初心者も安心!日光サイクリングコースとレンタサイクル徹底解説

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日光は、その豊かな自然環境と歴史的建造物の共存により、サイクリング愛好家にとって理想的なエリアとなっています。四季折々の風景を楽しめる中禅寺湖や戦場ヶ原、世界遺産に登録されている東照宮など、自転車で巡るには絶好のスポットが点在しています。また、日光は「世界一長い並木道」としてギネスブックにも認定された日光杉並木街道があり、その歴史ある風景の中を走るのは特別な体験です。

サイクリングを通して日光を訪れることで、通常の観光では見逃してしまうような細部の美しさに気づくことができます。自転車なら徒歩よりも広範囲を巡れますし、車では立ち寄りにくい穴場スポットにもアクセス可能です。また、各エリアにはレンタサイクルのサービスも充実しており、旅行者でも気軽に参加できるのも魅力です。

日光市内は大きく分けて「奥日光エリア」「世界遺産エリア」「今市・足尾エリア」の3つに分けられ、それぞれ特徴的なサイクリングコースが用意されています。一日かけて歴史街道を走るコースから、半日で自然を満喫できるショートコースまで、レベルや目的に合わせた多種多様なルートが存在します。

近年では電動アシスト自転車(E-Bike)の普及により、いろは坂のような急勾配の道も楽に上れるようになり、日光サイクリングの間口が広がっています。地元のサイクリングツアー会社も増加しており、ガイド付きのツアーに参加することで、より安全に、そして地域の隠れた魅力を知ることができます。

この記事では、初めて日光でサイクリングを楽しむ方から、経験豊富なサイクリストまで、様々なレベルに対応したコース情報やレンタサイクル情報、見どころや注意点などを詳しく解説していきます。日光の豊かな自然と歴史を、サイクリングを通して新たな視点で体験してみましょう。

目次

初心者にもおすすめの日光サイクリングコースはどこですか?

日光エリアには初心者でも安心して楽しめるサイクリングコースがいくつかあります。特に坂道が少なく、交通量も比較的少ないコースを中心にご紹介します。

世界遺産エリアの東照宮周辺コース

東武日光駅やJR日光駅から近い東照宮周辺は、比較的平坦な道が多く初心者に最適です。世界遺産である東照宮や二荒山神社、輪王寺などを巡るコースで、約5kmほどの距離なので体力に自信がない方でも無理なく回れます。

コースの特徴:

  • 距離:約5km
  • 所要時間:2〜3時間(観光時間含む)
  • 難易度:★☆☆☆☆(非常に簡単)
  • 見どころ:東照宮、二荒山神社、輪王寺、神橋

このコースでは、途中に坂道はあるものの緩やかで、周辺には休憩できるカフェや食事処も多いため安心です。また、東照宮周辺は駐輪場も整備されているので、自転車を置いて観光することも可能です。

日光杉並木街道コース

日光街道の一部、特に今市方面へ向かう杉並木街道は、ほぼ下り基調で走れる初心者向けコースです。国の特別史跡・特別天然記念物に指定されている杉並木の中を走るのは格別な体験になります。

コースの特徴:

  • 距離:約10km(日光駅から今市駅まで)
  • 所要時間:1〜2時間
  • 難易度:★★☆☆☆(簡単)
  • 見どころ:日光杉並木、歴史民俗資料館、追分地蔵尊

杉並木街道には旧道が整備されている区間が多く、国道から離れて安全に走ることができます。交通量も少なく、江戸時代の雰囲気を味わいながらのんびりとサイクリングを楽しめます。このコースは時計回りに進むのがおすすめで、一方通行の区間があるためルート選びには注意が必要です。

中禅寺湖湖畔コース

奥日光エリアの中禅寺湖では、湖畔沿いの平坦な道が初心者にも走りやすいコースになっています。湖を一周するのは距離があるため、中禅寺温泉エリアから半周する短縮コースがおすすめです。

コースの特徴:

  • 距離:約8km(湖の半周)
  • 所要時間:1〜2時間
  • 難易度:★★☆☆☆(簡単)
  • 見どころ:中禅寺湖の景色、イタリア大使館別荘記念公園、華厳の滝

