宮崎県宮崎市の青島エリアには、加江田川にかかる自転車・歩行者専用の橋を中心とした海沿いのサイクリングルートがあり、その名はトロピカルロードといいます。橋の全長は約300メートルで、茶色と黄色の2色舗装が南国らしい雰囲気をつくり出しています。青島から堀切峠まで足を延ばせば、往復およそ9.6キロメートルの海岸線サイクリングとして楽しめます。自動車の通行はできず、歩行者と自転車専用の道になっているため、車の往来を気にせず潮風を感じながらペダルを漕げるのがこのルートの持ち味です。すぐそばには日本神話ゆかりの青島神社や、国の天然記念物「鬼の洗濯板」といった見どころも点在しており、自転車を使えば徒歩よりも広い範囲を効率よく巡れます。この記事では、トロピカルロードを中心に、青島から堀切峠にかけての海沿いコースの魅力やアクセス方法、レンタサイクルの料金、季節ごとの注意点までをまとめました。宮崎でのサイクリング旅を計画している方の参考になれば幸いです。

トロピカルロードは全長300メートルの自転車・歩行者専用橋
トロピカルロードは、ひなた宮崎県総合運動公園と青島エリアを結ぶ、加江田川にかかる自転車・歩行者専用の橋を含むサイクリングロードです。橋そのものは全長約300メートルで、途中には3か所のバルコニー状の休憩スペースが設けられており、ベンチに座って太平洋を一望できます。加江田川の河口部分では、干潮のときに潮干狩りを楽しむ人の姿も見られ、地元の人たちにも親しまれているスポットです。完成したのは2004年2月で、比較的新しい施設になります。それ以前は自転車や歩行者が安全に川を渡る手段が限られていましたが、この橋ができたことで青島エリアと運動公園エリアの回遊性が大きく向上しました。現在は宮崎市が案内するサイクリングルートの中核区間としても位置づけられています。
青島駅から堀切峠までは往復9.6キロメートルのコース
宮崎市が案内するおすすめサイクリングコースは、フィッシャーマンズを起点に、宮交ボタニックガーデン前、青島漁港、堀切峠、道の駅フェニックス、そして青島トロピカルロードという順で巡る構成です。全区間は約15キロメートルで、休憩を含めた所要時間はおよそ2時間が目安になります。青島駅周辺から堀切峠付近までを往復すると、距離はおよそ9.6キロメートルで、日帰りでも十分に走りきれる長さです。コース全体を通して大きな高低差はなく、若干のアップダウンがある程度なので、サイクリング初心者や女性、家族連れでも安心して走れます。海沿いの区間では常に太平洋の水平線を眺めながら走れて、南国植物が並ぶ道や奇岩が連なる海岸線など、景色の変化も楽しめます。
フィッシャーマンズから青島漁港まで海と港を眺めて走る
出発点になるフィッシャーマンズ周辺は、宮崎県総合運動公園にほど近いエリアで、駐車場も整っています。車で訪れてから自転車を借りるプランにも向いています。ここから宮交ボタニックガーデン青島の前を通り、トロピカルロードへ入っていきます。橋を渡る間は加江田川の河口の景色と、その先に広がる太平洋を同時に楽しめる区間で、コース随一のフォトスポットとも言われています。橋を渡り終えると青島漁港エリアに入り、漁船が並ぶのどかな港町の風景に変わります。ここから青島大橋(彌生橋)を渡って青島本島へ進めば、青島神社への参拝も可能です。海岸沿いをさらに南下すると、道の駅フェニックスがある堀切峠に着きます。
トロピカルブリッジのバルコニーで加江田川の河口を望む
トロピカルロードのハイライトと言えるのが、加江田川にかかるトロピカルブリッジです。橋の途中に設けられた3か所のバルコニーは、単なる通過点ではなく、腰を下ろして景色を眺められるようにつくられています。橋の舗装もオレンジやイエロー系の色使いになっていて、写真映えするスポットとしてSNSで紹介される機会も増えています。橋の下を流れる加江田川は河口付近で汽水域になっていて、潮の満ち引きによって表情を変えます。干潮のタイミングに合わせて訪れると、川辺で貝を掘る家族連れの姿を見ることもあり、宮崎ののどかな日常風景を垣間見られます。サイクリングの途中で一度立ち止まり、橋の上から海と川が交わる景色を眺める時間は、このコースならではのひとときです。
青島神社は島全体が境内地になった縁結びの社
