大沼公園の湖畔を自転車で一周!約14kmのサイクリングとレンタサイクル料金

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大沼の湖畔を自転車でぐるりと回ると、距離は約14kmです。JR大沼公園駅の前でレンタサイクルを借りれば、そのまま走り出せます。料金は1日1,000円が目安で、湖畔の大部分には自転車用の道路が整っています。

大沼国定公園は、函館の北に広がる道南の景勝地です。公園の中心には大沼と小沼、蓴菜沼(じゅんさいぬま)が並んでいます。ペダルをこいだあとは、遊覧船やカヌーで湖に出たり、駅そばの老舗で名物のだんごを買ったりもできます。自転車と散策を組み合わせると、半日はあっという間です。

目次

大沼の湖畔を一周するコースは約14kmで、ほとんどが自転車用の道

湖畔をめぐるサイクリングコースは、ほとんどの区間に自転車用の道路が通っているので、安心して走れます。ただ、ルートの途中には一般の公共道路を走る区間が含まれます。そこでは車や歩く人に気を配りながら進んでください。

公園広場を起点とする散策路は歩くための道で、自転車では通れません。木橋を渡って7つの島をめぐる「島巡りの路」(所要50分)と「大島の路」(所要15分)がこの散策路で、花火大会の日には通行止めになることがあります。公園広場は、駅から歩いて5分ほどの場所にあります。

道には緩やかな上り坂があります。実際に走った人からは、電動アシスト付きの自転車なら比較的楽に走れたという感想が出ています。

レンタサイクルは駅前で借りられ、1日1,000円が目安

大沼公園駅のまわりには、自転車を貸し出している店が複数あります。各店の料金と特徴を表にまとめました。

店名場所料金営業時間自転車の特徴
V-1(ブイワン)大沼公園駅前1時間500円、1日1,000円8時から16時変速なしのママチャリ
ポロト館大沼公園駅前店大沼公園駅前1日1,000円--
フレンドリーベア・レンタサイクル駅前ロータリーの近く---

レンタサイクルの営業は春から秋が中心です。時期によって料金や営業時間が変わることもあるので、借りる前に店へ電話で問い合わせておくと確実です。

出発前は大沼国際交流プラザでコースマップを手に入れる

走り出す前に寄っておきたいのが、駅のすぐ隣にある大沼国際交流プラザです。中の観光案内所でコースマップをもらえるので、安心して出発できます。自転車を借りる店についても、ここで案内を受けられます。

住所は北海道亀田郡七飯町大沼町85-15です。開いているのは9時から17時、一年を通して営業していて、入館料はかかりません。観光情報のほか、アウトドア体験や散策ガイドの案内もしており、七飯町の特産品も販売しています。

函館駅から大沼公園駅へは特急「北斗」で30分前後

大沼エリアの玄関口にあたるのが、JR大沼公園駅です。函館駅や函館空港からの行き方は、次の表のようになります。

出発地交通手段所要時間補足
函館駅特急「北斗」30分前後大沼公園駅で下車
函館駅普通列車約50分大沼公園駅で下車
函館駅前函館バス「大沼公園経由鹿部行き」約70分片道750円ほど
函館空港連絡バス約20分函館駅前まで
函館空港大沼交通のシャトルバス約70分最寄りのバス停は「大沼公園ポロト館前」
函館空港車約30分約28km、函館新外環状道路(空港道路)から国道5号線へ

バスにかかる時間は、便や時期によって変わります。

湖畔の見どころは湖月橋と大沼駒ケ岳神社

湖月橋は、絶好のビュースポットとして人気です。周遊道路沿いには、紅葉の季節にトンネルのように木々が覆いかぶさる場所や森林公園、ひっそりと建つ大沼駒ケ岳神社も点在しています。湖畔の周遊道からは、駒ヶ岳の景色も楽しめます。

大沼駒ケ岳神社までは、湖畔から自転車で約30分です。何度も噴火してきた駒ケ岳が鎮まるよう祈って建てたのが始まりとされ、パワースポットとして訪れる人も多い神社です。

観光局のモデルコースは約4時間の日帰りプラン

観光局の日帰りモデルコースは約4時間で、サイクリングの合間に神社への参拝と、湖上テラスでの昼食をはさみます。

ビジットホッカイドウの日帰りプランは、JR大沼公園駅を出発点と終点にしています。湖畔で自転車を借り、そこから自転車で約15分のところにある山川牧場の店で返してから、駅へ戻ります。

大沼の紅葉は10月中旬から11月上旬が見頃

秋の大沼は、紅葉を目当てに訪れる人がとくに多い季節です。見頃は毎年10月中旬から11月上旬ごろで、その年の気象条件によって早まったり遅れたりします。黄色や橙色、赤色に染まるのはカエデ類やヤマモミジのほか、ナラ、ブナ、ウルシといった木々です。

紅葉と大沼湖、駒ヶ岳をまとめて眺められるビュースポットは、ほかの場所より少し早く色が変わります。

最新の状況は、七飯大沼国際観光コンベンション協会や大沼観光案内所が案内しています。

走る前に知っておきたいヘルメットの努力義務と左側通行

2023年4月1日に改正道路交通法が施行され、自転車に乗るすべての人に、乗車用ヘルメットをかぶる努力義務が課されました。それまでは、13歳未満の子どもについて、保護者にかぶらせる努力を求める内容にとどまっていました。努力義務のため、かぶらなくても罰則はありません。

