つくば霞ヶ浦りんりんロードは、全長約180kmを誇る茨城県の大規模サイクリングコースで、日帰りで楽しむ場合の所要時間は初心者向けコースで約4~6時間、距離は約40~90kmが目安となります。2019年に「ビワイチ」「しまなみ海道サイクリングロード」とともに国内初のナショナルサイクルルートに指定されたこのコースは、東京から約1時間でアクセスできる好立地と、レンタサイクルの充実により、週末の日帰りサイクリングに最適な場所として多くのサイクリストに親しまれています。
本記事では、つくば霞ヶ浦りんりんロードを日帰りで満喫するために必要な情報として、コース別の距離と所要時間、レベルに応じたおすすめコースの選び方、アクセス方法やレンタサイクル情報、さらには休憩スポットやグルメ情報まで詳しくご紹介します。初めてサイクリングに挑戦する方から、霞ヶ浦一周に挑戦したい中上級者まで、それぞれの目的に合わせた楽しみ方を見つけていただける内容となっています。

つくば霞ヶ浦りんりんロードとは
つくば霞ヶ浦りんりんロードとは、旧筑波鉄道の廃線敷と霞ヶ浦を周回する湖岸道路を合わせた全長約180kmのサイクリングコースのことです。具体的には約40kmの「つくばりんりんロード」と約140kmの「霞ヶ浦湖岸道路」で構成されており、14市町村にまたがる広大なエリアを走ることができます。
このコースの最大の魅力は、日本百名山のひとつである筑波山と、日本で2番目に広い湖である霞ヶ浦の両方を楽しめる点にあります。関東平野の穏やかな平地が中心となっているため、高低差や交通量が少なく、初心者でもロングライドを安心して楽しむことができます。水郷筑波国定公園に指定されている霞ヶ浦などの水郷地域や筑波山地域では、四季折々の豊かな自然や風景を満喫できます。
アクセス面でも非常に優れており、電車なら東京駅から土浦駅まで常磐線特急で約53分、車でも都心から約1時間で到着できます。このような好立地と整備されたサイクリング環境が評価され、2019年にはナショナルサイクルルートの第一弾として指定されました。この指定は、日本を代表し世界に誇りうるサイクルルートとして、一定の水準を満たすことを国から認められた証となっています。
コース別の距離と特徴
つくば霞ヶ浦りんりんロードは、体力や時間に合わせて選べる複数のコースが用意されています。日帰りで楽しむためには、自分のレベルに合ったコース選びが成功の鍵となります。
つくばりんりんロード(旧筑波鉄道コース)の距離と特徴
つくばりんりんロードは、1987年に廃線となった筑波鉄道の線路跡を活用した約40km(片道)のコースです。土浦駅から岩瀬駅までを結ぶこのコースは、廃線跡のため高低差がほとんどなく、コースの線形もほとんどが直線となっています。カーブがあっても円周は緩やかで、勾配は南から北に向かってわずかに登る程度ですが、明らかな負荷がかかるほどではありません。
このコースの大きな利点は、車が通らない専用道路が多いことと、元駅舎を活用した休憩所が6か所点在していることです。初心者にとって走りやすい環境が整っており、レンタサイクルの「乗り捨て」を利用すれば、片道だけ走って電車で帰ることも可能です。
霞ヶ浦一周コース(かすいち)の距離と特徴
霞ヶ浦の本体である西浦を一周するコースは約125kmの距離があります。Yの字を斜めに倒したような形の湖を回るこのコースは、高低差がほとんどなく、ずっと平坦な道が続くのが特徴です。ルート案内の青い矢印が霞ヶ浦の全域にわたって整備されているため、道に迷う心配がありません。
ただし、約125kmという距離は初心者にとってはかなりの挑戦となります。健脚のベテランライダーなら1日で走ることができますが、ある程度休憩や寄り道をするなら10時間は見ておく必要があります。
霞ヶ浦ショートコースの距離と特徴
霞ヶ浦ショートコースは約90~95kmの距離となっており、コースの北東部にある霞ヶ浦大橋を使うことで、フルコースから約33km短縮できるショートカットコースです。霞ヶ浦大橋を渡り湖北端を回らないルートを選べば、約40km短縮して2時間ほど早く帰ってくることができます。初心者が日帰りで霞ヶ浦を楽しむなら、このコースがおすすめとされています。
真のかすいち(フルコース)の距離と特徴
霞ヶ浦を構成する西浦、北浦、外浪逆浦の3つ全てを巡るフルコースは約160kmの距離があります。それなりの脚力と時間を要しますが、完走の達成感はとても大きいコースです。日帰りで挑戦するには上級者向けとなります。
