岩手山を望む絶景!盛岡サイクリングコースの全てがわかるQ&A

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古くからの歴史と豊かな自然が調和する岩手県の中心地、盛岡市。この美しい街は、サイクリングを通して探索するのに最適な場所です。岩手山の雄大な姿を背景に、北上川や中津川が市内を流れる風景は、サイクリストにとって格別の景観を提供してくれます。盛岡市では、観光や健康、お散歩など様々な目的に合わせたサイクリングコースが整備されており、初心者からベテランまで、あらゆるレベルのサイクリストが楽しめるようになっています。

岩手県の政治・経済・文化の中心として発展してきた盛岡市には、歴史的な建造物や名所が点在し、それらを自転車で巡ることで、効率よく観光を楽しむことができます。また、市内には石川啄木や宮沢賢治といった文豪ゆかりの地も多く、文学と歴史を感じながらのサイクリングも魅力の一つです。

近年、環境に優しい交通手段として、また健康増進のためのアクティビティとして、サイクリングの人気が高まっている中、盛岡市もサイクリングマップの作成やレンタサイクルの整備など、サイクリングを楽しむための環境づくりに力を入れています。「ぐるっとコース」や「くるっとコース」など、市が公式に設定したルートは、初めて盛岡を訪れる人でも安心して走ることができるよう配慮されています。

この記事では、盛岡市のサイクリングコースの種類や特徴、初心者向けのおすすめルート、四季折々の景観ポイント、そして安全に楽しむための準備と注意点について詳しく紹介します。岩手山を望みながら走る爽快感、歴史ある街並みをゆっくり巡る楽しさ、地元グルメを味わいながらの休憩タイム——盛岡ならではのサイクリング体験をぜひ味わってみてください。

目次

盛岡市のサイクリングコースの種類と特徴は?

盛岡市には目的や難易度に応じて様々なサイクリングコースが設定されています。市が公式に整備しているコースから、サイクリスト間で人気のルートまで、その特徴を詳しく見ていきましょう。

観光ルート

盛岡市の中心市街地を巡る観光ルートは、歴史的建造物や文化施設を効率よく訪れることができる人気のコースです。主に「ぐるっとコース」と「くるっとコース」の2種類が設定されています。

ぐるっとコースは、盛岡駅を起点に盛岡八幡宮までを巡る約8kmのルート。走行だけなら約40分程度で回れますが、途中の施設見学を含めると2〜2.5時間ほどかかります。盛岡城跡公園(岩手公園)や石川啄木・宮沢賢治ゆかりの地など、盛岡の歴史と文化を一度に体験できる充実したコースです。

くるっとコースは、盛岡駅から中ノ橋付近までの約4kmの短めのルート。走行のみなら約20分で回れる手軽さが魅力で、時間に余裕がない観光客にもおすすめです。開運橋周辺の歴史的な景観や、橋から眺める北上川の流れは、短い距離ながらも盛岡の魅力を十分に感じられます。

お散歩ルート

盛岡市の盛南地区を巡る「お散歩ルート」は、様々な公園を回りながら、のんびりと自然を楽しむことができるコースです。比較的平坦な道のりで構成されているため、家族連れやサイクリング初心者に最適です。総距離は約7kmで、ゆっくり走って約1.5時間程度で一周できます。

このルートの最大の魅力は、晴れた日には壮大な岩手山を眺められること。市街地近郊でありながら、豊かな自然と絶景を楽しめるバランスの良いコースとなっています。また、ルート上には休憩できるカフェや食事処も点在しているので、小休止しながらのんびり進むことができます。

健康ルート

より本格的なサイクリングを楽しみたい方には「健康ルート」がおすすめです。岩山展望台付近から松園付近までを巡るこのコースは、平坦な道だけでなく多くの坂道を含んだ変化に富んだルートとなっています。

健康ルートには3つのバリエーションがあります:

  • 一般コース:距離的に一番長いコースで、約12kmの道のりとなります。
  • 短縮コース:少し短めのコースで、約10kmで回れます。
  • 挑戦ルート:急な坂道を含む上級者向けのコースで、本格的なトレーニングにも適しています。