ただし警察庁は、自転車に乗っていて亡くなった人の半数以上が頭を損傷していること、ヘルメットなしの致死率はかぶっている場合の約3倍にのぼることを示しています。

自転車は軽車両の扱いで、車道の左側を走るのが原則です。歩道を走れるのは例外で、その場合は歩く人が優先になります。

休憩は明治38年創業の沼の家で大沼だんごを

大沼公園駅のすぐそばには、沼の家があります。1905年(明治38年)に創業した老舗で、8時30分から18時まで営業していますが、売り切れた時点で店を閉めます。

名物の大沼だんごは、折箱が大沼と小沼を表しています。だんごを串に刺さないのは、湖に浮かぶ島々に見立てているからだそうです。味は餡としょうゆ、ゴマとしょうゆの2種類で、両方を詰め合わせた箱は大が710円、小が430円。職人が一つずつ手で仕上げています。

湖の上は大沼遊船の遊覧船やボート、小沼はカヌーで

自転車を返したあとは、湖の上に出る楽しみ方もあります。大沼遊船は七飯町大沼町1023-1にあり、駅からは徒歩7分。4月上旬から12月中旬までが営業期間です。運航は8時から17時ですが、時間は時期によって変わります。遊覧船は昭和初期から運航を続けてきました。

乗り物内容料金
大沼・小沼島めぐり遊覧船約30分大人1,120円、小学生560円
ペダルボート2人乗り(幼児1人まで同乗可)2,000円
ペダルボート4人乗り2,500円
てこぎボート2人乗り1,500円
てこぎボート3人乗り2,000円
モーターボート10分コース大人1,600円、3歳から12歳の小人800円

小沼をカヌーでめぐりたい人には、イクサンダー大沼カヌーハウスの2時間ツアーがあります。料金は一般4,000円、小学生3,000円です。一年を通して営業している予約制のツアーで、申し込みの受付時間は9時から18時です。大沼公園駅からは無料の送迎があります。

大沼は1640年の駒ヶ岳の噴火で生まれた堰止湖

湖畔から眺める景色は、活火山である駒ヶ岳の噴火がつくりました。大小の湖沼に126の小島が浮かぶ眺めから、大沼は「湖の松島」とも呼ばれます。道南で国定公園に指定されているのは、ここだけです。

始まりは1640年(寛永17年)、江戸時代の初めに駒ヶ岳が起こした大噴火でした。流れ出た溶岩や噴出物が川をふさぎ、せき止められた水がたまって大沼ができました。こうした湖を堰止湖(せきとめこ)と呼びます。地すべりや火山の噴火などで川がふさがれ、その場所に水がたまってできた湖のことで、地震による山崩れが原因になる場合もあります。

三つの沼の面積は、大沼が616ヘクタール、小沼が484ヘクタール、蓴菜沼が136ヘクタールです。「流山(ながれやま)」は、大沼と小沼の湖面に点々と散らばる小島の呼び名で、この景観の特徴です。湖の深さは平均で3から6メートル、いちばん深い場所でも約13メートルしかありません。

駒ヶ岳は標高1,131メートルの活火山

大沼の北にそびえる駒ヶ岳は、森町と鹿部町、七飯町の3町にまたがる標高1,131メートルの活火山です。かつては富士山に似た形の成層火山でしたが、1640年の噴火と山体崩壊、その後の噴火を経て今の形になりました。

大沼は2012年7月3日にラムサール条約の登録湿地に

ラムサール条約への登録は2012年7月3日です。対象は大沼に小沼と蓴菜沼を加えた湖沼群で、広さ1,236ヘクタール、登録番号2058として登録されました。道南で登録湿地が生まれたのは、このときが初めてでした。保護の制度のうえでは、国定公園の特別地域にあたります。

ラムサール条約の正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」です。

大沼と小沼の合流点は真冬でも凍らず、渡り鳥が羽を休める

大沼と小沼が合わさるあたりは、厳しい寒さの時期にも凍りません。そのため渡り鳥が飛んでくる場所になっていて、合流点の近くではオオハクチョウやマガモを見ることができます。大沼の大部分は冬に結氷するので、水鳥の越冬地には不向きです。それでも、本州との間を往復する鳥たちが羽を休める大事な場所になっています。蓴菜沼には昔、白鳥が数多く舞い降りたため、「白鳥の沼」という呼び名がありました。

季節によって、湖でとれるものも変わります。4月になると、ワカサギが卵を産むために岸辺へ集まり、そのあとはヌマエビやフナの漁の時期が続きます。夏の風物詩の蓴菜採りは、6月下旬に始まって8月中旬ごろまで行われます。冬は凍った湖の上でワカサギ釣りが盛んになり、管理する団体がいる氷上の釣り場は、道南では大沼にしかありません。ワカサギの数が多いうえ、絶滅危惧種のイトヨもたくさんすんでいます。

大沼国定公園は1958年7月1日に北海道で最初の国定公園に

国定公園とは、自然公園法にもとづく自然公園のひとつで、国立公園に次ぐすぐれた自然の風景地を指します。

大沼が公園になった歴史は古く、北海道庁が1905年(明治38年)に道立公園として定めました。1931年(昭和6年)に国立公園法ができたときには国立公園への指定は見送られましたが、国定公園の制度ができると、それに合わせて指定を受けました。指定日は1958年(昭和33年)7月1日です。北海道で初めての国定公園で、面積は9,083ヘクタールあります。

まとめ

大沼の湖畔は一周約14kmで、駅前で1日1,000円ほどのレンタサイクルを借りれば、自転車用の道を中心に走って回れます。出発前に大沼国際交流プラザでコースマップを受け取っておくと安心です。寄り道先には、湖月橋や大沼駒ケ岳神社、沼の家の大沼だんご、大沼遊船の遊覧船があります。レンタサイクルは春から秋が中心で、紅葉は例年10月中旬から11月上旬に見頃を迎えます。

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