日帰りにおすすめのコースと所要時間
日帰りサイクリングを成功させるためには、自分の体力とスケジュールに合ったコース選びが重要です。ここでは、レベル別におすすめのコースと所要時間の目安をご紹介します。
初心者向けコースの所要時間
初心者には、つくばりんりんロードの往復または片道コースがおすすめです。往復コースの場合は約80kmの距離となり、所要時間は休憩を含めて5~6時間が目安となります。片道約2~3時間で走行でき、中間地点の筑波休憩所で折り返すことも可能です。
片道コースの場合は約40kmの距離で、所要時間は休憩を含めて約4~5時間です。土浦駅でレンタサイクルを借り、岩瀬駅で返却する「乗り捨て」が可能なため、帰りは電車で戻ることができ、体力的な負担が少なく済みます。
中級者向けコースの所要時間
中級者には霞ヶ浦ショートコースがおすすめです。約90~95kmの距離で、所要時間は休憩を含めて約5~7時間が目安となります。霞ヶ浦大橋を使ったショートカットにより、日帰りでも霞ヶ浦一周気分を味わうことができます。
上級者向けコースの所要時間
上級者向けの霞ヶ浦一周(かすいち)は、約125~140kmの距離があり、所要時間は約7~10時間となります。初心者の場合は10時間以上かかることもあるため、一泊二日のプランを検討した方が安心です。
所要時間の計算方法
所要時間を計算する際の目安として、平均時速15kmで走ると100kmを約6時間40分、平均時速20kmなら5時間で走ることができます。ただし、これには休憩時間は含まれていません。初心者の場合は平均時速10~12km程度で計算し、余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします。
| コース | 距離 | 所要時間(目安) | 難易度 |
|---|---|---|---|
| つくばりんりんロード片道 | 約40km | 4~5時間 | 初心者向け |
| つくばりんりんロード往復 | 約80km | 5~6時間 | 初心者向け |
| 霞ヶ浦ショートコース | 約90~95km | 5~7時間 | 中級者向け |
| 霞ヶ浦一周(かすいち) | 約125~140km | 7~10時間 | 上級者向け |
アクセス方法とスタート地点
つくば霞ヶ浦りんりんロードへのアクセスは、電車でも車でも便利に訪れることができます。
電車でのアクセス
電車を利用する場合、東京駅から土浦駅まで常磐線特急で約53分で到着できます。つくばエクスプレスを利用してつくば駅からアクセスする方法や、JR水戸線の岩瀬駅からスタートすることも可能です。
車でのアクセス
車でのアクセスは都心から約1時間です。土浦駅周辺やりんりんポート土浦には無料駐車場が完備されているため、マイカーでの来訪にも対応しています。
おすすめスタート地点
日帰りサイクリングのスタート地点として、3つの施設が特におすすめです。
土浦駅西口から徒歩0分という好立地にある「りんりんスクエア土浦」は、全国初の駅直結サイクリング拠点施設として知られています。駅ビル「プレイアトレ土浦」の1階と地下1階に入っており、レンタサイクル、サイクルショップ、シャワー室、更衣室、コインロッカーなど、サイクリングを楽しむための施設が充実しています。シャワー室は1回300円、コインロッカーは大型600円、小型400円で利用可能です。施設内は自転車を押しながら移動でき、地下と1階を結ぶ階段には自転車搬送コンベアも設置されています。りんりんスクエア土浦は10時30分からの利用となります。
りんりんポート土浦は土浦駅から徒歩約10分の場所にあり、約100台収容可能な無料駐車場を備えたサイクリングの拠点施設です。トイレや休憩スペース、シャワー室が設置されており、車でアクセスする場合に便利な施設となっています。
かすみがうら市交流センターは湖畔沿いにあり、駐車場、レンタサイクル、コインロッカー、シャワー、トイレ、カフェ、レストランが入ったサイクリストに人気の施設です。霞ヶ浦一周をする場合のスタート地点としておすすめです。
レンタサイクル情報
つくば霞ヶ浦りんりんロードでは、茨城県と沿線9市町の連携により広域レンタサイクルが運営されています。沿線12か所の施設からどこでも自転車の貸出と返却が可能で、「乗り捨て」ができるのが大きな魅力となっています。
