太平洋岸自転車道で愛知県の海沿いサイクリング!モデルルート完全ガイド

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愛知県の太平洋岸自転車道は、渥美半島を中心とした海沿いサイクリングの絶景ルートとして、令和3年5月にナショナルサイクルルートに指定されました。愛知県内のモデルルートとしては、渥美半島を一周する「アツイチ」(約85km)、知多半島を巡る「チタイチ」、そして蒲郡エリアの三河湾沿いコースが代表的です。これらのルートは太平洋と三河湾の美しい海岸線に沿って整備されており、恋路ヶ浜や伊良湖岬灯台といった絶景スポットを巡りながら、初心者から上級者まで幅広いサイクリストが楽しめる環境が整っています。

本記事では、太平洋岸自転車道の愛知県区間を中心に、海沿いサイクリングのモデルルートを詳しく解説します。渥美半島や知多半島の具体的なコース情報、立ち寄りスポット、レンタサイクル情報、そしてベストシーズンや注意点まで、サイクリング計画に必要な情報を網羅しています。潮風を浴びながら走る爽快なサイクリング体験を、ぜひ愛知県の海沿いルートで味わってみてください。

目次

太平洋岸自転車道とは

太平洋岸自転車道は、千葉県銚子市を起点として神奈川県、静岡県、愛知県、三重県の太平洋沿岸を走り、和歌山県和歌山市に至る延長1,487kmの大規模自転車道です。国が昭和48年度から整備を進めてきたこの自転車道は、沿線に世界遺産の富士山をはじめとする日本を代表する観光地や景勝地が多数存在しています。

令和3年5月、国土交通省によってナショナルサイクルルートに指定されました。ナショナルサイクルルートとは、日本を代表し世界に誇りうるサイクリングルートを国が指定する制度で、サイクルツーリズムの推進により日本の観光立国を目指す取り組みの一環として位置づけられています。この指定により、太平洋岸自転車道は国際的にも認知されるサイクリングルートとしての地位を確立しました。

愛知県内のルート概要

愛知県内では「愛知県道497号田原豊橋自転車道線」がルートに含まれており、豊橋市東細谷町から田原市伊良湖町までの区間が整備されています。この区間は「渥美サイクリングロード」として知られ、昭和49年度から愛知県が整備を進めてきた歴史があります。

特筆すべきは、昭和62年に「日本の道100選」のひとつに選定されたことです。日本で唯一「日本の道100選」に選ばれたサイクリングロードとして、その価値が広く認められています。現在も日本を代表するサイクリングロードとして、国内外から多くのサイクリストが訪れています。

整備状況と利便性

太平洋岸自転車道のナショナルサイクルルート指定に向けて、愛知県を含む関係機関により「太平洋岸自転車道ナショナルサイクルルート指定推進協議会」が設立されました。この協議会のもと、自転車通行空間の整備、分岐部等における路面表示や案内看板の設置、鉄道駅などにおけるレンタサイクルや着替え場所等の整備、サイクルステーションの整備、日英2か国語以上でのホームページやサイクリングマップでの情報発信などが進められてきました。

専用道路は196kmにとどまり、他は既存の道路に矢羽根を標示する車道混在整備を施した区間が大半となっています。しかし、案内表示の充実により、初めて訪れるサイクリストでも迷うことなく走行できる環境が整えられています。

渥美半島サイクリングロードの魅力

渥美サイクリングロードは、太平洋岸自転車道の愛知県ルートとして整備された自転車歩行者専用道と国道42号等重複区間によって構成されるサイクリングロードです。渥美半島の太平洋側には、太平洋ロングビーチから半島先端の道の駅「伊良湖クリスタルポルト」まで、海岸に沿って走るサイクリングロードが整備されています。

コースの構成と特徴

自転車歩行者専用道としては、休暇村ルート、日出の石門や恋路ヶ浜の眺望を楽しめる渥美ルート、雄大な若見の海岸沿いを走る赤羽根ルート、そして豊橋ルートがあります。渥美半島南岸を進むほぼ直線のコースで、海岸線に沿って伸びる道はなだらかで、潮風を浴びながら快適な走行が楽しめます。

このサイクリングロードは「日本の渚百選」「日本の白砂青松100選」「日本の道100選」にも選ばれており、全長約30kmにわたって大海原を眺めながら、潮風の中を駆け抜けるサイクリングが楽しめます。恋路ヶ浜や日出の石門など、太平洋岸沿いの見どころを結んでいるため、走りながら次々と絶景スポットに出会えるのが大きな魅力です。

