屈斜路湖畔のサイクリングコースで紅葉を満喫、砂湯まで往復14キロ

当ページのリンクには広告が含まれています。

北海道弟子屈町の屈斜路湖畔で紅葉を見ながら走るなら、初めての人には川湯から砂湯までの往復約14キロのコースが向いています。紅葉の見頃は例年10月上旬から中旬で、色づき始めは9月下旬ごろです。2026年10月3日の今は、湖畔の木々が色を変え始める時期にあたります。

屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖で、湖畔の砂湯では砂を掘ると温泉が湧きます。自転車は町内でレンタルできるので、手ぶらで来ても走り出せます。この記事では、コースの距離と難しさ、紅葉の時期の目安、砂湯での過ごし方、レンタサイクルの料金までを順に整理しました。これから日程を決める人が、走るコースと借りる自転車を選べるところまでを目標に書いています。

目次

屈斜路湖畔のサイクリングは川湯から砂湯までの往復約14キロが入口

結論から言うと、初心者の最初の一本は川湯から砂湯までの往復約14キロです。川湯エリアに泊まる人にとって、比較的楽に走れるコースとして案内されています。

弟子屈町のサイクリングは、牧草地の広がる風景、曲がりくねった山道、森の中の小道と、地形のタイプが分かれています。そのため、初心者から上級者まで走り分けられるエリアです。14キロという数字は、片道7キロ前後の距離を、湖畔で何度も止まりながら走れる長さだと考えるとイメージしやすいでしょう。

終点の砂湯は屈斜路湖の岸に広がる砂浜です。お土産ショップとトイレがあり、郷土料理を出す小さなレストランもあります。走り終えたあとにそのまま食事と休憩を取れるので、行程が組みやすい場所です。折り返しの前に砂浜でゆっくりする時間を見ておくと、往復14キロでも一日がちょうどよく埋まります。

体力に自信がある人はハイランド小清水725まで足を延ばせる

もう少し走りたい人には、ハイランド小清水725へ向かうツアーがあります。こちらは急な上り坂が続きます。山の中腹には展望ポイントがあり、小さなレストランからは屈斜路湖が見えます。

湖畔を平らに走る14キロとは別物の、登りを味わうコースです。標高を稼いだぶん、湖を見下ろす景色が得られます。脚に自信がなければ無理に選ぶ必要はありませんし、自信があるなら14キロでは物足りなくなるでしょう。自分の体力に合わせて、川湯から砂湯の往復を基本にして、余力があれば登りを足すという考え方が現実的です。

道道52号は屈斜路湖岸に約15キロ続く紅葉のトンネル

紅葉を目当てに走るなら、道道52号(屈斜路摩周湖畔線)が本命です。この道は摩周湖方面から川湯温泉の方向へ延び、川湯温泉を経由して屈斜路湖岸に沿って走ります。硫黄山から川湯温泉を通って湖畔へ抜ける区間は、サイクリングに向いたルートとして知られています。

屈斜路湖岸に沿った約15キロの区間は、秋になると紅葉のトンネルになります。紹介記事は、これを日本でも比較的長い距離にわたる珍しい区間だと位置づけています。自転車のスピードで通れば、車の窓越しとは違う近さで紅葉を眺められるはずです。

注意したいのは、この道の距離や標高の細かな数値を、今回の調べでは確認できなかった点です。走る前に最新の地図や観光協会の情報で、坂の有無と所要時間を確かめてください。

紅葉の見頃は10月上旬から中旬、場所と木の種類で少しずつずれる

紅葉の見頃は、例年10月上旬から中旬が中心です。情報源によっては10月下旬までを見頃に含めています。色づき始めは例年9月下旬で、湖畔を彩る代表的な木は、ナナカマド、ヤマウルシ、カエデです。

同じ湖畔でも、場所と木の種類で時期はずれます。和琴半島周辺について整理すると、次のとおりです。

時期見られる景色
10月上旬湖畔の紅葉が色づき始める
10月中旬から下旬和琴半島や砂湯周辺の林が見頃
10月下旬から11月上旬カラマツが黄金色に染まり、湖面に映り込む

この表から読み取れるのは、赤や橙の紅葉と、カラマツの黄色い葉では、旬が後ろへずれるということです。日程を一つに決めるなら、10月中旬が軸になります。赤系の紅葉を狙うなら中旬までに、黄金色のカラマツを狙うなら下旬以降に動くと外しにくくなります。

