筑後川サイクリングロードは、福岡県久留米市とうきは市を結ぶ全長27.4キロメートルの自転車専用道です。正式名称は福岡県道806号吉井久留米自転車道線といい、うきは市吉井町から久留米市合川町の宮ノ陣橋まで、筑後川の河川敷に沿って一本道が伸びています。信号もほとんどなく、高低差の少ない河川敷ルートなので、自転車に乗り慣れていない人でも走りきれる距離感です。この記事では、久留米・田主丸・うきはそれぞれのエリアの見どころ、レンタサイクルの料金、アクセス方法、季節ごとの楽しみ方までをまとめます。

久留米市とうきは市を結ぶ距離27.4キロの河川敷コース
筑後川サイクリングロードの起点と終点は、うきは市吉井町の原鶴大橋上流付近と、久留米市合川町の宮ノ陣橋です。この間の27.4キロメートルが本線にあたります。路面は河川敷内の舗装路が中心で、自動車の進入が制限された区間が多いため、車の往来をほとんど気にせずペダルを漕げます。
コースの起点としてよく使われるのが久留米百年公園です。ここを基準に考えると、上流方向には原鶴温泉近くの長野水神社付近まで片道約28キロメートル、下流方向には筑後川大堰まで片道約7キロメートルの区間が続いており、両方を走破すると片道だけで約35キロメートル、往復では70キロメートル前後になります。九州の河川敷サイクリングロードの中でも距離の長さは際立っており、日帰りのロングライドから本格的なトレーニングまで幅広い用途に対応できるコースです。
進行方向の脇には、久留米市とうきは市の境に連なる耳納連山がなだらかな稜線を見せています。標高800メートル前後の山々が続くこの山地は、久留米市とうきは市、大分県日田市にまたがっており、季節ごとに異なる表情を見せます。春は新緑、夏は濃い緑、秋は紅葉、冬は澄んだ空気の中にくっきりと稜線が浮かび上がり、走るたびに違う景色を楽しめます。
高低差の少なさが久留米・うきは間を走りやすくしている理由
このコースが初心者にも人気な理由は、河川敷特有のフラットな地形にあります。極端なアップダウンがほとんどないため、ロードバイクだけでなく、クロスバイクやいわゆるママチャリ、電動アシスト自転車でも十分に走破できます。家族連れやサイクリング初心者が最初に挑戦するコースとして選ばれることも多いようです。
一方で、27キロメートルを超える距離があるぶん、往復すれば50キロメートルを超えるロングライドになります。健脚のサイクリストにとっても十分に走りごたえがあり、久留米百年公園を起点に上流・下流の両方向へ足を延ばせば、最大で70キロメートル前後の走行距離を確保できます。平坦な道が続くからといって侮れる距離ではありません。
コース沿いには久留米市・うきは市それぞれの観光名所やグルメスポットが点在しています。走るだけで終わらせず、途中で立ち寄りながら進む楽しみ方ができるのも、このサイクリングロードの特徴です。
久留米エリアの起点は久留米百年公園と宮ノ陣橋
久留米側でサイクリングロードの起点として多くの人に利用されているのが久留米百年公園です。平成元年、久留米市が市制100周年を記念して整備した公園で、芝生広場やイベント広場、運動広場が整備されているほか、約12万本のツツジが植えられた花園があります。開花シーズンには多くの人で賑わうスポットです。
園内にはレンタルサイクリングセンターが併設されており、ここを拠点にサイクリングロードへ出発する人が多く見られます。駐車場も整備されているため、車でアクセスして自転車を借り、そのまま出発するというスタイルが定番になっています。
久留米側のもう一つの拠点が宮ノ陣橋周辺です。サイクリングロードの終点にあたるこの場所は、筑後川の雄大な流れと対岸の景色を楽しめるポイントとして知られています。ここから上流に向かって走り出せば、耳納連山を横目に見ながらの本格的なサイクリングが始まります。
JR久留米駅からは自転車で約6分、西鉄久留米駅からは自転車で約15分ほどで久留米百年公園のサイクリングロード入口に到着します。西鉄久留米駅の高架下には自転車駐車場も整備されているため、電車でアクセスしてから駅周辺でレンタサイクルを借りるという方法も選べます。JR久留米駅と西鉄久留米駅のどちらでもレンタサイクルの貸出・返却ができ、借りた駅と違う駅で返却してもよい仕組みになっているので、片道だけ走って電車で戻るプランも組みやすくなっています。