渥美半島一周「アツイチ」の楽しみ方

渥美半島を自転車で一周することは「アツイチ」と呼ばれ、愛知県内では知多半島一周の「チタイチ」と並んで知名度の高いサイクリングコースとなっています。全長約50km、幅5〜8kmと細長い形をした渥美半島は、一周が約70〜85kmと比較的コンパクトで、日帰りでも十分に楽しめる距離です。

距離と所要時間の目安

公式の「はしリンロング」と呼ばれる半島一周コースは85.1kmで、これが渥美半島菜の花浪漫街道一周ルート、通称「アツイチ」として知られています。所要時間は各スポットでの休憩や昼食を入れて長めに見積もると5〜6時間程度となります。休憩を短めにする場合は3時間ほどで一周できますが、景色を楽しみながらゆったり走るなら5時間くらいで計画しておくとよいでしょう。

コースの難易度と走りやすさ

太平洋側の国道42号線、三河湾側の259号線を中心に走るコースで、大きなアップダウンもなく平坦で走りやすいコースとなっています。国道42号線では太平洋ロングビーチと並走しながらゆったりと走ることができ、ほぼ平坦なのでそこまでパワーを使わずに一周できます。初心者から上級者まで幅広いレベルのサイクリストが楽しめるコースです。

推奨される周回方向

渥美半島自転車周遊ルートは、時計回りを推奨しています。時計回りに走ることで、美しく変化に富んだ海岸風景を眺めながらサイクリングを楽しむことができます。太平洋側を先に走ることで、往路で雄大な海の景色を堪能し、復路では穏やかな三河湾を眺めながら戻ってくるという、変化に富んだ体験ができます。

渥美半島モデルルート詳細

モデルルート1:渥美半島周遊コース

渥美半島を効率よく巡るモデルルートとして、約72.8km、所要時間約4時間50分、消費カロリー約1,620kcalのコースがあります。豊鉄渥美線・三河田原駅をスタートし、道の駅田原めっくんはうす、太平洋ロングビーチ、道の駅あかばねロコステーション、渥美サイクリングロード、恋路ヶ浜、伊良湖岬、白谷海浜公園を巡って豊鉄渥美線・三河田原駅に戻るルートです。

このルートの大きな魅力は、豊橋鉄道渥美線のサイクルトレインを利用できることです。自転車をそのまま載せることができ、輪行袋に入れる必要がないため、サイクリングの起点としての利便性が非常に高くなっています。

モデルルート2:道の駅とよはし発着渥美半島一周ルート

道の駅とよはしを起点に渥美半島を1周するルートも人気があります。長大な遠州灘沿いに太平洋岸自転車道を進み伊良湖岬へ向かうコースで、どこまでも続く海岸線には、ロングビーチや恋路ヶ浜など見どころがいっぱいです。道の駅を起点にすることで、駐車場や休憩施設が確保でき、車でアクセスするサイクリストにも便利なルートとなっています。

渥美半島の主な立ち寄りスポット

道の駅田原めっくんはうす

田原市の観光拠点として、地元の新鮮な農産物や特産品を販売しています。サイクリストの休憩ポイントとしても人気があり、サイクリング前後の補給や情報収集に便利な施設です。

太平洋ロングビーチ

約2キロメートルにもおよぶ真っ直ぐで壮大な砂浜が続くロングビーチです。全国からサーファーが集まる指折りのサーフポイントで、サーフィンの世界大会も行われる「サーフィンの聖地」として知られています。道路沿いにはヤシの木が並び、アメリカ西海岸のような雰囲気が楽しめます。

道の駅あかばねロコステーション

赤羽ロコステーションから見える赤羽西海岸は、まるで海外の海に来ているような映える写真を撮ることができるスポットです。休憩やトイレ利用にも便利な施設で、サイクリングの途中で立ち寄りたい場所のひとつです。

恋路ヶ浜

伊良湖岬灯台から太平洋に面して日出の石門まで約1キロ続く、湾曲する美しい砂浜です。太平洋の荒波をうけて形成された白く美しい砂浜で、島崎藤村の抒情詩「椰子の実」の舞台となったことでも有名です。「恋人の聖地」にも認定されており、デートスポットとしても人気が高い場所となっています。