予約方法と利用時間
公式予約システムからWEBで簡単に予約でき、利用日、貸出・返却施設、利用自転車・台数等を選択・入力して申し込みます。予約の受付は利用日の3日前までとなっています。団体利用や6台以上のレンタルの場合は、別途相談フォームからの申し込みが必要です。
施設によって開始時間が異なり、霞ヶ浦ふれあいランド虹の塔やつくば駅前観光案内所は9時30分から、りんりんスクエア土浦は10時30分からの利用となります。2025年12月1日付で広域レンタサイクルの貸出返却時間が拡大され、より利用しやすくなりました。
支払いと注意事項
支払いは現金払いのみとなっているため、事前に現金を用意しておく必要があります。貸出時にはグループ代表者の本人確認を行うため、身分証の持参が必須です。キャンセルは前日の16時までに予約完了メールに記載されたリンクより連絡が必要です。タンデム自転車は乗り捨て利用ができず、ラクスマリーナのみでの貸出・返却となる点に注意が必要です。
レンタルできる自転車の種類と料金
レンタルできる自転車は種類が豊富で、クロスバイク、ロードバイク、電動アシスト付きのE-bike、ミニベロ、キッズバイク(適応身長130cm以上)、タンデム自転車が揃っています。具体的な車種としては、GIANT ESCAPE R3、GIANT CONTEND2、Bianchi MINIVELO7、MIYATA CRUISEなどがあり、イタリアのメーカー「Bianchi(ビアンキ)」のクロスバイクが一番人気となっています。
| 自転車の種類 | 料金(1台) |
|---|---|
| クロスバイク | 2,500円 |
| ロードバイク | 3,000円 |
| E-bike(電動アシスト付き) | 3,500円 |
| ジュニアクロスバイク | 1,000円 |
駐車場情報
車でつくば霞ヶ浦りんりんロードを訪れる場合、無料駐車場が複数用意されています。
りんりんポート土浦には約100台収容可能な無料駐車場があり、利用時間は5時30分から18時までとなっています。トイレや休憩所の他にシャワー室も設置されているため、車で来るサイクリストにとって非常に便利な施設です。土浦駅から約1kmの位置、霞ヶ浦周回コース上にあります。
コース沿いには各地の公園が駐車場やトイレ休憩できる箇所として登録されており、100台から300台近く停められる大きな駐車場がある公園も複数あります。詳しい駐車場リストは公式サイトで確認できます。
つくばりんりんロードの北側起点である岩瀬駅の裏手にも無料駐車場があり、十分な駐車台数とトイレが整備されています。
電車でのアクセスと輪行
自分の自転車を持って電車でアクセスする場合の情報も押さえておきましょう。
常磐線サイクルトレイン
JR東日本水戸支社では、対象列車であれば自転車をそのまま車内に持ち込み可能な「常磐線サイクルトレイン」サービスを提供しています。2024年6月1日から土休日限定(一部除外日あり)で通年実施されています。サービスを中止した場合は、自転車を折りたたんで専用の袋に収納して乗車する必要があるため、必ず輪行袋を持参してください。
通常の輪行
電車に自転車を持ち込む場合は、折りたたんで専用の袋に入れるか、分解して輪行袋に入れる必要があります。土浦駅の「りんりんスクエア土浦」には更衣室やコインロッカーがあるため、輪行で来た場合も着替えや荷物の預け入れに困りません。
サイクルバスと宿泊施設
関東鉄道バスでは「土浦駅西口~筑波山口線」において車内に自転車を積込できるサイクルバス「つくば霞ヶ浦りんりんサイクルバス」を運行しています。
土浦駅3~5階には星野リゾートの宿泊施設「BEB5 土浦」があり、全室自転車の持ち込みが可能で、整備室も完備されています。フロントは改札の目の前にあり、輪行で来るサイクリストにぴったりの施設となっています。
旧筑波鉄道コースの魅力と休憩所
つくばりんりんロードは、1918年(大正7年)に開通した筑波鉄道の廃線跡を活用したサイクリングロードです。最盛期となる1960年頃には上野駅や日立駅から国鉄が筑波駅まで乗り入れるほど繁栄していましたが、自家用車の普及とともに1987年(昭和62年)に廃線となりました。