このルートの特徴は、市街地だけでなく自然豊かな道のりを楽しめること。舗装された道路から林道まで、様々な路面を体験できるのも魅力の一つです。ただし、2023年8月の大雨により一部道路が片側通行になっている区間もあるため、現地の通行規制に注意が必要です。

川沿いサイクリングコース

北上川や中津川沿いを走る川沿いコースも盛岡の人気ルートです。特に「都南大橋コース」は、北上川沿いを都南大橋から上流に遡り、南大橋を渡って川沿いのサイクリングロードを戻る全長約7.1kmのコースで、フラットな道が多く初心者でも走りやすいと評判です。

川沿いを走るサイクリングの魅力は、何と言っても開放的な景色。東北一の流域面積を誇る北上川の悠々とした流れを眺めながら走れば、日常の喧騒を忘れてリフレッシュできることでしょう。また、旧釜石街道を北に進むと真正面に岩手山がそびえる絶景ポイントもあります。

このように、盛岡市のサイクリングコースは観光、散策、健康増進など、様々な目的に合わせて選べるようになっています。自分の体力や目的、時間に合わせて最適なコースを選んでみてください。

初心者でも楽しめる盛岡のおすすめサイクリングルートは?

サイクリング初心者の方や、盛岡を初めて訪れる方でも安心して楽しめるコースをいくつかご紹介します。これらのルートは距離が短めで、アップダウンが少なく、道も分かりやすいため、初心者でも気軽に挑戦できます。

くるっとコース(市街地周遊コース)

距離: 約4km 所要時間: 走行のみなら約20分、施設見学含めて約1〜1.5時間 難易度: ★☆☆☆☆(とても易しい)

盛岡駅を起点として、中ノ橋・上ノ橋を渡りながら市街地の主要スポットを巡るこのコースは、距離が短く、ほぼ平坦な道のりなので、初心者の方でも無理なく走れます。コース上には観光案内板も設置されているため、迷うことなく安心して周遊できます。

見どころは、開運橋から眺める北上川の景色や、歴史的な街並み。また、福田パンや「白龍」のじゃじゃ麺など、地元グルメを味わえるスポットも点在しているので、小休止しながら盛岡の味を堪能できるのも魅力です。

盛岡川沿いリラックスコース

距離: 約5km 所要時間: 約1時間(休憩含む) 難易度: ★☆☆☆☆(とても易しい)

中津川と北上川の合流点周辺を巡るこのコースは、川沿いの平坦な道が続くため、初心者でも安心して走行できます。特に春の桜や秋の紅葉シーズンは、水面に映る色とりどりの景色が楽しめ、写真撮影にも最適です。

盛岡市中心部にありながら、川のせせらぎを聞きながら走れる癒しのルートで、途中にはベンチやトイレが設置された休憩スポットもあるため、無理なくマイペースで進められます。また、川沿いのサイクリングロードは歩行者と共有する区間もあるので、安全に走行するための基本的なマナーを学ぶ練習にもなります。

お散歩ルート(盛南公園めぐり)

距離: 約7km 所要時間: 約1.5時間(公園での休憩含む) 難易度: ★★☆☆☆(易しい)

盛岡市が公式に設定している「お散歩ルート」は、比較的平坦な道のりで構成された初心者向けコース。盛南地区の様々な公園を巡りながら、岩手山の絶景も楽しめます。各公園には休憩スペースがあり、無理なく走れるのが特徴です。

このコースは住宅地を通る部分が多いため交通量も少なく、安全に走行できます。また、公園で遊びながら進められるので、お子さん連れのファミリーサイクリングにもおすすめです。各公園には特色があり、お気に入りの場所を見つける楽しさもあります。

盛岡歴史スポット巡りコース(初心者アレンジ版)

距離: 約6km 所要時間: 約2時間(施設見学含む) 難易度: ★★☆☆☆(易しい)

盛岡の歴史的な名所を効率よく巡るコースですが、通常の観光ルートから急な坂道や複雑な交差点を避けるようアレンジしています。盛岡駅から出発し、石割桜、もりおか啄木・賢治青春館、盛岡城跡公園などの主要スポットを訪れます。