田主丸エリアの耳納北麓レンタサイクルは4ステーションで乗り捨てできる
久留米市とうきは市のちょうど中間に位置するのが田主丸エリアです。耳納連山の北側の麓に広がるこの地域は「耳納北麓」と呼ばれており、サイクリストにとって使い勝手のよいレンタサイクルサービスが整っています。
耳納北麓レンタサイクルは、田主丸エリアを中心とした4か所のステーションで貸出・返却が可能な乗り捨て型のサービスです。ステーションはふれあい農業公園、久留米市世界のつばき館、山辺道文化館、JR田主丸駅の4か所にあります。料金は一般用・子供用自転車が4時間まで300円、1日500円、電動アシスト自転車が4時間まで500円、1日800円と、手を出しやすい設定です。異なるステーション間での乗り捨て返却ができるため、田主丸を起点にうきは方面や久留米方面へ片道で走り抜けるプランも組みやすくなっています。
田主丸エリアにある世界のつばき館は、世界各国のツバキを集めた植物館で、レンタサイクルのステーションも兼ねています。サイクリングの途中で一息つく休憩スポットとしても使いやすい場所です。
JR田主丸駅はカッパの街として知られる田主丸町の玄関口で、駅舎自体もユニークなデザインが施されています。ここもレンタサイクルステーションのひとつになっており、電車でのアクセスとサイクリングを組み合わせる拠点として機能しています。
うきはエリアはフルーツ狩りと白壁の町並みが目玉
筑後川サイクリングロードの上流側の起点となるうきは市は、福岡県内でも屈指のフルーツ産地として知られています。サイクリングロードを走りきった先には、フルーツ狩りや歴史的な町並みの散策など、複数の楽しみ方が待っています。
道の駅うきはは、展望デッキから筑後平野を一望できる立地が魅力の道の駅です。物産館では朝どれの新鮮な農産物や旬のフルーツ、手作りの惣菜、フルーツを使った加工品が並び、地元グルメを味わえる食事処やテイクアウト専門店も併設されています。走り終えた後の休憩や補給ポイントとして使いやすい場所です。隣接する観光交流施設ウキハコでは、レンタルサイクルの貸し出しやうきは市の観光情報の発信を行っており、サイクリングロードの折り返し地点として活用している人も多いようです。
うきは市は年間を通じてフルーツ狩りが楽しめる産地です。1月にはいちご狩りが始まり、7月には桃やブルーベリー、8月からはぶどうや梨、10月からは柿と、季節ごとに異なる果物狩りが楽しめます。フルーツ狩りができる農園の多くは道の駅うきはから車で10分程度の距離にあります。ただし自転車での移動距離や坂道の有無は農園ごとに異なるため、訪れる前に確認しておくと安心です。
うきは市の旧吉井町にある筑後吉井は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された歴史的な町並みです。江戸時代、久留米有馬藩と日田天領を結ぶ豊後街道の宿場町として栄え、蝋燭や酒、麺、精油などの製造で財を成した「吉井銀」と呼ばれる豪商たちがこの地に多くの財を投じました。明治2年に発生した大火をきっかけに、火災に強い白壁土蔵造りの町家が数多く建てられるようになり、その後も三度の大火に見舞われながら、耐火性の高い土蔵造りの商家群が明治期を中心に整備されていきました。
現在も162軒の建造物が保存物件に指定されており、保存地区の面積は20.7ヘクタールにおよびます。平成8年12月10日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された、九州でも有数の歴史的景観エリアです。サイクリングロードから少し足を延ばして、白壁の続く町並みをゆっくり歩いてみる価値はあります。
筑後吉井の白壁エリアを中心に、うきは市吉井町周辺には近年おしゃれなカフェや雑貨店が増えています。白壁土蔵の建物をリノベーションした店舗も多く、休憩がてら古い町家の風情を感じながらコーヒーやスイーツを楽しめます。白壁散策とあわせてカフェ巡りを目的に組み込むのもよいでしょう。