青島神社は、周囲約1.5キロメートルの小さな島である青島のほぼ中央に鎮座しており、島全体が境内地になっている珍しい神社です。祭神は山幸彦(彦火火出見命)とその妻である豊玉姫命などで、縁結びや安産、航海安全のご利益があるとされ、恋愛成就を願う参拝者にも人気があります。境内には無数の絵馬が連なる「祈りの古道」と呼ばれるトンネルがあり、その先にはビロウ樹に囲まれた元宮が鎮座しています。この場所では弥生時代のころから祭祀が行われてきたと伝えられており、神話の時代から続く信仰の歴史を感じられます。参道の途中にはハート形の縁結びスポットや恋みくじ、夫婦のように寄り添う「夫婦ビロウ」の木に願いを込めたこよりを結ぶ「産霊紙縒」など、若いカップルや女性同士の旅行者に人気の要素も揃っています。島を取り囲むように広がる鬼の洗濯板の景観も、参拝とあわせて楽しめます。
鬼の洗濯板は700万年前の地層が波に削られた景観
鬼の洗濯板は、青島から日南海岸にかけての海岸線に広がる特異な岩礁地帯です。約700万年前に海底に堆積した地層が長い年月をかけて隆起し、その後の波の浸食で比較的硬い砂岩層だけが板状に残ったことで、洗濯板のような規則正しい縞模様ができました。この地形は国の天然記念物に指定されていて、宮崎県を代表する自然景観のひとつとして知られています。トロピカルロードから青島、そして堀切峠へと続く海岸線のあちこちで見られ、干潮時には岩の隙間に潮だまりができて、小さな生き物を観察できることもあります。サイクリング中に道端で自転車を停めて、じっくり地形を眺めてみるのもおすすめです。波の音と岩の造形が織りなす景観は、現地で見ると写真とは違う迫力があります。
堀切峠の道の駅フェニックスは5種類のソフトクリームが人気
青島から国道220号を南へ約4キロメートル進むと、日南海岸ロードパークの中でも人気の高い展望スポット、堀切峠に着きます。峠沿いには南国を象徴するフェニックスの木々が立ち並び、眼下には太平洋の水平線と鬼の洗濯板の岩礁が一望できる景色が広がっています。隣接する道の駅フェニックスには、広い駐車場と海を見下ろす展望デッキ、海岸へ続く散策路が整っており、多くの観光客やサイクリストで賑わっています。物産館では宮崎県産の完熟マンゴーなどの果物や地元の焼酎、土産品が販売されているほか、名物のソフトクリームも人気です。マンゴー、日向夏、ミルク、ロイヤルショコラ、明日葉(アシタバ)といったフレーバーが用意されていて、各税込350円から400円程度で楽しめます。サイクリングの休憩がてら地元グルメを味わいながら絶景を眺める時間は、このコースの大きな楽しみのひとつです。
レンタサイクルは宮交ボタニックガーデン青島で1日500円から
トロピカルロードを含む青島エリアのサイクリングでは、宮交ボタニックガーデン青島(宮崎県立青島亜熱帯植物園)が提供するレンタサイクルが便利です。営業時間は8時30分から17時までで、シティタイプの自転車が用意されていて、子供乗せ台付きのものも選べます。料金は1日あたり500円から1000円程度です。貸出の受付は宮崎市青島2丁目12-1にある管理事務所で行われています。借りた自転車はひなた宮崎県総合運動公園や青島パークゴルフ場など複数の場所で返却できるため、片道だけ自転車を使い、帰りはバスや徒歩で戻るといった柔軟なプランも組みやすくなっています。最新の料金や営業時間、貸出条件は変わることがあるので、訪問前に公式サイトでの確認をおすすめします。
青島海水浴場は日本の海水浴場百選に選ばれた白砂のビーチ
トロピカルロードから青島神社方面へ向かう道中には、「日本の海水浴場百選」にも選ばれた青島海水浴場があります。白砂の浜と遠浅の海が広がり、夏場は県内でも屈指のにぎわいを見せるビーチで、海水浴だけでなくサーフィンやスタンドアップパドルボードといったマリンスポーツのスポットとしても親しまれています。サイクリングの途中でこの浜辺に立ち寄り、白い砂と青い海のコントラストを眺めながら小休止するのもおすすめです。青島と堀切峠に挟まれた大きな入り江には白浜海水浴場もあり、波が穏やかで、浜辺に植えられたビロウ樹が南国らしい風景をつくっています。近隣にはオートキャンプ場や温泉施設も点在していて、宿泊を組み合わせた旅程にも便利です。海水浴場としての開設状況は年度によって変わり、遊泳区域の開設が見合わせられている年もあるため、泳ぐことが目的なら訪問前に最新の開設情報を確認しておく必要があります。サイクリングでビーチ沿いを走るだけなら、開設状況にかかわらず一年を通じて美しい海岸線の景観を楽しめます。