このコースでは、湖畔からの男体山の眺めを楽しむことができます。湖の完全一周を目指す場合は、一部アップダウンが激しい区間があるので初心者は注意が必要です。また、奥日光エリアへのアクセスにはいろは坂を上る必要があるため、公共交通機関と組み合わせるか、E-Bikeの利用がおすすめです。

大笹牧場コース

霧降高原エリアにある大笹牧場周辺は、高原の爽やかな風を感じながら走れる初心者向けコースです。牧場内や周辺の舗装された道は比較的平坦で、景色を楽しみながらゆっくり走ることができます。

コースの特徴:

  • 距離:約6km(大笹牧場周辺)
  • 所要時間:1時間
  • 難易度:★★☆☆☆(簡単)
  • 見どころ:大笹牧場の風景、高原の景色、ブラウンスイス牛

このコースでは、牧場でのジンギスカンや焼肉ランチを楽しめるほか、ソフトクリームなどの軽食も充実しています。標高が高いため、夏でも比較的涼しく快適にサイクリングができます。

初心者の方がサイクリングを楽しむコツとしては、以下の点に注意すると良いでしょう:

  1. 余裕のあるスケジュールを組む:急がずマイペースで走ることが大切です
  2. こまめな水分補給:特に夏場は熱中症に注意
  3. 適切な服装:季節や天候に合わせた服装選びを心がける
  4. ガイド付きツアーの利用:初めての場合は地元のサイクリングツアーに参加するのも安心

これらのコースはどれも美しい景色や歴史的な見どころが楽しめるので、ぜひ自分のペースでのんびりと日光の魅力を発見してください。

日光エリアで絶景を楽しめるサイクリングコースはありますか?

日光は豊かな自然と四季折々の絶景が魅力のエリアです。サイクリングで巡れる絶景スポットを含むコースをいくつかご紹介します。

奥日光・戦場ヶ原周回コース

戦場ヶ原は広大な湿原が広がる奥日光を代表する絶景ポイントです。湿原の木道を囲むように整備された道路を周回するこのコースは、四季それぞれの素晴らしい景観を楽しめます。

コースの特徴:

  • 距離:約15km
  • 所要時間:2〜3時間
  • 難易度:★★★☆☆(中級)
  • 見どころ:戦場ヶ原、小田代ヶ原、湯滝、赤沼

特に秋の紅葉シーズンは圧巻の美しさで、9月下旬から10月中旬にかけては赤や黄色に染まった湿原と青空のコントラストが絶景です。早朝のライドでは、湿原に立ち込める幻想的な霧の風景を見ることもできます。県道1002号線のうち、戦場ヶ原から奥光温泉に抜ける区間は一般車両通行止めとなっているため、自転車で静かに自然を満喫できます。

中禅寺湖一周コース

奥日光の中心にある中禅寺湖を一周するコースです。湖面に映る男体山の姿や、湖畔のビュースポットからの絶景を楽しめます。

コースの特徴:

  • 距離:約25km
  • 所要時間:3〜4時間
  • 難易度:★★★★☆(中〜上級)
  • 見どころ:中禅寺湖、男体山の眺望、千手ヶ浜、イタリア大使館別荘記念公園、華厳の滝

このコースは湖の北岸部分で道が狭くなり、一部アップダウンの激しい区間があるため、中級者以上の方におすすめです。しかし、その分湖を様々な角度から眺めることができ、特に千手ヶ浜からの眺めは多くのサイクリストを魅了しています。また、春には湖畔の桜、秋には紅葉と、季節ごとに異なる絶景を楽しめるのも魅力です。

霧降高原〜キスゲ平コース

霧降高原からキスゲ平へと続くこのコースでは、開放的な高原の景色と季節の花々を楽しめます。特に6月中旬から7月中旬にかけては、ニッコウキスゲが群生する黄色い絨毯のような景観が広がります。

コースの特徴:

  • 距離:約12km
  • 所要時間:2時間
  • 難易度:★★★☆☆(中級)
  • 見どころ:霧降高原の景色、キスゲ平のニッコウキスゲ群生地、展望台からの眺望