伊良湖岬灯台

伊良湖岬の先端に立つ白亜の灯台で、「日本の灯台50選」に選ばれています。伊勢湾と太平洋を望む絶景スポットでもあり、青い海と白い灯台のコントラストが美しいです。特に夕暮れ時はロマンチックな雰囲気を楽しめます。神島灯台とともに、伊良湖水道を行き交う多くの船の指標として大きな役割を果たしてきた歴史ある灯台です。

日出の石門

波の浸食により中央が洞穴となった岩で、沖の石門と岸の石門の2つがあります。日の出のときに美しい景色を見せてくれることからこの名がつきました。大河ドラマ「どうする家康」のロケ地にもなった有名な観光スポットで、太平洋の荒波によって真ん中が侵食されポッカリ洞穴となった珍しい光景が見られます。

蔵王山展望台

太平洋が一望できる展望スポットです。特に夜景は必見で、渥美半島の絶景を楽しむことができます。天気が良ければ日本アルプスの山々や富士山まで見渡せることもあり、360度の大パノラマが広がります。

白谷海浜公園

三河湾に面した穏やかな海水浴場を持つ公園です。渥美半島一周の後半、三河湾側を走る際の休憩ポイントとして便利な場所となっています。

知多半島「チタイチ」サイクリング

知多半島の地形とコースの特徴

海に囲まれた知多半島は、平坦またはなだらかで程よい丘陵地が続くサイクリング向きの地形となっています。特に南部の常滑市、美浜町、南知多町の海岸沿いは、絶景と潮風を感じながら走ることができる人気のコースです。知多半島を1周することは「チタイチ」として全国のサイクリスト達からも親しまれています。

知多半島サイクリングロード

武豊町と大府市を結ぶ延長31.1kmの半島縦断自転車道で、愛知用水や河川、自動車専用道路沿いを利用し、自転車歩行者専用道路として整備されています。

愛知県が推奨している公式コースとして、「水と緑の愛知用水コース」は距離約2kmで片道約10分、愛知用水に沿った短いコースで初心者やファミリーに最適です。「矢勝川と新美南吉のふるさとコース」は距離約5kmで片道約25分、童話作家・新美南吉のふるさとを巡るコースで、秋には矢勝川沿いの彼岸花が美しいです。「知多半島縦断コース」は距離約9kmで片道約45分、知多半島を縦断する本格的なコースとなっています。

知多イチ(知多半島一周)のルート

知多半島一周には2種類のルートがあります。「知多半島の海道」と呼ばれる平坦な道が続く海沿いを走るコースと、知多半島中央を走る「知多半島の背骨」と呼ばれる農道「味覚の道」です。後者はアップダウンが激しい上級者コースとなっています。

あいち健康の森公園を発着とし、海に沿って半島をぐるっと1周するコースでは、序盤はセントレアなどを横目に見ながら半島最南端の羽豆岬を目指します。

知多半島の主な見どころ

羽豆岬は知多半島の南端に位置し、縁結びの神社としても有名です。少し登った先にある展望台からは伊良湖岬や伊勢志摩も望むことができます。

野間埼灯台は有名な観光スポットで「絆の鐘」「絆の音色」などがあり恋人の聖地として知られています。トイレや自販機、売店があるので休憩に最適です。

りんくうビーチは常滑市にある「RINKU」のモニュメントがあって、有名なフォトスポットになっています。夕日が綺麗なので、夕方は狙い目の時間帯です。

魚太郎は手ぶらで海鮮バーベキューができるお店があり、土日はかなり賑わっています。海鮮丼なども食べられるので、ランチにもおすすめです。

佐布里池は愛知県一の25種類5100本の梅の木が植えられている「梅」の観光スポットです。毎年2月中旬から3月中旬が見頃で「佐布里梅まつり」が開催されます。

チータープリンは南知多町の内海にあるプリン屋さんで、「知多」と「チーター」をかけた名前の知多名物となっています。サイクリングの休憩時のスイーツとして人気があります。

三河湾・蒲郡エリアのサイクリングルート

西浦シーサイドロードコース

蒲郡の竹島から、穏やかな三河湾の風景を望み走れるブルーブリッジ、西浦シーサイドロードを経て、健脚向けの三河湾スカイラインへ挑戦できるコースです。樹木の切れ間から竹島が浮かぶ三河湾の全景が見えるポイントもあり、変化に富んだ景観を楽しめます。