浮羽稲荷神社は92基の鳥居が続くフォトスポット
うきは市浮羽町流川にある浮羽稲荷神社は、1957年に創建された神社です。山の斜面に沿って連なる92基の朱色の鳥居が特徴で、鳥居の続く階段は約300段におよびます。上りきると筑後平野を一望できる景色が待っています。
アクセスは、電車の場合はJR久大本線うきは駅から徒歩約20分、車の場合は大分自動車道の杷木インターチェンジから約10分です。駐車場も整備されています。サイクリングロード本線からは少し距離があるため、レンタサイクルで訪れる場合はルートと体力を考慮したプランニングが必要ですが、鮮やかな朱色の鳥居が続く光景は一見の価値があります。
レンタサイクルの料金は耳納北麓が300円から利用できる
自転車を持参しなくても、沿線には複数のレンタサイクルサービスが整っています。それぞれの拠点を比較すると、次のようになります。
| 拠点 | エリア | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 久留米百年公園サイクリングセンター | 久留米 | サイクリングロードの起点に併設 |
| JR久留米駅・西鉄久留米駅 | 久留米 | 2駅間で貸出・返却が可能 |
| 耳納北麓レンタサイクル(4ステーション) | 田主丸 | 一般用300円(4時間)・500円(1日)、電動アシスト500円(4時間)・800円(1日) |
| ウキハコ | うきは | 道の駅うきはに隣接 |
耳納北麓レンタサイクルは料金が明確で、しかも異なるステーション間での乗り捨てが可能な点が便利です。体力に自信がない人や時間に限りがある人にとって、片道だけ自転車で走って残りは別の交通手段で移動するという選び方ができるのは心強い仕組みです。JR久留米駅と西鉄久留米駅の貸出・返却も同様に、借りた駅と違う駅で返してよい仕組みになっているため、電車でのアクセスと組み合わせやすくなっています。
アクセスは電車なら久留米駅から自転車で6分
電車を使う場合は、JR久留米駅または西鉄久留米駅までアクセスし、駅前でレンタサイクルを借りてサイクリングロードへ向かうのが基本のルートです。JR久留米駅からは自転車で約6分、西鉄久留米駅からは自転車で約15分で久留米百年公園に到着します。うきは側から入る場合は、JR久大本線の各駅、うきは駅や筑後吉井駅などを利用し、道の駅うきは周辺のレンタサイクルを活用するとよいでしょう。
車を使う場合、久留米百年公園には駐車場が整備されており、車でアクセスして自転車に乗り換えるスタイルが一般的です。うきは側からアクセスする場合は、大分自動車道の杷木インターチェンジが最寄りになります。道の駅うきはにも駐車場が完備されているため、そこを拠点にサイクリングロードへ出発することもできます。
自分のロードバイクやクロスバイクを輪行袋に入れて電車で移動する、いわゆる輪行でのアクセスも人気があります。JR久留米駅や西鉄久留米駅、JR久大本線の田主丸駅・うきは駅・筑後吉井駅などを起点に、コース全体を走破するロングライドプランを組む本格派のサイクリストも少なくありません。
モデルコースは久留米・うきは周遊ルート約55キロ
福岡県が紹介しているモデルルートに「久留米・うきは周遊ルート」があります。筑後川サイクリングロードを軸に、浮羽稲荷神社などの観光スポットを組み込んだ周遊コースで、総距離は約55キロメートルです。久留米市街地からスタートし、筑後川沿いを上流に向かって走り、うきは市内の観光地を巡ってから戻る、あるいは輪行や公共交通機関で帰路につくのが一般的なルートです。サイクルツーリズムを推進する福岡県の取り組みの一環として紹介されているコースで、初めて筑後川サイクリングロードに挑戦する人の参考になります。
久留米市観光公式サイトでは「自転車deピクニック!~筑後川の風に吹かれて~」というモデルコースも紹介されています。筑後川サイクリングロードの心地よい風を感じながら久留米市内の見どころを巡る、日帰りで気軽に楽しめるコース設定です。本格的なロングライドというより、家族連れやサイクリング初心者でも無理なく楽しめる内容になっています。