最新の色づき状況は、摩周湖観光協会に問い合わせられます。受付時間は8時45分から17時15分で、日曜と祝日は休みです。ウェザーニュースの紅葉情報は、翌シーズンの情報を9月に掲載する予定としています。年によって色づきの進みは変わるので、出発の数日前に確認してください。

砂湯から和琴半島へ向かう湖畔の道は両側が紅葉並木

砂湯の付近は、紅葉のトンネルが続きます。砂湯から和琴半島へ向かう屈斜路湖沿いの道は、道の両側に紅葉並木が並ぶ道として、ドライブでも人気です。おすすめの鑑賞ルートとして挙がっているのが、先ほどの屈斜路摩周湖畔線、つまり道道52号です。

車で通っても美しい道ですが、自転車なら立ち止まって一枚撮る、という動きが自由にできます。砂湯を折り返し点にして、気が向けば和琴半島の方向へ少し伸ばす。そんな組み立てができるのが、湖畔のコースの強みです。

和琴半島は一周42分、3.2キロの遊歩道で火山の名残に触れられる

和琴半島は、屈斜路湖ができたあとの火山噴出でできた、単独の火山島でした。長い年月で土砂が堆積し、湖岸とつながって半島になっています。

自転車を停めて歩くなら、一周コースが分かりやすい選択です。和琴フィールドハウスで自然の情報を集めたあと、砂州を渡って島に入り、屈斜路ブルーと呼ばれる湖の青を見ながら、湖岸に沿って時計回りに回ります。所要時間は42分、距離は3.2キロです。

半島の先端には、熱い噴気を上げるオヤコツ地獄があります。火山活動が今も続いていることを、目の前で確認できる場所です。半島全体の地熱が高く、土壌が肥沃なため、草花や樹木の種類が多いのも特徴です。野性味のある無料の温泉露天風呂もあります。紅葉の時期にはこの半島の林が10月中旬から下旬に見頃を迎えるので、サイクリングの寄り道先として時期が合います。

砂湯は無料で駐車場150台、掘れば自分だけの露天風呂ができる

砂湯は、屈斜路湖畔の砂地を掘ると温泉が湧き出る場所です。自分で掘って露天風呂を作れるほか、木で囲った湯船も置かれていて、気軽に足湯を楽しめます。

利用の条件を整理すると、次のとおりです。

項目内容
利用時間自由。定休日なし
料金無料
駐車場150台、無料
車でのアクセスJR摩周駅から約25分
道東道からのアクセス足寄ICから国道241号と243号を経由して約120キロ、約2時間

周辺にはレストハウスがあり、池の湯とコタンの湯という2つの野天風呂は無料で入浴できます。湖畔にはキャンプ場のRECAMP砂湯もあります。北海道新聞は、屈斜路湖畔の大自然を満喫できるサイトとして、このキャンプ場を取り上げました。

条件は変わることがあります。出かける前に、公式の案内で最新の状況を確認してください。

湖畔の野天風呂は、コタンの湯なら視線が湖面と同じ高さになる

屈斜路湖の湖畔には、和琴、仁伏、砂湯、赤湯、池の湯と、多くの温泉が湧いています。サイクリングで冷えた体を温めるなら、立ち寄れる湯が選べます。

コタンの湯は、湖畔の波打ち際にある石造りの露天風呂で、地元の方々の手で清潔に保たれています。湯に浸かると、視線の高さが湖面とほぼ同じになります。目の前にオオハクチョウの群れを見られる、と案内されています。池の湯は、広くて雰囲気のよい野天風呂です。

秋の湖畔は、走り始めこそ涼しくて気持ちよくても、止まると体が冷えます。紅葉を見ながら走り、砂湯で足を温め、また走る。この流れは、秋の屈斜路湖らしい過ごし方だと思います。

展望なら美幌峠、標高約525メートルから湖を360度見渡せる

湖を上から見たいなら、美幌峠です。屈斜路カルデラの外輪山にある標高約525メートルの峠で、展望台からは屈斜路湖を360度のパノラマで見渡せます。雲海が見られるスポットとしても有名です。

湖畔を走ったあとに、車で峠へ上がって湖の全体を眺める。湖畔と峠で、同じ湖の見え方が大きく変わります。サイクリングの距離を伸ばさなくても、景色の幅を広げられる方法です。