このコースは一部急な上り坂があるため、体力に自信のある方やE-Bikeの利用がおすすめです。キスゲ平の展望台からは、晴れた日には関東平野を一望する絶景が広がります。

いろは坂〜明智平コース

日光の名物である「いろは坂」を上り、明智平展望台からの絶景を楽しむチャレンジコースです。48カーブが連続するいろは坂は、サイクリストにとっての聖地とも言える存在です。

コースの特徴:

  • 距離:約8km(片道)
  • 所要時間:1〜2時間(上り)
  • 難易度:★★★★★(上級)
  • 見どころ:いろは坂の景観、明智平展望台からの眺望(男体山、中禅寺湖、華厳の滝)

このコースは急勾配の上りが続くため、経験者向けですが、頂上の明智平展望台からの眺めは格別です。E-Bikeを利用すれば、体力に自信のない方でも挑戦できます。下りはスピードが出やすいため、安全運転を心がけましょう。

日光外山街道コース

日光駅から霧降高原方面へと向かう外山街道のルートは、比較的知られていない穴場的なコースです。市街地から徐々に標高を上げていくにつれて、周囲の景色が変化していく様子を楽しめます。

コースの特徴:

  • 距離:約15km(片道)
  • 所要時間:2〜3時間
  • 難易度:★★★☆☆(中級)
  • 見どころ:外山花畑、霧降滝、日光連山の眺望

このコースでは、交通量が少なく自然豊かな道を走ることができます。途中の外山花畑では、季節ごとに異なる花々が咲き誇り、特に春のつつじや夏のユリは見事です。また、霧降滝へ少し寄り道すれば、マイナスイオンたっぷりの爽快な景観も楽しめます。

絶景を楽しむサイクリングコースを走る際のポイントは以下の通りです:

  1. 天候をチェック:山間部は天候が変わりやすいので、事前に天気予報を確認しましょう
  2. 季節を選ぶ:紅葉シーズンや花の見頃など、絶景が最も美しい時期を選ぶと良いでしょう
  3. 時間帯を考慮:早朝や夕方は光の条件が良く、より美しい景色を楽しめることが多いです
  4. カメラを持参:絶景を記録に残すためのカメラやスマートフォンは必須です
  5. 余裕を持った計画:景色に見とれる時間も考慮して、スケジュールには余裕を持たせましょう

日光の自然が織りなす絶景は、車窓からでは味わえない感動があります。ぜひサイクリングで風を感じながら、五感で日光の美しさを体感してください。

日光でレンタサイクルを借りるにはどうすればよいですか?

日光エリアには多くのレンタサイクル施設があり、旅行者でも手軽に自転車を借りてサイクリングを楽しむことができます。エリア別の主なレンタサイクル施設と、借り方のポイントをご紹介します。

世界遺産エリアのレンタサイクル

世界遺産エリア(東照宮周辺)では、以下の施設でレンタサイクルが利用できます:

  1. サイクルショップかみやま
    • 場所:JR日光駅から徒歩約10分
    • 特徴:MTB、シティサイクル、ミニベロなど種類が豊富
    • 料金:半日2,000円〜、1日3,000円〜(自転車の種類により異なる)
    • 予約:電話予約可能、繁忙期は事前予約推奨
  2. mekke日光郷土センター
    • 場所:東武日光駅から徒歩約12分
    • 特徴:観光用E-Bike(電動アシスト自転車)を中心に取り揃え
    • 料金:2時間2,500円、4時間3,500円、1日5,000円
    • 予約:公式ウェブサイトから予約可能
  3. 日光シェアサイクル
    • 場所:市内各所に複数のステーションあり
    • 特徴:スマホアプリで簡単に借りられ、別のステーションに返却可能
    • 料金:30分300円〜、1日パス1,500円
    • 予約:専用アプリからその場で利用可能

奥日光エリアのレンタサイクル

中禅寺湖や戦場ヶ原周辺の奥日光エリアでは、以下の施設が便利です:

  1. 日光自然博物館
    • 場所:中禅寺温泉バスターミナル隣
    • 特徴:E-クロスバイク、E-MTBなど高性能な自転車を用意
    • 料金:3時間4,000円〜、1日6,000円〜
    • 予約:電話またはウェブサイトから予約推奨
  2. 三本松茶屋
    • 場所:戦場ヶ原入口
    • 特徴:スポーツタイプのE-Bikeを貸出
    • 料金:2時間3,000円、4時間5,000円
    • 予約:当日利用可、繁忙期は予約推奨
  3. 中禅寺金谷ホテル
    • 場所:中禅寺湖畔
    • 特徴:小径タイプとスポーツタイプ、2種類のE-Bikeを用意
    • 料金:3時間4,000円、1日6,000円
    • 予約:電話で事前予約可能
  4. 中禅寺ペンション
    • 場所:中禅寺湖の大鳥居近く
    • 特徴:乗りやすいビーチクルーザータイプの自転車を提供
    • 料金:2時間1,500円、1日3,000円
    • 予約:当日利用可

今市・足尾エリアのレンタサイクル

今市や足尾エリアでサイクリングを楽しむなら、以下の施設がおすすめです:

  1. いまいちレンタサイクル
    • 場所:道の駅日光 観光情報館
    • 特徴:電動アシスト自転車を中心に貸出
    • 料金:3時間1,000円、1日1,500円
    • 予約:当日受付
  2. 足尾レンタサイクル
    • 場所:日光市足尾庁舎
    • 特徴:電動アシスト自転車を貸出、足尾銅山観光に便利
    • 料金:3時間1,000円、1日1,500円
    • 予約:当日受付

サイクリングツアー&レンタル

ガイド付きサイクリングツアーと自転車レンタルの両方を提供している施設もあります:

  1. NAOC(ナオック)
    • 場所:日光市内に複数店舗あり
    • 特徴:奥日光や世界遺産エリア、今市エリアなど、多彩なサイクリングツアーを提供
    • 料金:ツアー5,000円〜、レンタル3,000円〜
    • 予約:公式ウェブサイトから予約必須
  2. 日光アクティビティツアー Fulltime
    • 場所:華厳の滝近く
    • 特徴:E-BikeやMTBのレンタルと、オーダーメイドのサイクリングツアーを提供
    • 料金:ツアー6,000円〜、レンタル半日3,500円〜
    • 予約:電話またはウェブサイトから予約推奨

レンタサイクルを利用する際のポイント

  1. 事前予約の確認:特に週末や観光シーズンは混雑するため、可能な限り事前予約をしましょう
  2. 必要書類の確認:施設によっては身分証明書が必要なところもあります
  3. 返却時間の厳守:営業時間内に返却できるようスケジュールを組みましょう
  4. パンク修理キットの確認:長距離を走る場合は、パンク修理キットの有無を確認すると安心です
  5. 自転車の選び方
    • 平坦な道中心ならシティサイクルミニベロで十分
    • 奥日光のアップダウンのあるコースならE-Bikeがおすすめ
    • 未舗装路を含むならMTBが適しています
    • 長距離を走るならクロスバイクロードバイクが快適
  6. 季節に合わせた選択
    • 夏は暑さ対策として早朝の利用がおすすめ
    • 冬は特殊な冬用タイヤの自転車を提供している「NAOC」などの専門店を利用すると安全

便利なサービス情報

  • 日光・鬼怒川サイクルトレイン:東武鉄道の一部列車では、自転車をそのまま車内に持ち込める「サイクルトレイン」を運行しています。東武日光駅、下今市駅、鬼怒川温泉駅間で利用可能で、エリアを横断してサイクリングするのに便利です。
  • 輪行サービス:一部のレンタサイクル店では、別の場所への自転車の配送サービスを行っているところもあります。例えば、いろは坂の下で借りて上で返却するなど、体力に合わせたプランが立てやすくなります。

日光でのレンタサイクル利用は、事前に目的地や走りたいコースを決めてから、それに適した自転車が借りられる施設を選ぶと良いでしょう。特に奥日光エリアでは、電動アシスト自転車(E-Bike)があると、坂道の多いコースも無理なく楽しめます。各施設の最新情報は公式ウェブサイトや電話で確認することをおすすめします。

日光のサイクリングコースの難易度や注意点は?