より走りごたえを求める人には、久留米百年公園を起点に、上流の原鶴温泉近くの長野水神社と、下流の筑後川大堰の両方を往復するロングライドコースもおすすめです。全て走破すると片道約35キロメートル、往復では70キロメートル前後の走行距離になり、トレーニングやロングライドの練習にも向いています。
季節ごとの楽しみ方は春のツツジと秋の紅葉が見どころ
筑後川サイクリングロードは一年を通して走れますが、季節によって表情が変わります。
春(3月から5月)は久留米百年公園で約12万本のツツジが見頃を迎え、色鮮やかな花園を楽しめます。筑後川沿いの桜並木も見どころのひとつで、暖かい気候の中で気持ちよくペダルを漕げる時期です。1月から続くいちご狩りも春先まで楽しめます。
夏(6月から8月)はうきは市で7月に桃やブルーベリー、8月からぶどうや梨のフルーツ狩りが始まります。日差しが強い時期なので、早朝や夕方の涼しい時間帯を選んで走る、こまめに水分補給するなど、暑さへの備えはしっかりしておきたいところです。
秋(9月から11月)は耳納連山の紅葉が見頃を迎え、コース全体が色づいた山々に彩られます。10月からは柿のフルーツ狩りも始まり、実りの季節を感じながら走れます。気温も走りやすくなるため、多くのサイクリストが訪れる時期でもあります。
冬(12月から2月)は空気が澄み、耳納連山の稜線がくっきりと見える季節です。写真を撮るのが好きな人には向いているかもしれません。1月からはいちご狩りが始まり、フルーツ王国うきはならではの冬の楽しみ方もできます。防寒対策をしっかりすれば、混雑を避けてゆったり走れる時期でもあります。
周辺には原鶴温泉と筑後川温泉がある
サイクリングで汗を流した後に立ち寄りたいのが、コース周辺に点在する温泉施設です。うきは市側のコース終点付近には原鶴温泉があり、筑後川沿いに宿泊施設や日帰り入浴施設が点在しています。長い距離を走り終えた後の疲れを癒すのに適した立地で、サイクリングと組み合わせた一泊二日のプランを立てる人もいます。筑後川沿いには筑後川温泉など、ほかにも複数の温泉地があるので、ロングライドの後の楽しみとして組み込んでみるのもよいでしょう。
走行時の注意点は増水時の通行止めと日差し対策
筑後川サイクリングロードは河川敷を通るコースなので、いくつか注意しておきたい点があります。
河川敷という立地上、増水時や悪天候の後は一部区間が冠水したり通行止めになったりする場合があります。出発前に自治体の情報を確認しておくと安心です。日差しを遮る場所が少ない区間もあるため、帽子やサングラス、日焼け止めなどを用意しておくとよいでしょう。距離が長いコースなので、飲料水や補給食を十分に用意し、道の駅うきはや百年公園といった休憩ポイントを事前に把握しておくことをおすすめします。
自転車以外に歩行者やランナーもこのコースを利用しています。譲り合いを意識した走行を心がけたいところです。レンタサイクルを利用する場合は、各ステーションの営業時間を事前に確認し、返却時間に余裕を持った計画を立てることが重要です。電動アシスト自転車は坂道の少ないこのコースでは必須ではありませんが、フルーツ狩りスポットなど周辺の起伏がある道へ立ち寄る予定がある場合は検討してみてもよいかもしれません。
立ち寄りスポットは調音の滝とにじの耳納の里
うきは市には、筑後川の支流である巨瀬川の源流にあたる調音の滝があります。高さ27メートルから水が流れ落ちる際に響く音が、天然のメロディーのように聞こえることから調音の滝と名付けられました。林野庁が選定する水源の森百選にも選ばれている滝で、周辺は新緑の季節にマイナスイオンをたっぷり浴びられる場所です。夏には地元の売店が営業し、滝の水音を聞きながら楽しむそうめん流しも人気を集めています。サイクリングロード本線からは少し離れていますが、うきは市を訪れたなら足を延ばす価値があります。
うきは市の耳納連山麓にあるにじの耳納の里は、うきはの食と自然を満喫できる複合施設です。地元農家が育てた新鮮な農作物を扱う直売所まんてん市場、バイキング形式で地元食材を味わえるレストラン夢キッチン、焼きたてのパンが並ぶむぎ畑などが揃っており、サイクリングの合間の食事や買い物スポットとして立ち寄りやすい場所です。