レンタサイクルは1日3,300円のクロスバイクから借りられる

弟子屈町に着いてから自転車を借りられます。町内には複数の事業者があり、自転車を持ち込まなくても始められます。2025年からは、町内の4つの施設で借りられるレンタサイクルが始まったと、摩周湖観光協会が案内しています。紅葉の時期に限定して実施した例もあります。

確認できた料金の例は、次のとおりです。料金は変わる場合があるので、予約前に各事業者の案内を確認してください。

事業者車種と料金
Okku Outdoor Challengeクロスバイク1日3,300円、MTB1日4,400円、ジュニアMTB1日3,300円、e-MTB1日5,500円、eクロスバイク1日4,950円、eポタリングバイク1日4,400円
EZOライダー電動アシスト自転車は3時間2,200円、日帰り(10時から18時)3,300円、1泊3,850円。折りたたみ自転車は3時間550円、日帰り1,100円、1泊1,650円
ノーンビリーE-MTBレンタル1日6,000円(8時から18時)

貸し出し場所は、JR摩周駅、摩周湖カムイテラス、JR川湯温泉駅、川湯ビジターセンターなどです。川湯から砂湯の往復約14キロなら、川湯温泉駅か川湯ビジターセンターで借りるのが動線として自然でしょう。

どれを選ぶかについて、私の考えを書きます。往復14キロだけなら、電動アシストの3時間2,200円が割安で、気軽です。ハイランド小清水725のような登りを入れるなら、e-MTBかeクロスバイクの1日利用が候補になります。普通のクロスバイクの3,300円は、一日ゆっくり走る人に合います。

屈斜路コースは約78キロ、全部走るより区切るほうが現実的

弟子屈町には、モデルコースが用意されています。鉄人コース、摩周コース、屈斜路コース、川湯コース、周遊コースの5つです。町内の24か所のスタンプポイントを巡るスタンプラリーもあり、摩周湖、アトサヌプリ(硫黄山)、屈斜路湖、900草原などが含まれます。

数字がはっきりしている2コースを比べます。

コース総距離獲得標高スタンプポイント
摩周コース67キロ933メートル11か所
屈斜路コース78.5キロ769メートル14か所

屈斜路コースは、距離が長い一方で獲得標高は摩周コースより164メートル低く抑えられています。長いけれど登りは少なめ、という性格です。それでも78.5キロは、紅葉の写真を撮りながら走る日帰りには重い距離でしょう。初めて訪れるなら、川湯から砂湯の約14キロで区切り、スタンプラリーは次の機会に回す考え方を、私は勧めます。

川湯の拠点施設で地形の背景を知っておくと景色が変わる

川湯ビジターセンターは、川湯温泉街にある環境省が整備した施設で、屈斜路カルデラの成り立ちや四季の自然を紹介しています。川湯エコミュージアムセンターは、川湯温泉エリアの森の中にあるミュージアム兼ビジターセンターです。阿寒摩周国立公園を紹介し、写真と展示で動植物を解説しています。

ここからは、2つの散策路が出発します。アカエゾマツの森コースは、エコミュージアム裏手のアカエゾマツの森を歩く60分ほどのコースです。つつじヶ原自然探勝路は、硫黄山の麓まで2.5キロです。

サイクリングの前後に立ち寄ると、屈斜路湖がカルデラであることの意味が分かります。地形の成り立ちを知ったうえで湖畔を走ると、景色の見え方が変わります。レンタサイクルの貸し出し場所にもなっているので、借りる前後に寄るのが効率的です。

摩周湖と屈斜路湖を結ぶ全長44キロのトレイルコースがある

摩周湖と屈斜路湖を結ぶ、総延長44キロのトレイルコースがあると案内されています。歩く、走る、乗るのどれで通るかは、各自の計画次第です。今回の調べでは、このトレイルの詳細までは確認できていません。使う場合は、観光協会に最新の案内を問い合わせてください。

グランフォンド摩周は毎年5月下旬から6月上旬の2日間

弟子屈町では、毎年5月下旬から6月上旬にかけて、2日間の日程で「グランフォンド摩周」が開催されます。幅広い年代のサイクリストが集まり、一緒に走るイベントです。

紅葉の時期とは別の季節ですが、弟子屈町が自転車に力を入れている土地であることを示す出来事です。秋に下見をして、翌年の初夏にイベントで走る、という流れも考えられます。