日光エリアのサイクリングコースは変化に富んでおり、平坦な道から急勾配の山道まで様々な難易度のルートがあります。それぞれの特徴と注意点を解説します。

難易度別コース分類

初級コース(★〜★★)

  • 世界遺産エリア周回コース:東照宮周辺の比較的平坦なコース
  • 日光杉並木街道(下り区間):今市方面への下り基調のルート
  • 中禅寺湖半周コース:湖畔の平坦な区間のみを走るショートコース
  • 大笹牧場周辺コース:高原の緩やかな起伏のあるコース

中級コース(★★★)

  • 中禅寺湖一周コース:湖の北側にアップダウンがある周回コース
  • 戦場ヶ原周回コース:標高の高い場所にある比較的平坦なコース
  • 霧降高原〜キスゲ平コース:一部勾配のきつい区間がある高原コース
  • 外山街道コース:日光市街から霧降高原への上り基調のコース

上級コース(★★★★〜★★★★★)

  • いろは坂ヒルクライム:48カーブを含む難関の上りコース
  • 奥日光周遊コース:中禅寺湖、戦場ヶ原、湯元温泉を含む長距離コース
  • 日光〜川俣温泉コース:累積標高差が大きい長距離チャレンジコース
  • 金精峠越えコース:日光から群馬県へ抜ける峠越えのハードコース

コース別の具体的な注意点

いろは坂の注意点

  • 勾配:平均勾配約5.5%、最大勾配約8%
  • 距離:約14km(新いろは坂と旧いろは坂を合わせて)
  • 交通量:観光シーズンは非常に多い
  • 安全対策:早朝の利用がおすすめ、路肩を走行、休憩ポイントの確認必須
  • 推奨自転車:E-Bikeまたはギア比の広いロードバイク・クロスバイク

中禅寺湖一周の注意点

  • 距離:約25km
  • 道幅:湖の北側は一部狭い区間あり
  • アップダウン:湖の北側と東側に急な上り下りあり
  • 安全対策:対向車に注意、特に観光シーズンは湖畔道路が混雑
  • 推奨自転車:クロスバイク、MTB、E-Bike

戦場ヶ原周辺の注意点

  • 標高:約1,400m(高地での運動に注意)
  • 気象条件:天候が変わりやすく、突然の雨や霧に注意
  • 野生動物:鹿やサルが出没することがあるので注意
  • 安全対策:防寒着の携行、水分・食料の十分な準備
  • 推奨自転車:クロスバイク、MTB、E-Bike

日光杉並木街道の注意点

  • 道路状況:旧道は一部未舗装や砂利道区間あり
  • 一方通行:複数の一方通行区間があるため、ルート確認が重要
  • 文化財保護:杉の根や落ち葉に注意、文化財エリアでの飲食禁止
  • 安全対策:国道との合流地点での注意、歩行者優先の意識
  • 推奨自転車:シティサイクル、クロスバイクなど

トレイルコースの注意点

  • ルート:霧降高原や奥日光には未舗装のマウンテンバイクコースもある
  • 技術レベル:中〜上級者向け、MTBの操作技術が必要
  • 装備:ヘルメット、グローブ、プロテクターなどの安全装備必須
  • 安全対策:単独走行は避け、携帯電話の電波が届かないエリアもあるため注意
  • 推奨自転車:マウンテンバイク専用

季節ごとの注意点

春(4月〜6月)

  • 天候:変わりやすい、雨具の携行必須
  • 気温:標高によって大きく変わる、奥日光は5月初旬まで雪の残る場所もある
  • その他:花粉症の方は対策を

夏(7月〜8月)

  • 気温:市街地は30℃を超えることもあるが、奥日光は比較的涼しい
  • 注意点:熱中症対策、こまめな水分補給、休憩、日焼け対策
  • その他:夏休み期間は観光客が多く道路が混雑するため早朝の走行がおすすめ

秋(9月〜11月)