青島サーフポイントは南側が波穏やかな初心者向けエリア
トロピカルロードから青島にかけての海岸線は、サイクリングだけでなくサーフィンの名所としても知られています。青島海水浴場の北側は「青島サーフポイント」と呼ばれ、海水浴場に近い南側は波が比較的穏やかでビギナー向け、北側の木崎浜に近づくにつれて波が大きくなる傾向があります。海岸沿いにはビーチパークが整備されていて、トイレやコインロッカー、更衣室、温水シャワーなどの設備も揃っているため、サーフィン初心者向けの体験スクールも数多く開催されています。青島駅から徒歩8分ほどのクラブハウスでは、シャワーやパウダールームに加えてカフェやラウンジも併設されていて、サイクリングの合間に波乗りをするサーファーたちの姿を眺めるのも、このエリアならではの海沿いの風景です。
フェニックス並木を望むカフェで休憩する
トロピカルロード周辺のサイクリングでは、海を眺めながら休める店の存在も見逃せません。青島エリアには、目の前に青い海とフェニックスの並木が広がる開放的なカフェがあり、テラス席や屋根付きのウッドデッキでゆったり過ごせます。宮交ボタニックガーデン青島の園内カフェでは、宮崎県産の完熟マンゴーを使ったスムージーが人気メニューです。青島駅周辺にはローカルな雰囲気のカフェも点在していて、海沿いの空気感をそのまま楽しめる空間として、地元客にも観光客にも親しまれています。近年は、県内外で人気のプリン専門店がプロデュースする新しいスイーツ店も青島エリアに登場していて、鬼の洗濯板や宮崎県産フルーツをモチーフにした商品を提供するなど、選択肢は年々広がっています。
ガイド付きツアーは青島サイクリング21km初級で所要3時間
自分でルートを組み立てるのが不安な方や、地元の魅力をもっと知りたい方には、サイクリング事業者によるガイド付きツアーの利用もおすすめです。青島駅を集合場所とするツアーでは、山幸彦の神話ゆかりの青島神社や亜熱帯植物に囲まれた社殿を巡りながら、白い貝殻の砂浜や鬼の洗濯板エリア、道の駅でのカフェタイムなどを組み合わせた行程が用意されています。青島周辺の田園風景を楽しんだあとにトロピカルブリッジを渡り、ビーチ沿いのサイクリングロードへ進む構成で、初心者向けの「青島サイクリング21km初級」では所要時間がおよそ3時間です。開催期間は3月から12月ごろで、午前・午後それぞれの時間帯での催行のほか、希望に応じた時間調整ができる場合もあります。料金にはガイドやレンタルバイク、ヘルメット、グローブ、飲料水、補給食、保険が含まれていることが多く、バイクはクロスバイクやロードバイク、電動アシスト付きのE-バイクなど、体力や好みに応じて選べる場合もあります。参加人数による料金の目安は次のとおりです。
| 参加人数 | 1人あたりの料金目安 |
|---|---|
| 3名以上 | 12,000円程度 |
| 2名 | 15,000円程度 |
| 1名 | 20,000円程度 |
土地勘のない旅行者でも、ガイドの案内があれば迷わず安全に走れて、地元ならではのエピソードを聞きながら進める点は、個人でのサイクリングにはない魅力です。
宮崎空港から青島駅までJR日南線で約30分
青島エリアへのアクセスは、宮崎空港からと宮崎駅からの2つのルートが主に使われています。
| 出発地 | 手段 | 所要時間 | 料金目安 |
|---|---|---|---|
| 宮崎空港 | JR日南線(田吉駅で乗換) | 約30分 | 470円程度 |
| 宮崎空港 | バス | 約35分 | 510円程度 |
| 宮崎空港 | タクシー | 約20分 | 4,000円前後 |
| 宮崎駅 | JR日南線 | 約30分 | – |
宮崎空港からJR日南線を使う場合は、田吉駅で宮崎空港線に乗り換えて青島駅を目指します。列車の本数は1時間に1本から2本程度と少ないため、事前に時刻表を確認しておくと安心です。宮崎駅からは、JR日南線のほかに、宮崎駅西口バス乗り場から宮崎交通バスの「日南・飫肥」方面行き、もしくは「青島・白浜入口」方面行きに乗って「青島」バス停で降りるルートもあります。青島駅からトロピカルロードの起点となるエリアまでは徒歩でも移動できますが、レンタサイクルを使えばより広い範囲を効率よく回れます。