現在は廃線跡が綺麗に舗装されサイクリングロードとして再利用されています。当時の勾配標や距離標が今も残っており、ノスタルジックな気分でサイクリングを楽しむことができます。また、りんりんロードは桜並木が多くあるため、春には満開の桜のトンネルをサイクリングできるのも大きな魅力です。
休憩所として整備された6つの旧駅舎
全18駅のうち6駅が休憩所として整備され、今もその面影を残しています。
虫掛休憩所は土浦駅から約5kmの地点にある最初の休憩所です。常陸藤沢休憩所はつくば市内にあり、周辺には飲食店もあります。
筑波休憩所(旧筑波駅)はりんりんロードのちょうど真ん中、約20km地点にある休憩所です。かつては国鉄からの直通列車も発着した主要駅でした。旧筑波駅ホームがそのまま公式の休憩所となっており、往復コースの折り返し地点としても最適です。
真壁休憩所(旧真壁駅)は平安時代から戦国時代にこの地を治めていた真壁氏の城下町に起源を持つ真壁地区にあり、周辺には歴史的な街並みが残っています。雨引休憩所は約35.5km地点にあるゴール前最後の休憩所で、岩瀬休憩所はJR水戸線・岩瀬駅前にある終点の休憩所となっています。
かすいち(霞ヶ浦一周)の注意点とコツ
霞ヶ浦一周にチャレンジする場合は、いくつかの注意点を事前に把握しておくことが大切です。
補給場所の確認
コース上にはコンビニがあまり多くありません。補給のコンビニや飲食店はおおよそ10kmごとにありますが、多くはコースから離れているため注意が必要です。湖岸を走っていると店の存在に気づかないこともあり、トイレも近くにあっても湖岸道路からは見えない場所が多いです。あらかじめ補給ポイントを決めておき、見逃さないようにしましょう。
風への対策
霞ヶ浦周辺は風の影響を非常に強く受ける地域です。周囲には風を遮るものがなく、風は強いと考えておいた方がいいでしょう。体力が失われた後半で向かい風を受けると、心が折れそうになることもあります。風向きと風の強さは事前に天気予報で調べておくことが重要で、風速5m以上の日は初心者には走行困難になることもあります。
コースの特性と回り方
霞ヶ浦湖岸コースは写真を見ると自転車歩行者専用道路のように見えますが、ルート上は車も通る一般道です。後続車や対向車に気をつけながら走る必要があります。また、湖を周回するコースのため、途中で離脱できる場所が限られています。体力に不安がある場合は、エスケープの判断を早めにしましょう。霞ヶ浦大橋を使えばショートカットできます。
17時を超えると湖岸工事でコースが通行止めになることがあるため、日没前には通過できるよう、余裕を持ったスケジュールで走ることが大切です。
おすすめの回り方は左回り(反時計回り)コースです。一般道に出る場所で右回りコースだと道路を渡る必要があること、また左回りだとコースの後半で霞ヶ浦大橋でショートカットするかどうか選べることが理由として挙げられます。
安全対策と交通ルール
つくば霞ヶ浦りんりんロードを安全に楽しむためには、コース上の安全対策を理解し、基本的な交通ルールを守ることが重要です。
コース上の安全対策
サイクリングでよく利用されるルートには矢羽根型路面表示が導入されています。これはサイクリストに自転車の通行位置をわかりやすく示すとともに、車のドライバーに注意喚起することで、自転車通行の安全性と快適性の向上を図っています。コース上には矢羽根マークが設置されており、曲がり角もわかりやすくなっているため、道に迷うこともありません。
一般道走行時の注意
舗装は良好で軽快に走ることができますが、霞ヶ浦湖岸コースは基本的に自転車専用の道路ではありません。農作業車やツーリングバイクなど、一般車両の追い越しや離合には注意を要します。一部の釣りスポットでは、路肩への駐車や釣り人の往来が集中する状況もみられます。
基本的な交通ルールとヘルメット着用
道路交通法上、自転車は軽車両に分類されます。標識に従って一時停止して安全確認を行い、自転車は車道の左端を走行し、交差点では信号に従います。夜間は必ずライトを点灯させなければならず、昼間でもトンネルなどの暗い場所ではライトをつけることが求められます。飲酒運転は自転車でも禁止されています。
令和5年4月から、すべての自転車利用者に対し乗車用ヘルメット着用の努力義務化が施行されています。安全のため、ヘルメットの着用を強くおすすめします。レンタサイクルでもヘルメットの貸出を行っている施設があります。