  • 見どころ:紅葉シーズン(10月中旬〜11月上旬)は絶景だが観光客も多い
  • 気温:朝晩の寒暖差が大きい、重ね着で調整できる服装が望ましい
  • 注意点:落ち葉で滑りやすい箇所がある、早めの日没に注意

冬(12月〜3月)

  • 走行可能エリア:市街地や今市エリアは走行可能だが、奥日光は積雪で危険
  • 装備:防寒対策が必須、冬用タイヤの自転車が望ましい
  • 注意点:凍結路面に注意、日没が早いため走行時間に余裕を持つ

サイクリングの安全対策

日光エリアでサイクリングを楽しむ際には、以下の安全対策を心がけましょう:

  1. 事前準備と計画
    • 走行ルートの事前確認、距離や難易度の把握
    • 天気予報のチェック、悪天候の場合は中止判断も必要
    • スマートフォンの充電、地図アプリのダウンロード
    • 自転車の点検(タイヤ、ブレーキ、チェーン等)
  2. 適切な装備
    • ヘルメット着用(特に山岳路では必須)
    • 手袋、サングラス、反射材付きの衣服の着用
    • 季節や天候に合わせた服装(重ね着で調整可能なものがベスト)
    • 予備のチューブ、修理工具、空気入れの携行
  3. 体調管理と休憩
    • 十分な水分と食料の携行
    • こまめな休憩、無理なペース配分を避ける
    • 疲労感を感じたら早めに休憩する習慣
    • 高地での運動は平地より負荷がかかることを理解する
  4. 交通ルールの遵守
    • 車道の左側走行、信号や標識の遵守
    • 観光地では歩行者優先の意識を持つ
    • 団体での走行時は一列走行を心がける
    • 下り坂ではスピードの出しすぎに注意
  5. 緊急時の対応
    • 緊急連絡先リストの携行
    • 保険加入の確認(レンタサイクル利用時も)
    • 携帯電話の圏外エリアの把握
    • 近くの医療機関の位置確認

日光の自然は美しいですが、山岳地帯特有の危険もあります。特に初めてのコースでは余裕を持ったスケジュールを組み、安全面に配慮しながら楽しいサイクリングの思い出を作りましょう。

日光サイクリングと一緒に楽しめる観光スポットやグルメは?

日光サイクリングの魅力のひとつは、走行中に立ち寄れる多彩な観光スポットや地元グルメにあります。エリア別におすすめの観光スポットと名物グルメをご紹介します。

世界遺産エリアの見どころとグルメ

世界遺産エリアでサイクリングを楽しむなら、以下のスポットへの立ち寄りがおすすめです:

観光スポット

  • 日光東照宮:国宝・重要文化財を多数有する豪華絢爛な神社。「眠り猫」や「三猿」など有名な彫刻を見学できます。駐輪場は表参道沿いに複数あります。
  • 二荒山神社:東照宮より古い歴史を持つ神社で、静かな雰囲気を楽しめます。駐輪場は神橋付近にあります。
  • 輪王寺:日光山の中心寺院で、三仏堂は国内最古級の木造建築です。東照宮から徒歩で移動できます。
  • 神橋:朱塗りの美しい橋で、日光のシンボル的存在。橋の袂に駐輪スペースがあります。
  • 滝尾神社:日光の古社で、パワースポットとしても人気。東照宮から少し離れており、混雑を避けられます。

グルメ

  • 日光湯波:日光の代表的な名物で、湯波丼や湯波定食などを提供する老舗「湯波喜豆や」がおすすめ。
  • 日光ゆばまん:湯波をふんだんに使った中華まんで、「満願堂」などで販売しています。
  • 日光天然水コーヒー:「珈琲 饗茶庵」では、日光の天然水で淹れる香り高いコーヒーが楽しめます。
  • 日光甚五郎煎餅:薄い煎餅を何枚も重ねた甘い和菓子で、「鬼平の羊羹」などでテイクアウト可能。
  • 御用邸チーズケーキ:「明治の館」で提供される、皇室御用達として知られる濃厚なチーズケーキが人気。

奥日光エリアの見どころとグルメ

奥日光エリアでは、雄大な自然景観とともに以下のスポットを楽しめます:

観光スポット

  • 華厳の滝:日本三大名瀑のひとつで、高さ97メートルから轟音とともに落下する迫力ある滝。
  • 中禅寺湖:男体山の噴火でできた湖で、湖畔には駐輪可能なビューポイントが点在します。
  • 戦場ヶ原:広大な湿原で、季節によって異なる草花を楽しめます。木道が整備され、サイクリング休憩に最適です。
  • イタリア大使館別荘記念公園:中禅寺湖畔にある歴史的建造物で、西洋建築と日本の自然が調和しています。
  • 湯元温泉:奥日光の温泉地で、サイクリング後のリラックスに最適。日帰り入浴可能な施設もあります。

グルメ

  • 鱒の甘露煮:中禅寺湖で獲れる鱒を甘く煮付けた名物で、「湖畔亭」などで味わえます。
  • 日光の地ビール:「日光ビール」の醸造所では、地元産の水と素材を使った地ビールが楽しめます。
  • 日光高原ジャム:地元の果実を使った手作りジャムで、「あぷあぷ」などで販売しています。
  • 手打ちそば:「湯元板屋」など、そば処が多く、サイクリングの疲れを癒す栄養補給におすすめです。
  • プリン:「金谷ホテルベーカリー」の濃厚なカスタードプリンが有名です。

今市・足尾エリアの見どころとグルメ

市街地や足尾エリアでは、歴史的・文化的スポットを巡れます:

観光スポット

  • 日光杉並木街道資料館:杉並木の歴史や文化について学べる施設で、サイクリストの休憩所としても利用できます。
  • 足尾銅山:かつての日本の産業を支えた史跡で、「足尾銅山観光」では坑道内見学も可能です。
  • 日光彫り会館:伝統工芸「日光彫り」の制作工程を見学できる施設です。
  • 霧降の滝:約21メートルの落差を持つ滝で、夏場は涼を求めるサイクリストの休憩ポイントになります。
  • 片山酒造:今市にある老舗酒蔵で、試飲や見学ができます(飲酒後の運転は禁止です)。

グルメ

  • 今市焼きそば:太めの麺と濃厚なソースが特徴の焼きそばで、「橋本食堂」が有名です。
  • じゃがいも料理:今市は良質なじゃがいもの産地で、「元気亭」のじゃがバターなどが人気です。
  • 地酒:「片山酒造」「渡邊佐平商店」などで、地元の酒蔵見学と併せて楽しめます(試飲後は運転しないでください)。
  • 足尾ブルーベリー:足尾で栽培されるブルーベリー商品は、「道の駅足尾」などで販売しています。
  • 日光和牛:「肉の漱石」など、地元で育った和牛を使った料理を提供する店舗があります。

サイクリングと観光を組み合わせるコツ

  1. 効率的なルート計画
    • 走行距離と観光時間のバランスを考慮
    • 主要な観光地は朝早い時間や平日に訪れると混雑を避けられる
    • 駐輪場の場所を事前に調べておく
  2. 荷物の管理
    • 貴重品は常に携行
    • 自転車用の鍵を必ず持参
    • コンパクトなサドルバッグやフレームバッグを活用
  3. 食事のタイミング
    • エネルギー補給のため、2〜3時間ごとに軽食を
    • 人気店は事前予約か、混雑時間を避けて利用
    • サイクリング中は消化の良い食事を選ぶ
  4. 地元のイベント情報
    • 季節ごとの祭りやイベントもサイクリングと組み合わせると楽しい
    • 例:春の桜祭り、夏の日光祭、秋の紅葉ライトアップなど
  5. サイクリング特典の活用
    • 「サイクリストウェルカム」の店舗では、自転車での来店者に割引やサービスを提供していることも
    • 日光市内の一部宿泊施設では、自転車の室内保管やメンテナンススペースを用意

日光サイクリングでは、走ることだけでなく、立ち寄るスポットや食べるグルメも含めて総合的に旅を楽しむことができます。季節や天候、体力に合わせてコースとスポットを選び、日光の多彩な魅力を満喫してください。

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