は、その名の通り海沿いを走りながら富士山と駿河湾の絶景を同時に楽しめること。新富士駅からスタートし、田子の浦港周辺を巡るこのコースでは、昼は海の幸を楽しみながら、夕方には田子の浦みなと公園からの夕日と富士山のシルエットという贅沢な風景を堪能できます。

もう一つの初心者向けコースが「富士川サイクリングロード」です。富士川の河川敷に整備されたこのコースは、ほとんど平坦で信号も少なく、家族連れでも安心して楽しめます。総距離は約10km程度で、途中の富士川緑地公園や道の駅富士川楽座で休憩することもできるため、体力に自信がない方にもぴったりです。

また、「田子の浦港~ふじのくに田子の浦みなと公園コース」も初心者に最適です。約5〜10kmという短い距離ながら、港の風景と富士山の組み合わせが美しく、展望デッキ「ドラゴンタワー」からの眺めは圧巻です。特に新鮮なしらす丼が食べられる田子の浦港漁協食堂は、サイクリストに人気のスポットとなっています。

初心者向けコースを走る際のポイントとしては、以下の点に注意しましょう:

  • レンタサイクルを利用する場合は新富士駅内の富士山観光交流ビューローでeバイクをレンタルできるので、体力に不安がある方は利用することをおすすめします
  • 海沿いのコースは風が強い日があるため、天気予報を確認してから出発しましょう
  • 夏場は日差しが強いため、日焼け対策や水分補給を忘れずに
  • 初めてのコースでは無理せず、途中の休憩ポイントを上手に活用しましょう

これらのコースは交通量も比較的少なく、景色も良いため、サイクリングを始めたばかりの方でも十分に富士市の魅力を感じることができるでしょう。

富士山の絶景が楽しめる富士市のサイクリングコースを教えてください

富士市のサイクリングの醍醐味といえば、何と言っても様々な角度から富士山の絶景を楽しめることです。特に以下のコースは富士山の素晴らしい景観を堪能できるスポットが点在しています。

「大淵笹場コース」

富士山と茶畑のコントラストが美しい大淵笹場は、富士市を代表する絶景ポイントです。住宅や電線などの人工物が視界に入らず、一面に広がる茶畑の緑と富士山の雄大な姿を一度に楽しめる場所として写真愛好家にも人気です。特に5月の新茶シーズンは緑が鮮やかで、富士山との対比が最も美しい時期とされています。市街地から約10〜15kmと比較的アクセスしやすいため、絶景を求めるサイクリストには外せないスポットです。

「富士リバービューロード」

富士川沿いを走る約43kmのコースで、獲得標高は329mとややアップダウンがありますが、その分見晴らしの良いポイントがたくさんあります。コース中の岩本山公園からは富士市街地と富士山を一望でき、特に朝方の澄んだ空気の中で見る富士山は格別です。また、富士宮方面へ進むと富士山本宮浅間大社へのアクセスも可能で、浅間大社からの富士山眺望も見事です。帰路には道の駅富士川楽座の裏にある展望スポットから富士市全体と富士山を見渡せます。

「0 to 2400 富士山ライジングロード」

本格的なヒルクライム愛好家向けの約109kmのチャレンジコースです。海抜0mから富士山五合目(コロナ禍では旧料金所跡が最大到達地点)まで一気に登るルートで、獲得標高は約2477mとかなりハードですが、その分得られる景色と達成感は格別です。山中では特に西臼塚駐車場からの眺望が素晴らしく、富士山と宝永山を何も遮るものなく間近に見ることができます。下りのルートで立ち寄る大淵笹場では、前述の富士山と茶畑の絶景も楽しめます。

「田貫湖コース」

地元民が特におすすめする富士山絶景スポットである田貫湖を目指すコースです。年に2回(春と秋)、条件が合えば湖面に映る「逆さ富士」と富士山頂から昇る日の出を同時に見ることができる貴重なスポットです。富士市街地から約30km程度と少し距離がありますが、富士宮市側からアプローチするルートもあり、富士山の麓を走る爽快感を味わえます。

これらの絶景ポイントを巡る際のポイントとしては:

  • 富士山の見え方は天候や時間帯に大きく左右されるため、晴れた朝方の出発がおすすめです
  • 朝霧や雲海が出ている日には思わぬ絶景に出会えることも
  • 大淵笹場など人気の撮影スポットでは、自転車を安全に停めて周囲に配慮しましょう
  • 高低差のあるコースでは防寒対策も忘れずに(山の天気は変わりやすいため)

どのコースも季節ごとに異なる富士山の表情を見せてくれますので、何度訪れても新たな発見があるでしょう。

富士市のサイクリングでおすすめのグルメスポットはどこですか?