ひなた宮崎県総合運動公園は2027年の国民スポーツ大会に向け改修中
トロピカルロードの起点にほど近い「ひなた宮崎県総合運動公園」は、敷地面積約154ヘクタールの広い公園で、500種42万本もの樹木が植えられています。園内には自転車競技用トラックの「ひなたベロドローム宮崎」も設けられていて、トラックレースの拠点としても使われてきました。この施設は2027年に開催が予定される国民スポーツ大会の競技会場としての活用に向けて改修が進められていて、宮崎県が自転車競技の振興に力を入れていることがうかがえます。宮崎県内では、年間を通じて複数戦が開催される「MIYAZAKIロードレースカップ」など、ロードバイクを中心としたサイクリングイベントも活発に行われていて、園内の特設コースが会場として使われることもあります。トロピカルロードや堀切峠方面へのサイクリングを楽しんだあと、この総合運動公園周辺を軽く走ってみるのも良い機会になります。県全体では「ひなたサイクリング宮崎」という取り組みも展開されていて、海から山まで多彩なコースが紹介されているため、青島・トロピカルロード以外のルートに興味があれば、あわせて参考にすると旅の幅が広がります。
サイクリングのベストシーズンは12月から2月と4月から5月
宮崎県は年間を通じて温暖な気候に恵まれていて、一年中サイクリングを楽しめる土地です。海岸線コースを快適に走るためのベストシーズンとしては、観光客が比較的少なく気候も穏やかな12月から2月ごろ、あるいは新緑と花々が美しくなる4月から5月ごろが特におすすめです。夏場も走行自体はできますが、日差しが強く気温も高くなるため、こまめな水分補給や日焼け対策、涼しい時間帯を選んでの走行が重要になります。海沿いのコースは開けた地形のため、季節によっては強い潮風が吹くことがあり、堀切峠付近では横風にあおられることもあるので注意が必要です。天候が急に変わることもあるため、簡易的な雨具を携帯しておくと安心です。山間部を含むコースを走る場合は急なカーブや下り坂もあるため、スピードの出しすぎに気をつけながら、安全に走りましょう。
車で訪れるなら青島駅周辺の駐車場が60分300円から使える
自家用車やレンタカーで訪れて現地で自転車を借りる、あるいは自分の自転車を車に積んで持参するスタイルも人気です。宮崎空港からは車でおよそ25分ほどで青島エリアに着けて、青島駅周辺には時間貸しの駐車場も複数整っています。料金の目安は60分あたり300円程度、24時間の最大料金が1500円程度に設定されている駐車場も見られます。青島神社や道の駅フェニックスにも来訪者用の駐車場が用意されているため、コースの一部区間だけを車で移動し、景観の良い区間だけを自転車で走るといった楽しみ方もできます。輪行や自転車の積み込みを予定している場合は、事前に駐車場の車室サイズや、自転車の積み下ろしがしやすいスペースかどうかを確認しておくとスムーズです。
1泊2日なら青島温泉と組み合わせる旅程が組める
日帰りでも十分に楽しめるトロピカルロードのサイクリングですが、時間に余裕があれば宿泊を組み合わせた1泊2日の旅程もおすすめです。宮崎県公式観光サイトで紹介されているモデルコースのひとつでは、南国リゾートの雰囲気が漂う青島エリアを拠点に、海の景色と温泉でリフレッシュする旅程が提案されていて、交通手段には車と自転車の組み合わせが想定されています。周辺には、年間を通じて世界各地の植物を鑑賞できる「フローランテ宮崎」のような庭園施設もあり、E-bike(電動アシスト自転車)を使ったサイクリングツアーが用意されているケースもあります。1日目にトロピカルロードから堀切峠にかけての海沿いコースをじっくり走り、青島温泉で汗を流してから宿泊し、2日目はフローランテ宮崎や周辺の庭園施設、あるいはさらに足を延ばして日南海岸方面を巡る、といった構成にすれば、サイクリングと自然観賞、温泉をバランス良く楽しめます。
青島温泉は江戸時代から知られる弱アルカリ性の湯