日帰りで組むなら川湯発の砂湯往復に和琴半島の散策を足す

ここまでの情報を一日にまとめると、次のような流れが組めます。あくまで本記事で確認できた距離と時間をつなげた一例で、実際の所要時間は走る速さや休憩の長さで変わります。

朝は川湯で自転車を借ります。貸し出し場所に川湯温泉駅と川湯ビジターセンターがあるので、乗り換えの手間は少なく済みます。借りる前に川湯ビジターセンターで屈斜路カルデラの成り立ちを見ておくと、このあと走る道の意味が分かります。

川湯から砂湯までは、往復約14キロの湖畔のコースです。道は屈斜路湖の岸に沿い、紅葉のトンネルが続く区間を通ります。砂湯に着いたら、お土産ショップやレストランで一息つきます。郷土料理を出す小さなレストランがあるので、昼食をここに合わせるのが自然です。食後は砂浜で足湯に浸かるか、砂を掘って自分の湯船を作ってみてください。
時間と体力に余裕があれば、砂湯から和琴半島の方向へ向かいます。一周3.2キロ、所要42分の遊歩道を歩けば、オヤコツ地獄の噴気や、屈斜路ブルーの湖面を間近で見られます。ただし、この半島まで足を延ばすと、川湯から砂湯の往復14キロよりも走行距離は増えます。増える距離は今回の調べで確認できていないので、半島を入れる場合は、あらかじめ地図で距離を測っておいてください。

最後に、冷えた体をコタンの湯や池の湯で温める手もあります。どちらも無料で入れる野天風呂です。

この流れの肝は、14キロを基本に据えて、そこへ寄り道を足し引きできる点です。紅葉が盛りの10月中旬なら和琴半島を足し、色づきが浅い10月上旬なら砂湯でゆっくりする、といった調整が利きます。逆に、カラマツの黄金色を見たい10月下旬から11月上旬なら、湖面に映る景色を探して湖畔を長めに走る日にできます。

今シーズンの色づきは10月3日時点でまだ始まりの時期

本記事の基準日は2026年10月3日です。例年の目安に当てはめると、色づき始めの9月下旬から日が経ち、10月上旬の見頃の入口に立っています。赤や橙の紅葉を狙うなら、10月中旬までが目安です。

ウェザーニュースの紅葉情報は、2025年の更新を終えて、2026年のシーズンの情報を9月に掲載する予定としていました。今年の色づき状況は、紅葉情報のページと摩周湖観光協会の案内の両方で、出発前に確かめてください。

よくある疑問への答え

紅葉の時期にレンタサイクルは借りられるのか、という疑問があるでしょう。町内では複数の事業者が貸し出しており、紅葉の時期に限定してレンタサイクルを実施した例もあります。時期ごとの営業状況は、事前に各事業者へ確認してください。

自転車を持っていなくても走れるのか、という疑問には、走れますと答えられます。JR摩周駅、JR川湯温泉駅、川湯ビジターセンターなどで借りられます。

砂湯に入るのにお金はかかるのか、という疑問には、利用は無料で、定休日もないと答えられます。ただし、状況は変わるので、公式の案内で最新の情報を確認してください。

初心者はどのコースを選べばよいのか、という疑問には、川湯から砂湯の往復約14キロをおすすめします。

紅葉はいつ見に行けばよいのか、という疑問には、10月上旬から中旬が中心で、赤い紅葉を狙うなら中旬までに、カラマツの黄金色を狙うなら下旬から11月上旬と答えられます。

出かける前に確認したい3点

最後に、出発前に確かめておきたい点をまとめます。

1点目は、紅葉の最新状況です。見頃は年と場所で変わります。摩周湖観光協会への問い合わせか、紅葉情報サイトで、出発の数日前に確かめてください。

2点目は、コースの距離と獲得標高です。本記事で挙げた数字は、観光協会などの案内に基づく目安です。道道52号の細かな標高は確認できていないので、走る前に最新の地図で見てください。

3点目は、レンタサイクルの料金と貸し出し場所です。変更される場合があります。予約の前に、事業者の最新の案内を見てください。

屈斜路湖畔の秋は、川湯から砂湯の約14キロだけでも、紅葉と温泉と湖の景色が揃います。まずはこの一本から始めてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次