富士市のサイクリングの魅力の一つは、走りながら地元の美味しいグルメを楽しめることです。エネルギー補給はもちろん、サイクリングの目的地としても最適なグルメスポットをいくつかご紹介します。

田子の浦港漁協食堂

富士オーシャンビューロードのハイライトとも言える場所で、地元でも人気の食堂です。ここでしか味わえない新鮮な「生しらす丼」(800円・税込)は絶品で、漁港の風景を眺めながら食事ができます。一艘引き漁法で丁寧に獲られた田子の浦シラスは傷みが少なく、鮮度抜群です。シラスの沖漬けの「赤富士丼」(900円)も人気メニューです。冬季は休業(4月1日から営業再開)するため、訪問時期に注意が必要です。サイクリストたちの間では”シラス目当てのライド”も人気があるほどです。

佐野製茶所

富士リバービューロードの途中にある茶畑に囲まれたお茶の専門店です。静岡県の名産であるお茶を味わいながら一休みするのに最適なスポットで、屋外テラスから茶畑と富士山の景色を眺められます。季節ごとの様々なフレーバーのお茶やスイーツもあり、水分補給とカフェイン摂取、さらに糖分チャージまで一度にできる理想的な休憩場所です。ベテランサイクリストの佐野選手もお気に入りのスポットだそうです。

お宮横丁(富士宮市)

富士リバービューロードを富士宮方面に進んだ先にある富士山本宮浅間大社の参道にあるフードコートです。B級グルメグランプリで優勝経験もある「富士宮やきそば」を始め、静岡おでんやニジマスバーガーなどのご当地グルメが集まっています。サイクリングで消費したカロリーを美味しく補給できる場所として人気です。中央には富士山の湧水を飲める井戸もあり、天然の水で喉を潤すこともできます。

道の駅富士川楽座

富士川と富士山の景色を望める道の駅で、サイクリングの休憩ポイントとして最適です。3階の屋外「うまいっ処」では、静岡県産のみかんを使った「究極の生ジュース」や駿河湾の桜えびをたっぷり使った「おこたま」など、地元の味覚が楽しめます。サイクルラックも設置されているため、自転車を安全に停めて休憩できます。施設内には他にも様々な飲食店があり、選択肢が豊富です。

日東ベーカリー

富士山ライジングロードのコース終盤、富士市内に戻ってきた際に立ち寄りたい昭和10年創業の老舗パン屋です。石窯で高温短時間で焼き上げたコッペパンは、外はパリッと、中はふわっとした食感が絶妙。注文するとその場でクリームやジャムを挟んでくれるコッペパンサンドは、長距離ライド後の疲れた体に染み渡る美味しさです。

松野精肉店

日東ベーカリーの近くにある吉原商店街の精肉店で、手作りのメンチカツやコロッケなどの惣菜が評判です。日東ベーカリーで買ったコッペパンに松野精肉店の惣菜を挟んで食べるという地元流の楽しみ方も人気です。サイクリング後の空腹を満たすボリューム満点のグルメとしておすすめです。

サイクリングとグルメを楽しむポイント:

  • 人気店は混雑することがあるため、時間に余裕を持って訪れましょう
  • 自転車の盗難防止のため、食事中も自転車から目を離さないか、サイクルラックのある店舗を選びましょう
  • 走行中の熱中症予防のためにも、こまめな水分補給と休憩を心がけてください
  • 季節限定メニューも多いので、訪問前に営業状況を確認するとよいでしょう

富士市のサイクリングは「走る楽しさ」と「食べる楽しさ」の両方が満喫できるのが大きな魅力です。

富士市でレンタサイクルを利用できる場所と料金はいくらですか?