耳納スカイラインからは走ったコースを見下ろせる
筑後川サイクリングロードから望む耳納連山を、今度は山の上から眺めてみたいという人には耳納スカイラインもあわせて紹介します。久留米市から八女市を経由して再び久留米市に至る林道で、高良山から耳納山、発心山を経て鷹取山に至る沿道に複数の展望スポットが点在するドライブ・ハイキングコースです。
沿道の展望台からは、眼下に筑後川が東西に横切る筑紫平野が広がり、その奥には宝満山や脊振の山々を望めます。条件がよい日には有明海や雲仙まで見渡せることもあるそうです。高良大社の展望台は、耳納スカイラインの他の地点から見下ろすよりもさらに近い位置から久留米市内を一望できるスポットとして知られています。パラグライダーのテイクオフ地点として知られるグライダー山では、広々とした芝生から360度の眺望が楽しめ、眼下には筑後平野と筑後川の流れを一度に見渡せます。サイクリングロードを走った後、車やバイクで足を延ばし、自分が走ったコースを山の上から見下ろしてみるのも、このエリアならではの楽しみ方です。
サイクリングロード沿線ではロゲイニング形式のイベントも開催された
筑後川サイクリングロード沿線では、自転車を活用した参加型イベントも企画されています。久留米市内に設置された多数のチェックポイントを自由なルートで巡り得点を競う「サイクルロゲイニング」形式のイベント「ちゃりアラウンドKURUME」は、チェックポイント数が90箇所にのぼり、GPS方式でチェックインする仕組みでした。家族連れや体力に自信がない人でも自分のペースで参加できる内容で、久留米・うきはの観光名所を巡りながらポイントを集めるスタンプラリー形式で楽しめるイベントとして開催されました。このほかにも、久留米市が主催する「くるめ緑の祭典」の関連企画として「緑のサイクリング」が開催されるなど、このエリアを舞台にした自転車イベントは季節を通じて複数企画されています。最新の開催情報は久留米市や観光協会の公式サイトで確認するのが確実です。
筑後川サイクリングロードについてよくある疑問
初めてこのコースを走る人からは、いくつか同じような質問が挙がります。まず距離についてですが、本線は27.4キロメートルで、久留米百年公園を基準に上流・下流へ足を延ばせば往復70キロメートル前後まで距離を伸ばせます。体力や時間に応じて、途中で折り返すことも十分可能です。
自転車を持っていない場合はどうすればよいかという疑問もよく聞かれます。久留米百年公園のサイクリングセンター、JR久留米駅・西鉄久留米駅、耳納北麓レンタサイクルの4ステーション、うきはのウキハコと、沿線には複数のレンタサイクル拠点があります。特に耳納北麓レンタサイクルは4か所での乗り捨てができるため、久留米からうきはまで片道だけ走って電車で戻るといった柔軟なプランを組みやすくなっています。
子ども連れでも走れるかという点については、河川敷ルートで高低差がほとんどないため、比較的安心して走れるコースといえます。ただし距離が長いため、子どもの体力に合わせて途中の休憩ポイントや折り返し地点を事前に決めておくとよいでしょう。久留米百年公園やうきはの道の駅、田主丸のふれあい農業公園などが休憩の目安になります。
どの季節がおすすめかという質問には、一概には答えにくいところですが、ツツジが見頃を迎える春や、紅葉が色づく秋は特に走りやすく、景色も楽しめる時期です。フルーツ狩りを目的にするなら、目当ての果物の時期に合わせて訪れるのがよいでしょう。
まとめ
筑後川サイクリングロードは、久留米市とうきは市を27.4キロメートルでつなぐ、福岡県を代表するサイクリングコースです。高低差の少なさから初心者でも走りやすく、久留米百年公園、耳納北麓の田主丸エリア、フルーツ王国のうきは市と、沿線には多彩な見どころが揃っています。レンタサイクルサービスも各エリアに整っており、電車でのアクセスと組み合わせた片道サイクリングや乗り捨てプランも組みやすい環境です。道の駅うきはでのフルーツ狩り、筑後吉井の白壁の町並み、浮羽稲荷神社の鳥居群など、走った先に待つ立ち寄りスポットも豊富にあります。季節ごとに違う表情を見せるこのコースを、自分のペースで走ってみてください。