道中には案内板が多く設置されているため、土地勘がない方でも迷いにくいコース設計になっています。また、距離が短めなので、途中で疲れても電車やバスで駅まで戻れる安心感があります。歴史スポットでは自転車を止めて徒歩で散策する時間も含めての計画がおすすめです。

初心者向けサイクリングのポイント

初めてのサイクリングを楽しむためのポイントもいくつかご紹介します:

  1. レンタサイクルの活用: 盛岡市内にはプラザおでって近くなど、複数のレンタサイクル施設があります。自転車を持っていなくても気軽に利用できます。
  2. 事前準備の重要性: 天気予報をチェックし、水分や簡単な補給食を持参しましょう。また、地図アプリで事前にルートを確認しておくと安心です。
  3. 休憩を多めに: 初心者は特に、無理せず休憩を取りながら進むことが大切です。コース上の休憩スポットやカフェを上手に活用しましょう。
  4. 交通ルールの遵守: 自転車は「軽車両」です。交通ルールを守り、安全に走行しましょう。特に歩行者優先を意識することが重要です。

初心者の方でも、これらのコースなら無理なく盛岡の魅力を体験できるはずです。まずは短いコースから始めて、慣れてきたら少しずつ距離を伸ばしていくのがおすすめです。

盛岡のサイクリングで見られる観光スポットや景観は?

盛岡でのサイクリングの大きな魅力の一つは、歴史的な建造物から自然景観まで、多様な見どころを効率よく巡れることです。サイクリングルート上で特に注目したい観光スポットや景観をご紹介します。

歴史的建造物と文化スポット

盛岡城跡公園(岩手公園) 盛岡のシンボル的存在である盛岡城跡は、サイクリングルートの主要スポットです。1597年に南部利直によって築城された城の石垣が今も残り、四季折々の美しい景観を楽しめます。園内には烏帽子岩や宮沢賢治の詩碑なども点在し、歴史と文学の香りを感じられるスポットです。公園内に自転車を停めて散策するのがおすすめです。

石割桜 樹齢360年以上と言われる名桜で、岩手県庁の敷地内にあります。岩の割れ目から生えている珍しい桜として知られ、国の天然記念物に指定されています。特に春の桜の季節には多くの人が訪れる人気スポットで、サイクリングの途中で立ち寄る価値があります。

もりおか啄木・賢治青春館 盛岡ゆかりの文豪、石川啄木と宮沢賢治の資料を展示している施設です。両者の青春時代の足跡や作品に触れることができ、文学ファンには必見のスポット。自転車は施設前に駐輪してゆっくり見学するのがおすすめです。

岩手銀行赤レンガ館 1911年に建てられた赤レンガ造りの歴史的建造物で、国の重要文化財に指定されています。現在は観光交流施設として一般公開されており、内部の見学も可能です。建物の前には広場があり、自転車を止めて休憩するのにも適しています。

自然景観と絶景ポイント

岩手山の眺望 盛岡市内の様々な場所から岩手県の最高峰・岩手山を望むことができますが、特に北上川に架かる開運橋や南大橋からの眺めは絶景です。晴れた日には、雄大な山容が川面に映る美しい風景を楽しめます。

北上川・中津川の流れ 盛岡市内を流れる北上川と中津川は、サイクリングの醍醐味を高めてくれる存在です。川沿いのサイクリングロードからは開放的な景色が広がり、特に夕暮れ時のサンセットは幻想的。秋には鮭の遡上も見られ、自然の営みを間近に感じられます。

高松の池 盛岡市郊外にある静かな池で、周囲約1kmの遊歩道が整備されています。四季を通じて美しい景観を楽しめますが、特に紅葉シーズンの色づきは見事です。サイクリングの休憩ポイントとして立ち寄るのにぴったりのスポットです。

橋からの景観

盛岡市内には多くの橋があり、それぞれから異なる景色を楽しめます。特におすすめの橋は:

開運橋 盛岡市のランドマークの一つで、橋上からは北上川の流れと市街地の風景を一望できます。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。

上ノ橋・中ノ橋 盛岡を代表する歴史ある橋で、中津川にかかっています。周辺の景観と合わせて、風情ある日本の城下町の雰囲気を味わえます。

南大橋 北上川にかかる橋で、ここからの岩手山の眺めが特に素晴らしいと評判です。川の流れと山の風景のコントラストが美しく、写真撮影にも最適です。

グルメスポット

サイクリングの楽しみの一つは、途中で地元グルメを味わうこと。盛岡には自転車で立ち寄れる名物店が多くあります:

わんこそば「東家」 盛岡を代表する郷土料理・わんこそばが楽しめる老舗店。サイクリングで消費したエネルギーを補給するのに最適です。

じゃじゃ麺「白龍」 盛岡三大麺の一つ、じゃじゃ麺の元祖として知られる店。独特の食べ方も楽しめます。

福田パン 地元で愛される老舗パン屋で、特にあんバターが有名。サイクリングの途中で手軽に食べられる軽食としておすすめです。

盛岡のサイクリングでは、このように歴史・文化・自然・グルメと様々な側面から街の魅力を体験できます。季節や時間によって表情を変える景観を、自転車ならではのスピードでゆっくり堪能してみてください。

盛岡でサイクリングを楽しむ際の季節ごとのおすすめポイントは?

盛岡は四季の変化がはっきりしている地域で、季節ごとに異なる景観や楽しみ方があります。各季節ならではのサイクリングの魅力をご紹介します。

春(4月〜5月)

桜の季節を楽しむ 盛岡の春は桜の美しさで知られています。特に以下のスポットがおすすめです:

  • 石割桜: 4月中旬から下旬にかけて見頃を迎える岩手県庁の名桜
  • 盛岡城跡公園: 約200本の桜が咲き誇り、お花見サイクリングの定番コース
  • 北上川河川敷: 川沿いに続く桜並木は、サイクリングをしながら楽しむのに最適

この季節は「桜めぐりサイクリングコース」がおすすめ。盛岡駅から出発し、石割桜、盛岡城跡公園、開運橋、北上川沿いと桜の名所を効率よく巡ることができます。

春の注意点

  • 朝晩の気温差が大きいので、脱ぎ着しやすい服装を心がける
  • 花粉症の方はマスクやサングラスなどの対策を忘れずに
  • ゴールデンウィーク中は観光客で混雑するため、早朝や平日の走行がおすすめ

夏(6月〜8月)

緑と水の風景を満喫 暑い夏は、水辺のコースや木陰の多いルートが快適です:

  • 中津川サイクリングロード: 涼しい川風を感じながら走れる爽快コース
  • 高松の池周辺: 木陰の多い遊歩道が整備され、避暑にも最適
  • 岩山パークタウン: 少し高台にあるため、市街地より涼しく感じられる

夏は早朝サイクリングがおすすめです。朝5時〜7時頃の走行なら、涼しい空気の中でサイクリングを楽しめます。また、夕方から夜にかけての「夕涼みサイクリング」も盛岡ならではの楽しみ方です。

夏の注意点

  • こまめな水分補給が必須(1時間に1回以上)
  • 日焼け対策(日焼け止め、アームカバーなど)を万全に
  • 熱中症予防のため、無理のないペース配分を心がける
  • 夕立が突然訪れることもあるので、天気予報のチェックを忘れずに

秋(9月〜11月)

紅葉と実りの季節 盛岡の秋は紅葉が美しく、サイクリングに最適な気候です:

  • 岩手公園(盛岡城跡): 城跡と紅葉のコントラストが美しい
  • 中津川沿い: 川面に映る紅葉が幻想的な景観を作り出す
  • 岩山周辺: 山全体が色づき、パノラマビューを楽しめる

この季節は「紅葉めぐりサイクリングコース」がおすすめ。市内の紅葉スポットを効率よく巡れるルートです。また、秋は鮭の遡上シーズンでもあり、北上川や中津川で野生の鮭を観察できる貴重な時期です。