レンタサイクル「にしがま号」コース

距離約31.8km、所要時間約2時間10分のコースです。名鉄蒲郡線・西浦駅からスタートし、愛知こどもの国、形原温泉、竹島水族館、蒲郡海鮮市場、ブルーブリッジ(形原漁港大橋)、西浦パームビーチ、西浦温泉を巡って西浦駅に戻ります。

蒲郡エリアの主な見どころ

竹島は蒲郡のシンボルで、陸地から約400m離れた三河湾に浮かぶ小島です。島全体が国の天然記念物に指定されており、竹島橋を渡って散策できます。周囲約680m、面積約1万9000平方メートルの小島に65科238種の高等植物が自生している貴重な場所でもあります。

ガマフォルニアはインスタ映えスポットとして人気があります。アメリカ西海岸のカリフォルニアをもじった愛称で親しまれており、ヤシの木と海の組み合わせがフォトジェニックな雰囲気を演出しています。

形原ブルーブリッジは形原漁港に架かる青い橋で、海の青と橋の青のコントラストが美しいです。橋の上からの眺望も素晴らしく、三河湾の風景を楽しむことができます。

西浦温泉はサイクリング後の疲れを癒すのに最適な温泉地です。西浦半島の先端に位置し、三河湾の絶景を眺めながら入浴できます。

レンタサイクルとサポート施設

渥美半島のレンタサイクル

伊良湖岬ではレンタサイクルで風景を満喫できます。一般道より海側にサイクリングロードが設けられ、より近くに海が感じられるだけでなく、恋路ヶ浜や伊良湖岬灯台など気軽に自転車を置いて見て回れるのも魅力です。

愛知県田原市では「はしってみ輪 渥美半島」というサイクリングマップを提供しており、オススメスポットの紹介や電動レンタサイクルの貸し出しも行っています。

道の駅伊良湖クリスタルポルトにはサイクルステーションが設置されており、サイクルラックやロッカー、着替えスペース、フリーWi-Fi設置の他、空気入れ等の工具の貸出、携行食の販売、サイクリングルートマップの配布も行っています。

蒲郡エリアのレンタサイクル

蒲郡駅内にある観光案内所でレンタサイクルを借りられます。レンタサイクルは10台あり、すべて電動アシスト自転車で、利用は予約制ではなく先着順となっています。JR三河三谷駅近くのサイクルショップでもスポーツ自転車のレンタルがあり、午後から夕暮れ時まで約13kmをのんびりサイクリングできます。

その他のレンタサイクル情報

西尾市の「まーちゃ号」は電動自転車が3時間以上500円、3時間未満300円で利用可能です。湯谷温泉では電動アシスト自転車が4時間1,000円、8時間2,000円でレンタルできます。富浜緑地は高コスパのレンタサイクルで、1台200円で2時間利用できます。

渥美半島と知多半島のグルメスポット

渥美半島のグルメ

渥美半島の名物といえば大あさりです。身は歯ごたえがあり磯の香りもたっぷりで、恋路ヶ浜の駐車場付近には大あさりを提供するお店が多数軒を並べています。

地魚料理 伊良湖すしでは新鮮な地魚を使った寿司が楽しめます。お食事処・民宿 呑海では岩ガキなど、その時期にしか味わえない旬の味が堪能できます。恋路ヶ浜 萬八屋は大あさりをはじめとした海の幸を提供する老舗です。

スイーツでは、かき氷 かわぐちは日本で二番目においしいと評判のかき氷店で、走って疲れた身体にはたまらないスイーツです。スイーツ&ジェラテリア Baroque(バロック)は甘いものが食べたくなったときにおすすめのジェラート店です。

知多半島のグルメ

魚太郎は手ぶらで海鮮バーベキューができる人気店です。海鮮丼なども食べられ、ランチにもおすすめです。チータープリンは南知多町の内海にある知多名物のプリン店で、サイクリングの休憩時に立ち寄りたいスイーツスポットです。

サイクリングのベストシーズンと季節ごとの見どころ

春(3月〜5月)のサイクリング

天気も穏やかな春は、サイクリングのベストシーズンです。風を感じながら自転車で走るのがとっても気持ち良い季節となります。特に渥美半島では春の菜の花畑の風景が人気で、伊良湖菜の花ガーデンでは一面の菜の花を楽しめます。渥美半島は菜の花の名所として知られており、特に1月から3月にかけて「渥美半島菜の花まつり」が開催されます。