歩道では歩行者に危険がないよう徐行するのが原則で、歩行者の妨げになりそうなときは一時停止しなければなりません。スマートフォンや携帯電話等を操作しながらの運転、イヤホンで音楽等を聞きながらの運転は禁止されています。
おすすめの休憩スポットとグルメ情報
つくば霞ヶ浦りんりんロード周辺には、サイクリストに人気のグルメスポットがたくさんあります。サイクリングの合間に立ち寄りたいおすすめのお店をご紹介します。
道の駅たまつくりはサイクリスト定番の休憩スポットの一つです。霞ヶ浦で獲れるナマズのすり身肉を使ったバーガー「なめパックン」や、鯉を使った「こいパックン」などのご当地グルメが楽しめます。霞ヶ浦のアメリカナマズを使った「なめパックン」は名物として知られています。
真壁休憩所近くにある「ふじ屋」では、茨城県産の素材を使った「つくばぷりん」が人気です。奥久慈卵と筑波山麓の牛乳を使用した濃厚な「ゴールドぷりん」が特におすすめとなっています。
桜川市真壁町にある黒毛和牛ハンバーグ店では、黒毛和牛のモモ肉100パーセントで作った俵形のハンバーグが絶品です。サイクリングで消費したカロリーを補給するのにぴったりの一品となっています。
土浦市にある「志ち乃」は県南を代表する和菓子店で、名物どら焼きが人気です。小倉や栗、洋風の生どら、変わり種まで幅広いラインナップが揃っています。
かすみがうら市には地産地消とヘルシーをコンセプトにしたカフェとレストランがあり、人気メニューの蓮根豚ハンバーグはサイクリストの栄養食としてもおすすめです。
観光スポット
サイクリングの途中で立ち寄りたい観光スポットも充実しています。歴史や自然を感じられるスポットを巡ることで、サイクリングがより思い出深いものになります。
真壁の町並みは、平安時代から戦国時代にこの地を治めていた真壁氏の城下町に起源を持つ歴史的な街並みです。登録有形文化財に指定された建物が多く残っており、散策するだけでタイムスリップしたような気分を味わえます。
小田城跡には東屋やベンチがあり、休憩にも最適です。徒歩数分の場所には「小田城跡歴史ひろば案内所」もあります。霞ヶ浦ふれあいランド虹の塔では霞ヶ浦を一望できる展望台があり、コースの全体像を把握するのにも役立ちます。
つくばりんりんロードからは雄大な筑波山を望むことができます。上級者向けには筑波山ヒルクライムコースも用意されており、チャレンジングなサイクリングを楽しみたい方にも対応しています。
絶景フォトスポット
サイクリング中にはぜひ立ち寄りたい写真撮影スポットもあります。霞ヶ浦と筑波山が織りなす美しい風景を記録に残しましょう。
歩崎展望台は霞ヶ浦の断崖上、歩崎観音の境内にあります。霞ヶ浦の西方土浦入りと北方高浜入りが一緒になる三叉沖の眺めは定評があり、茨城百景にも選ばれています。
霞ヶ浦ふれあいランドの虹の塔では、タワーの上から霞ヶ浦全体を見渡せる絶景が楽しめます。夕方からは霞ヶ浦大橋の明かりとのコラボレーションも魅力的です。かすみがうら市歴史博物館の4階は360度見渡せる展望台になっており、霞ヶ浦はもちろん、霞ヶ浦大橋や筑波山、空気の澄んだ日には遠く富士山まで眺望できます。
小美玉市や母子島遊水地から眺める「ダイヤモンド筑波」は、筑波山山頂から太陽が昇る・沈む瞬間を捉えた絶景です。年に2回しか見られない貴重な瞬間として、写真愛好家に人気があります。5月には筑波山に夕日が沈む「ダイヤモンド筑波」を拝むことができます。霞ヶ浦に沈む夕日は湖岸のどこから見ても素晴らしいと言われ、「筑波山と霞ヶ浦に沈む夕日」は特に人気の被写体となっています。
ベストシーズンと季節ごとの注意点
つくば霞ヶ浦りんりんロードは一年を通じて楽しめますが、季節によって注意点があります。
ベストシーズンは春と秋
気温が適度で風も比較的穏やかな日が多い春(3~5月)と秋(9~11月)は、長距離ライドに最適な条件が揃うベストシーズンです。
春は桜川市という地名にもあるように、桜の名所が多数点在しています。りんりんロードは桜並木が多く、満開の桜のトンネルをサイクリングできるのが魅力です。秋は秋晴れのちょうど良い気候の中、茨城の自然やグルメを楽しみながらスポーツの秋を満喫できます。
夏と冬の注意点
夏(7~8月)は熱中症リスクが高いため、早朝スタートと頻繁な水分補給が必要です。日陰が少ないコースなので、日焼け対策も重要となります。
冬(12~2月)は路面凍結の可能性があり、防寒対策と慎重な走行が求められます。ただし、晴れた日には空気が澄んで筑波山がより美しく見えるというメリットもあります。