秋の注意点

  • 朝晩は冷え込むことがあるので、防寒対策を忘れずに
  • 落ち葉で滑りやすくなっている場所があるため、注意が必要
  • 紅葉シーズンのピーク(10月下旬〜11月上旬)は観光客で混雑することも

冬(12月〜3月)

雪景色の盛岡を体験 盛岡の冬は雪景色が美しい反面、サイクリングには注意が必要な季節です:

  • 晴れた日の市街地周遊: 雪化粧した盛岡城跡や川沿いの風景は格別
  • 冬季限定の短距離コース: 除雪が行き届いている市街地中心部の短いルート

冬季は特に「くるっとコース」などの短めのルートが現実的です。ただし、積雪や路面凍結の状況によっては危険なため、状況判断が重要です。

冬の注意点

  • スタッドレスタイヤや専用の冬用自転車を使用するのが理想的
  • 防寒対策(特に手袋、防風ジャケット、耳あて)は必須
  • 視界不良になりやすいので、反射材やライトの装備を忘れずに
  • 走行距離は通常の半分程度に抑え、無理をしない
  • 市のサイクリングコース情報で、積雪状況や通行可能区間を確認する

年間を通じての季節イベント

盛岡では季節ごとに様々なイベントが開催され、サイクリングと組み合わせて楽しむことができます:

  • : さくらまつり(4月中旬〜下旬)
  • : 盛岡さんさ踊り(8月初旬)、チャグチャグ馬コ(6月第2土曜)
  • : 盛岡食の大博覧会(10月)、盛岡広域フォトロゲイニング(9月)
  • : 盛岡冬まつり(2月)

特に「盛岡広域フォトロゲイニング」はサイクリストも参加できるイベントで、写真撮影ポイントを回るゲーム感覚のアクティビティです。地元のサイクリング愛好家と交流する良い機会にもなります。

盛岡でのサイクリングは、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。その時々の気候や自然の状態に合わせたコース選びをすることで、一年を通じて盛岡の魅力を存分に楽しむことができるでしょう。

盛岡でのサイクリングに必要な準備と注意点は?

盛岡でサイクリングを安全かつ快適に楽しむためには、事前の準備と現地での注意点を押さえておくことが大切です。初めて盛岡を訪れる方も、地元の方も参考になる情報をご紹介します。

事前準備

自転車の準備

  • 自分の自転車を持参する場合: 事前に点検(ブレーキ、タイヤ空気圧、チェーン注油など)を忘れずに
  • レンタサイクルを利用する場合: 盛岡市内の主なレンタサイクル場所
    • プラザおでって(中央通): 電動アシスト付き自転車もあり、観光案内も充実
    • 盛岡駅観光案内所: JR盛岡駅構内にあり、到着後すぐに利用可能
    • 盛岡市アイスアリーナ: 郊外コース向け、駐車場も完備

持ち物チェックリスト

  • 必須アイテム:
    • ヘルメット(安全のため必ず着用を)
    • 水分(季節に関わらず必要、夏は特に多めに)
    • スマートフォン(地図アプリ、緊急連絡用)
    • モバイルバッテリー(長時間の走行に備えて)
    • 簡単な工具・パンク修理キット(自転車持参の場合)
    • 健康保険証(万が一の事故に備えて)
  • あると便利なもの:
    • サイクルコンピューター(距離・速度管理に)
    • サングラス(眩しさや虫除けに効果的)
    • サイクルグローブ(手のひらの保護、振動吸収に)
    • 軽食・エネルギーバー(途中で力尽きないように)
    • 小額の現金(自動販売機やコンビニでの購入用)
    • カメラ(美しい景色を記録するため)

情報収集

  • 天気予報: 盛岡は山間部に近いため、天候が変わりやすい。特に春と秋は朝晩の気温差が大きいので注意
  • 道路情報: 工事や通行止めの情報を事前に確認。市の公式サイトや「いわて道路情報」で最新状況をチェック
  • 自転車マップ: 盛岡市が発行している公式サイクリングマップをダウンロードしておくと安心(PDFで公開されている)
  • 公共交通機関情報: 疲れた場合や天候悪化時に備えて、バスや電車の路線図や時刻表を確認しておく