4月には各所で桜が咲き、花見サイクリングを楽しむことができます。知多半島の佐布里池周辺は梅の名所としても知られ、2月中旬から3月中旬にかけて25種類5100本の梅の花を楽しむことができます。ただし、花粉が多くなる季節でもあるので、花粉症のサイクリストにとっては注意が必要です。

夏(6月〜8月)のサイクリング

蒲郡市の形原温泉「あじさいの里」では、6月から7月初旬にかけて5万株のあじさいが咲き誇ります。三ヶ根山スカイラインも「あじさいライン」の愛称で知られ、約7万本のあじさいが道沿いを彩ります。

渥美半島の太平洋ロングビーチはサーファーに人気のスポットですが、夏場は海水浴客でも賑わいます。サイクリングの途中で海水浴を楽しむこともできます。ただし、夏場は蒸し暑さが厳しいため、熱中症対策として塩分補給タブレットの携帯が有効です。こまめな水分補給と日焼け対策も必須となります。

秋(9月〜11月)のサイクリング

紅葉シーズンは絶景ポイントが多く、山岳コースでは山頂からの絶景が格別です。暑くもなく、雨も少ないので快適にサイクリングを楽しめます。

知多半島の矢勝川沿いでは、9月下旬から10月上旬にかけて約300万本の彼岸花が咲き、真っ赤なじゅうたんのような風景が広がります。童話作家・新美南吉のふるさとを巡るサイクリングコースと組み合わせて楽しむことができます。10月下旬から11月にかけては紅葉の季節となり、三河湾スカイラインなどの山岳ルートは、この時期特に美しい景色を楽しめます。

冬(12月〜2月)のサイクリング

渥美半島は太平洋に面しているため、冬でも比較的温暖な気候に恵まれています。冬場のサイクリングでも快適に走ることができますが、海沿いは風が強くなることがあるため、防風対策は必要です。

渥美半島はイチゴの産地としても知られており、12月から5月にかけてイチゴ狩りを楽しむことができます。サイクリングの途中でイチゴ狩り農園に立ち寄り、新鮮なイチゴを味わうのもおすすめです。

安全面の注意点と持ち物

ヘルメットの着用と服装

最も重要なのはヘルメットの着用です。正しく装着し、動きやすい服装を選ぶことが大切です。チェーンや車輪に巻き込まれないよう注意が必要です。

事前の整備・点検

免許も必要なく気軽に楽しめる自転車ですが、「車両」であることを忘れてはいけません。準備不足や不備は命に関わる事故につながります。サイクリングの前に整備と点検を行っておくことが重要です。

地域特有の注意点

愛知県のロングライドでは、海沿いコースの強風対策が重要です。特に知多半島や渥美半島では、防風ジャケットの携帯が推奨されます。

法的な注意点

自転車運転中の飲酒は道路交通法で禁止されており、違反すると5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

サイクリングに必要な持ち物

サイクリングを安全に楽しむためには、着替えとしてインナー、下着、靴下、タオル、上着としてウインドブレーカー、雨具、地図、パンク修理セット、折りたたみ自転車ポンプ、ファーストエイドキット、水分、行動食として補給用の糖分、そしてグローブや手袋を準備しておくとよいでしょう。グローブや手袋は長距離走行時の転倒時の手の保護や疲れ防止のために役立ちます。

初心者向けサイクリングのアドバイス

距離の目安と始め方

サイクリングの距離は、初心者だと約20kmが目安です。完走を目指すのも良いですが、まずはコースの一部を回るなど、10km程度を目安に始めると無理なく楽しめます。海岸沿いはアップダウンも少ないので、ゆるっと楽しめるコースが多いです。

おすすめのスタートコース

愛・地球博記念公園サイクリングロードは全長5.1kmのサイクリングコースで、コース内は一方通行です。自動車を気にすることなく走れるので、初心者にも最適です。交通量が少なく、比較的平坦な道が続くため、初心者の方でも安心して楽しめます。完全に車から隔離されているので、お子様連れの家族にもおすすめです。レンタル自転車もあるので手ぶらでも楽しめます。

渥美半島の一部コースも初心者におすすめです。渥美半島は全体的に平坦で走りやすいため、初心者でも挑戦しやすいです。まずは太平洋ロングビーチから伊良湖岬までの区間を走り、帰りは同じルートを戻るというピストン走行がおすすめです。