日帰りサイクリングの持ち物
日帰りサイクリングを快適に楽しむためには、適切な持ち物の準備が欠かせません。
必須アイテム
レンタサイクル利用時には身分証明書が必要となります。また、レンタサイクルは現金払いのみのため、現金も必ず用意しておきましょう。スマートフォンは地図アプリや緊急連絡用として必携です。飲み物は1リットル以上を推奨し、エネルギーバーやおにぎりなどの補給食も準備しておくと安心です。日焼け止めとタオルも忘れずに持参しましょう。
あると便利なもの
サイクルグローブは長時間のライドで手の疲れを軽減してくれます。サングラスは風や日差しから目を守り、ウインドブレーカーは春秋の気温変化に備えて便利です。汗対策の着替え、電車で帰る場合や自分の自転車を持ち込む場合の輪行袋、スマートフォンの電池切れに備えたモバイルバッテリーもあると安心です。
2025年の最新情報
2025年12月現在、つくば霞ヶ浦りんりんロードでは工事やイベントに関する情報が発表されています。
工事情報
阿見町内(青宿地区)、稲敷市、美浦村で工事が行われています。最新の通行情報は公式サイトで確認してからサイクリングに出かけることをおすすめします。
開催中のイベント
ライドアラウンドin south いばらきは2025年10月3日から2026年1月13日まで開催されています。また、ナショナルサイクルルートスタンプラリーは2025年4月18日から2026年3月8日まで実施されています。これらのイベントに参加すると、サイクリングがより楽しくなります。
モデルコース例
実際に日帰りサイクリングを計画する際の参考として、レベル別のモデルコースをご紹介します。
初心者向け日帰りコース(約40km往復)
9時30分に土浦駅に到着し、10時30分にりんりんスクエア土浦でレンタサイクルを借ります。11時につくばりんりんロードをスタートして北へ向かい、12時30分頃に約20km地点の筑波休憩所で昼食休憩を取ります。14時に筑波休憩所を出発して来た道を戻り、15時30分頃に土浦駅周辺に到着、16時にレンタサイクルを返却して帰路につくというスケジュールです。
初心者向け片道コース(約40km)
10時に土浦駅に到着し、10時30分にりんりんスクエア土浦でレンタサイクルを借ります。11時につくばりんりんロードをスタートし、12時に筑波休憩所で休憩を取ります。13時に真壁休憩所で昼食を取り、真壁の町並みを散策します。15時に雨引休憩所で休憩した後、16時に岩瀬駅に到着してレンタサイクルを返却します。16時30分にJR水戸線で帰路につき、土浦駅までは約1時間で戻ることができます。
中級者向け霞ヶ浦ショートコース(約90km)
8時にりんりんポート土浦に車で到着し、8時30分にサイクリングをスタートして左回りで走ります。10時30分にかすみがうら市交流センターで休憩し、12時30分に道の駅たまつくりで昼食を取ります。14時に霞ヶ浦大橋を渡ってショートカットし、16時にりんりんポート土浦に帰着するというスケジュールです。
まとめ
つくば霞ヶ浦りんりんロードは、初心者から上級者まで幅広いレベルのサイクリストが楽しめる、日本を代表するサイクリングコースです。日帰りで楽しむ場合の距離は約40km~125km、所要時間は4~10時間程度と、選ぶコースによって大きく異なります。
初心者には旧筑波鉄道コース(約40km)がおすすめです。廃線跡のため車の心配がなく、休憩所も充実しているため、安心してサイクリングを楽しめます。土浦駅で借りて岩瀬駅で返却する「乗り捨て」を利用すれば、片道だけ走って電車で帰ることもできます。所要時間は休憩を含めて約4~5時間が目安です。
中級者以上なら霞ヶ浦ショートコース(約90km、所要時間5~7時間)や霞ヶ浦一周(約125km、所要時間7~10時間)にチャレンジするのも良いでしょう。ただし、補給場所が少ないことや風の影響を受けやすいこと、コースの多くが一般道であることに注意が必要です。
ベストシーズンは春と秋で、特に春は桜並木が美しく、秋は気候が安定してロングライドに最適です。東京から約1時間でアクセスでき、レンタサイクルも充実しているため、手ぶらでも気軽にサイクリングを楽しめます。週末の日帰り旅行先として、ぜひつくば霞ヶ浦りんりんロードを訪れてみてください。









コメント