安全に走行するための注意点

交通ルールとマナー 盛岡市でも自転車は「軽車両」として道路交通法が適用されます。基本的なルールを守ることが安全への第一歩です:

  • 車道の左側を走行(自転車道がある場合はそちらを優先)
  • 歩道走行は原則禁止(指定された区間や状況のみ許可)
  • 信号・一時停止の遵守
  • 二人乗り・傘差し運転・スマホ操作しながらの運転は禁止
  • 飲酒運転は絶対に行わない
  • 夜間はライトを点灯(暗くなる前から点灯を心がける)

盛岡市特有の注意点

  • 坂道への対応: 特に健康ルートなど、予想以上の坂道がある場合も。無理せず押し歩きも選択肢に
  • 観光客への配慮: 観光シーズンは歩行者が多いエリアがあるので、スピードを落として走行
  • 川沿いの風: 北上川沿いは突風が吹くことがあるので、特に橋の上では注意
  • 冬季の路面状況: 積雪や凍結が多い時期は、無理にサイクリングせず公共交通機関の利用も検討を

緊急時の対応

  • 事故や体調不良時: 無理せず立ち止まり、必要に応じて救急(119)に連絡
  • 自転車トラブル時: 盛岡市内の自転車店リスト(緊急時に役立つ)
    • サイクルショップおおつき(本宮): 修理対応が早い
    • イオンバイク盛岡南店: 大型店で部品が豊富
    • サイクルセンター高橋(大通): 市中心部にあり便利
  • 天候急変時: コンビニやカフェなど一時避難できる場所をコース上で把握しておく

地元ならではのアドバイス

ベストな時間帯

  • : 7:00~9:00は交通量が多いので避けるか特に注意
  • : 観光地は11:00~14:00が混雑するため、早めまたは遅めが快適
  • 夕方: 16:30~18:30は帰宅ラッシュで交通量増加。注意が必要

地元民おすすめのポイント

  • 休憩スポット:
    • 中津川沿いの「もりおか歴史文化館」前の広場: 川の眺めが良く休憩に最適
    • 高松公園: トイレ設備が整っており、木陰で休める
    • 盛岡城跡公園内の広場: ベンチが多く設置されている
  • 写真スポット:
    • 開運橋中央からの岩手山ビュー: 晴れた日の朝がおすすめ
    • 旧南部家別邸(現在の武家茶屋)周辺: 風情ある写真が撮れる
    • 高松の池: 四季折々の美しい景観が楽しめる
  • 穴場情報:
    • 盛南地区のどんぐり公園: 地元の人しか知らない絶景ポイント
    • 中津川上流域のサイクリングコース: 観光客が少なく静かに走れる
    • 早朝の石割桜: 観光客が少ない時間帯に貴重な名所を独り占め

サイクリング後の楽しみ方

サイクリング後は、盛岡ならではの方法でリフレッシュするのもおすすめです:

温泉でのんびり

  • つなぎ温泉: サイクリング後の疲れを癒すのに最適
  • 繋温泉「喜盛の湯」: 高濃度炭酸泉で疲労回復効果が高い

ご当地グルメで栄養補給

  • わんこそば: 伝統的な盛岡の食文化を体験しながらのカーボ補給
  • 冷麺: 特に夏場のサイクリング後の水分・塩分補給に最適
  • じゃじゃ麺: タンパク質と炭水化物がバランス良く摂取できる

地元の飲み物で乾杯

  • 地ビール「ベアレン」: 盛岡産クラフトビールでサイクリングの達成感を祝う
  • 南部鉄器で入れたコーヒー: 老舗「珈琲牛乳カフェ マルカン」などで味わえる

盛岡でのサイクリングは、事前準備と現地での注意点を押さえることで、より安全に、より楽しくなります。初めての方は市の公式コースから始め、徐々に範囲を広げていくのがおすすめです。ぜひ四季折々の盛岡の魅力を、サイクリングを通して発見してください。

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