富士市を訪れる際、自転車を持参しなくても気軽にサイクリングを楽しめるレンタサイクルのサービスがいくつか用意されています。主なレンタサイクル施設と料金についてご紹介します。

富士市サイクルステーション

プロロードレースチーム「LEVANTE FUJI静岡」の拠点でもある施設で、様々な種類の自転車をレンタルできます。

  • 場所:富士市八代町4-30
  • 営業時間:9:00〜17:00
  • 定休日:水曜(水曜が祝日の場合は木曜休み)
  • 料金:
    • E-Bike:3時間以内 2,000円〜
    • クロスバイク・ロードバイク・キッズバイク:3時間以内 1,000円〜
  • アクセス:岳南鉄道ジヤトコ前駅から徒歩10分
  • 施設特徴:駐車場5台分あり、バーチャルライド体験、シャワーの貸し出しも可能
  • 予約:電話予約が推奨されています

富士山観光交流ビューロー(新富士駅内)

新富士駅内にあり、駅に到着してすぐに借りられる便利な立地です。特にeバイクのレンタルに力を入れています。

  • 場所:新富士駅構内
  • 営業時間:9:00〜18:00
  • 料金:
    • eバイク:4時間 3,000円、1日 4,000円
    • クロスバイク:4時間 1,500円、1日 2,000円
  • 特徴:新幹線でアクセスする方に最適。事前予約も可能

道の駅 富士川楽座

富士川沿いのサイクリングを楽しみたい方に便利な立地です。

  • 場所:富士市岩淵1488-1
  • 営業時間:9:00〜17:00(季節により変動あり)
  • 料金:
    • 一般自転車:2時間 500円、以後1時間ごとに200円追加
    • クロスバイク:2時間 1,000円、以後1時間ごとに300円追加
  • 特徴:富士川サイクリングロードへのアクセスが良好

富士宮市観光案内所(富士宮駅前)

富士宮方面からのアクセスが便利です。

  • 場所:富士宮市中央町16-1
  • 営業時間:9:00〜17:00
  • 料金:
    • 一般自転車:3時間 500円、1日 1,000円
    • クロスバイク:3時間 1,000円、1日 2,000円
  • 特徴:浅間大社や白糸の滝方面へのサイクリングに便利

レンタサイクルを利用する際のポイント:

予約について

  • 特に土日祝日や観光シーズンは事前予約が必須です
  • 多くの施設では電話やウェブサイトからの予約が可能
  • 団体での利用は早めの予約が推奨されています

必要なもの

  • 身分証明書(運転免許証、パスポートなど)
  • レンタル料金
  • クレジットカード(保証金の代わりになる場合があります)

サービス内容

  • ほとんどの施設では、ヘルメットやパンク修理キットの貸し出しもあります
  • 一部の施設では、サイクリングマップの提供やルート相談にも対応
  • シャワー施設や着替えスペースが利用できる場所もあります

返却について

  • 基本的には借りた場所に返却する「片道利用不可」のケースが多いです
  • 一部の施設間では片道利用可能なプランもあるため、要確認
  • 返却時間の厳守が重要です(延長する場合は必ず連絡を)

eバイクは坂道の多い富士市周辺のサイクリングでも体力に自信がない方でも楽しめると好評です。レバンテフジ静岡の佐野選手も「これなら脚力が異なる人と走っても一緒に楽しめますね」と評価しているほどです。また、初めて訪れる地域でのサイクリングでは、地形がわからず体力配分が難しいこともあるため、eバイクは安心して観光を楽しむ選択肢となります。

富士市のヒルクライム向けサイクリングコースの特徴と注意点は?

富士市は平坦なコースだけでなく、本格的なヒルクライムを楽しめるコースも充実しています。その中でも特に挑戦しがいのあるコースとその特徴、そして安全に楽しむための注意点を解説します。

「0 to 2400 富士山ライジングロード」

富士市のヒルクライムといえば、最も象徴的なコースがこの「0 to 2400 富士山ライジングロード」です。海抜0mの駿河湾沿岸から富士山五合目(標高約2,400m)までを一気に登る壮大なルートです。

コース特徴

  • 総距離:約109km
  • 獲得標高:2,477m
  • 所要時間:6時間以上(体力と休憩時間による)
  • 推奨シーズン:夏季(7月〜9月、富士山スカイラインの開通期間)

見どころ

  • 西臼塚駐車場からの富士山と宝永山の眺望
  • 富士山スカイライン(有料道路)の美しい森林地帯
  • 五合目到達時の達成感と絶景
  • 下りルートの大淵笹場の茶畑と富士山のコントラスト

難易度と対策 このコースは中級者以上の体力と経験が必要です。標高が上がるにつれて気温が下がり、天候も変わりやすくなるため、以下の準備が欠かせません:

  • 防寒着・雨具:山頂付近は平地より10℃以上低温になることも
  • 十分な水分と補給食:道中の補給ポイントは限られています
  • メカニカルトラブル対策:パンク修理キットや基本工具は必携
  • 体力配分:前半は抑えめのペースで走行し、エネルギーを温存することが重要

注意点

  • 富士山スカイラインは夏季(7月上旬〜9月上旬)のみ開通しています。それ以外の時期は旧料金所跡が最大到達地点となります
  • 急な天候悪化に備え、早朝スタートが推奨されています
  • 下りは速度が出やすいため、特に注意が必要です
  • 交通量が多い区間もあるため、交通ルールの遵守が重要です

「岩本山公園ヒルクライムコース」

富士市街地から比較的アクセスしやすいヒルクライムコースで、初級〜中級者にもチャレンジしやすい距離と標高差が特徴です。

コース特徴

  • 総距離:約10〜15km(往復、アプローチによる)
  • 獲得標高:約200〜300m
  • 所要時間:2〜3時間程度
  • 推奨シーズン:春(桜の季節)、秋(紅葉の季節)

見どころ

  • 岩本山公園からの富士市街地と富士山の展望
  • 季節の花々(桜、梅、ツツジなど)
  • 公園内のカフェでの休憩

難易度と対策 富士山ライジングロードよりは手軽ですが、それでも継続的な上りが続くため、以下の準備が必要です:

  • ギア比:十分に低いギアがあると快適に登れます
  • 休憩ポイント:途中で休める場所を事前に確認しておきましょう
  • 水分補給:特に暑い季節は十分な水分を携行してください

注意点

  • 公園へ向かう車も多いため、道路の端を走行しましょう
  • 下りは住宅地に近い区間もあるため、スピードの出しすぎに注意が必要です

「富士山麓チャレンジコース」

富士市の北側、富士山麓エリアを中心に走る本格的なコースです。アップダウンが多く、自然豊かな景観を楽しめます。

コース特徴

  • 総距離:30km〜(ルート設定により変動)
  • 獲得標高:500m〜1,000m程度
  • 所要時間:4時間以上
  • 推奨シーズン:春〜秋(冬季は路面凍結の恐れがあります)

見どころ

  • 白糸の滝:日本の滝百選に選ばれた名瀑
  • 朝霧高原:広大な牧草地と富士山の景観
  • 富士山こどもの国周辺のサイクリングロード

難易度と対策 中級者向けのコースで、以下の準備が重要です:

  • 体力管理:アップダウンが続くため、効率的なペダリングを心がけましょう
  • 天候対策:急な天候変化に備えて防寒着や雨具を準備してください
  • 補給計画:エリアによっては補給ポイントが少ないため、十分な食料と水を携行しましょう

注意点

  • 観光シーズンは交通量が多くなります
  • 朝霧高原エリアは霧が発生しやすく、視界不良になることがあります
  • 下りの急カーブには注意が必要です

ヒルクライム共通の注意点とアドバイス

体調管理と体力配分

  • 当日の体調を確認し、無理をしないことが最も重要です
  • 登り始めはペースを抑え、徐々にリズムを作りましょう
  • こまめな休憩と水分・糖分補給を心がけてください
  • 呼吸を整え、無理のないケイデンス(回転数)を維持しましょう

自転車の整備

  • ブレーキの効きを必ず確認してください(下りで命を守ります)
  • タイヤの空気圧を適正に保ちましょう
  • ギア周りの調整が重要です(特に低いギアがスムーズに入ることを確認)

装備と準備

  • ヘルメットは必須アイテムです
  • 気温差に対応できる着脱可能な重ね着がおすすめです
  • 日焼け止めと紫外線対策(高地は紫外線が強い)
  • モバイルバッテリーや緊急連絡先の確認
  • 自転車保険への加入も検討しましょう

安全な下り方

  • スピードの出しすぎに注意し、無理な追い越しはしない
  • カーブの先が見えない場合は特に慎重に
  • 濡れた路面では制動距離が長くなることを意識する
  • ブレーキは前後均等にかけるのが基本(前だけだと転倒の危険性があります)

富士市のヒルクライムコースは達成感と絶景という大きな魅力がありますが、安全に楽しむためにはしっかりとした準備と体力管理が欠かせません。自分の体力と経験に合わせたコース選びをして、富士山の雄大な景観と共に素晴らしいサイクリング体験を味わってください。

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