離島サイクリング:佐久島

佐久島の概要と魅力

三河湾のほぼ真ん中に位置する佐久島は、人口252人ほどの離島です。島にはレンタル自転車のお店もあるので気軽にサイクリングが楽しめます。自転車なら約2時間で島を一周でき、のんびりとサイクリングが楽しめます。

海に囲まれた小さな島ならではの絶景を楽しみながら、ゆったりとしたペースでサイクリングを楽しむことができます。アートの島としても知られており、島内に点在するアート作品を巡りながらのサイクリングもおすすめです。

アクセス情報

電車でのアクセス

渥美半島へのアクセスは、JR東海道新幹線・東海道本線の豊橋駅から、豊橋鉄道渥美線に乗り換えて三河田原駅まで約40分です。豊橋鉄道渥美線ではサイクルトレインを実施しており、自転車をそのまま電車に載せることができるため、輪行袋なしでアクセスできる便利さがあります。

知多半島へのアクセスは、名鉄名古屋駅から名鉄常滑線・河和線で知多半島各駅へアクセスできます。中部国際空港(セントレア)からもアクセスしやすく、空港からレンタサイクルでサイクリングを始めることも可能です。

蒲郡へのアクセスは、JR東海道本線の蒲郡駅から、蒲郡駅観光案内所でレンタサイクルを借りることができます。名鉄蒲郡線を利用すれば、西浦駅など三河湾沿いの各駅からサイクリングを開始することも可能です。

車でのアクセス

渥美半島へは東名高速道路の豊川ICまたは音羽蒲郡ICから国道1号線を経由し、国道259号線で渥美半島へ向かいます。道の駅田原めっくんはうすや道の駅伊良湖クリスタルポルトに駐車して、サイクリングを楽しむことができます。

知多半島へは知多半島道路を利用してアクセスします。半田ICや武豊ICで降りて、各サイクリングコースへ向かうことができます。

蒲郡へは東名高速道路の音羽蒲郡ICから約15分です。蒲郡駅周辺や竹島周辺に駐車場があり、そこを起点にサイクリングを楽しむことができます。

フェリーでのアクセス

伊良湖岬と鳥羽(三重県)を結ぶ伊勢湾フェリーを利用すれば、自転車を載せて伊勢志摩方面からアクセスすることも可能です。太平洋岸自転車道を走って三重県方面へ抜けるロングライドを計画する際にも便利なアクセス手段となります。

サイクリングイベント情報

愛知県では年間を通じてさまざまなサイクリングイベントが開催されています。

愛知県渥美半島ぐる輪サイクリングは渥美半島を舞台にした人気のサイクリングイベントです。初心者向けのショートコースから上級者向けのロングコースまで、複数のコースが用意されており、自分のレベルに合わせて参加できます。地元グルメを楽しめるエイドステーションも充実しており、走りながら渥美半島の魅力を存分に味わえるイベントとなっています。

知多半島や蒲郡エリアでも、季節ごとにサイクリングイベントが開催されることがあります。地域の観光協会や自治体のホームページで最新情報を確認することをおすすめします。

まとめ

愛知県の太平洋岸自転車道を中心とした海沿いサイクリングは、初心者から上級者まで幅広いレベルのサイクリストが楽しめる魅力的なコースが揃っています。渥美半島の「アツイチ」、知多半島の「チタイチ」をはじめ、蒲郡エリアや離島の佐久島まで、それぞれの特色を持ったコースが整備されています。

ナショナルサイクルルートに指定された太平洋岸自転車道は、「日本の道100選」にも選ばれた日本屈指のサイクリングロードであり、恋路ヶ浜や伊良湖岬灯台、日出の石門といった絶景スポットを巡りながら、潮風を浴びてのサイクリングを楽しむことができます。

レンタサイクルやサイクルステーションの整備も進んでおり、手ぶらで訪れても気軽にサイクリングを楽しめる環境が整っています。また、豊橋鉄道渥美線のサイクルトレインを利用すれば、自転車をそのまま電車に載せてアクセスできるため、輪行の手間も省けます。

春の菜の花、夏の海水浴、秋の紅葉、冬の温暖な気候と、四季を通じてそれぞれの魅力を楽しめる愛知県の海沿いサイクリング。大あさりをはじめとした地元グルメも充実しており、走って、見て、食べて、存分に楽しめるサイクリングスポットとして、多くのサイクリストにおすすめしたいエリアです。

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