サイクリングで海沿いの風を浴びたあとは、青島温泉で体を休めるのもおすすめです。青島温泉は、日南海岸から太平洋へ向かって突き出た青島を中心に太平洋沿いへ広がる温泉地で、豊富な湯量を誇り、江戸時代から知られてきた歴史ある温泉です。泉質は弱アルカリ性炭酸水素塩泉で、神経痛や筋肉痛、五十肩、慢性消化器病などへの効能があるとされる泉質です。炭酸水素イオンを日本屈指の含有量で含んでいて、お湯にとろみが感じられ、肌がスベスベになる「美肌の湯」として女性から特に人気を集めています。長時間ペダルを漕いで疲れた脚や肩を温泉でじっくりほぐせるのは、日帰りサイクリングにはない宿泊プランならではの魅力です。海岸沿いに建つホテルや旅館の多くは青島を望む眺望を売りにしていて、昭和40年代に温泉が引かれて以降、日南観光の拠点として親しまれてきました。トロピカルロードでのサイクリングと、鬼の洗濯板や青島神社の観光、青島温泉での入浴を組み合わせれば、体を動かす楽しさと癒やしのひとときの両方を一度に味わえます。
完熟マンゴーは糖度15度以上で太陽のタマゴになる
サイクリングの合間に立ち寄る道の駅フェニックスや青島エリアの直売所では、宮崎県を代表する特産品の完熟マンゴーも見逃せません。宮崎マンゴーは、収穫の際にハサミで切らず、木から自然に落下するのを待って収穫するのが特徴で、栽培過程では一つひとつの果実にネットをかけて保護しながら育てます。この手間をかけた栽培方法によって、糖度が高く濃厚な味わいに仕上がります。糖度基準15度以上、重さ350グラム以上というJA宮崎経済連の商品規格をクリアしたものだけが、ブランド「太陽のタマゴ」として出荷されます。出荷時期は4月から7月ごろが中心のため、この時期にサイクリングで青島を訪れると、直売所や専門店で旬の完熟マンゴーやマンゴーを使ったスイーツ、ソフトクリームなどを味わえる可能性が高くなります。青島エリアには地元のマンゴーを扱う専門店もあり、自宅用や贈答用のお土産探しにも便利です。
初心者はパンク修理工具と保険証のコピーを携帯する
トロピカルロードを含む青島エリアのコースは、アップダウンが少なく初心者向けとされていますが、快適に走るためにはいくつか持ち物や服装のポイントを押さえておくと安心です。まず欠かせないのがパンク修理用の工具セットで、レンタサイクルなら多くの場合サポート体制が整っていますが、自分の自転車を持ち込む場合は最低限のトラブルに対応できる準備をしておきましょう。万が一のけがや体調不良に備えて、健康保険証や運転免許証のコピー、緊急連絡先をまとめたものを携帯しておくこともすすめられています。服装は普段着でも楽しめますが、ストレッチ性のある動きやすいカジュアルウェアを選ぶと、長時間のペダリングでも疲れにくくなります。タイトすぎない範囲でフィット感のある服装なら、海風を受けながら走る際の抵抗を減らせます。夕方以降や薄暗い時間帯に走る可能性があるなら、光を反射する素材を使ったウェアやアイテムを取り入れると安全性が高まります。初めてサイクリングに挑戦するなら、扱いやすく安定感のあるクロスバイクを選ぶのもおすすめで、宮交ボタニックガーデン青島などのレンタサイクルでも、こうしたタイプの自転車が用意されています。
体力とスタイルに合わせてペース配分できるのがこのルートの魅力
トロピカルロードから堀切峠までのコースは、移動そのものが目的というより、道中のあらゆる場所がフォトスポットや休憩スポットになり得るところに魅力があります。トロピカルブリッジのバルコニーで海を眺めながら小休止をとったり、青島漁港でのどかな港の風景を楽しんだり、青島神社で参拝と縁結びのスポット巡りをしたりと、道のりそのものを味わう旅ができます。堀切峠では鬼の洗濯板を間近に見下ろしながら記念撮影を楽しみ、道の駅フェニックスではソフトクリームで一息つく、というように、体力に合わせてペース配分をしながら複数の見どころを組み合わせるプランがおすすめです。カップルや友人同士なら縁結びスポット巡りを中心に、家族連れなら潮干狩りやパークゴルフといったアクティビティを組み合わせるなど、旅のスタイルに合わせてアレンジできる幅の広さも、このエリアの魅力です。全区間約15キロメートル、所要時間はおよそ2時間というコースは、宮交ボタニックガーデン青島のレンタサイクルを利用すれば手軽にサイクリングデビューすることもできます。潮風や熱中症への注意を払いながら、南国ムード漂う海岸線と日本神話の舞台を自転車でめぐる旅は、宮崎旅行での思い出になるはずです。訪問の際は、最新の営業時間や料金、アクセス情報を公式サイトなどで確認したうえで計画を立てましょう。








